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マジレスしたくなる欲をグッとこらえる話

円滑なコミュニケーションを育むうえで、
冗談を言い合うのは大切です。

「あっ!この人、
 こういった一面があるんだ」
と思ってもらえれば、親しみを感じ
距離感を詰めやすくなります。

また、笑いにつながれば
「お互いの価値観が合う」と認識して
仲間意識が芽生えます。

なにより、その空間が
ほんわか優しい気持ちに包まれると
気持ちいいもの。

やっぱり、だれしも
ずっと気を張って集中して…では、
疲れちゃいますよね。


ただ…
人間は十人十色。

どういった話でも真面目に返す。

いわば、
マジレスする人もいます。

マジレスとは?
真面目にレスポンスするという意味。
レスポンスは返信・反応。

googie調べより引用

冗談話でも
「えっ!?それって違うよね」と
話をさえぎり正論をぶつける。

わざと嘘をついても
「間違ってるよ!」と怒鳴りつける。

相手からすると
一種の場を和ませるつもりでの発言が
マジレスによって、かえって
場が静まりかえり暗くなる。

いや~、
困りもんです💦


マジレスする本人は、
いたって真面目に会話しているだけ。

悪意のない状態だからこそ、
よけいに双方で「あっ…」と
どうしようもない感じを生み出します。


今回のテーマは
『マジレスしたくなる欲を
 グッとこらえる話』
です。

「マジレスが
 どうしても止められない」

「ついつい、
 真面目に返してしまう」

「反射的に正論を言って
 相手を困らせてしまった」

そういったマジレスする人へ
ぜひとも知ってほしい内容です。

では、いってみましょう(^^♪



✔マジレス
 したくなる心理

育った時代や家族構成、環境などで
だれひとりとして同じ人間はいません。

違いがあるからこそ、気づきもあり
人間関係に面白味が生まれます。

とうぜんながら、
真面目な人もいてもいい。

ただ、生真面目きまじめすぎるのは
周囲にとって困りものです。

なぜなら、真面目すぎるがゆえに
腫れ物をつつくように
「もしも、怒らせたらどうしよう…」と
必要以上に神経を使うからです。

真面目にもほどほどが
ちょうどよかったりします。


では、どうして
真面目すぎる人はマジレスするのでしょうか。

ひとつは

「正義感の強さ」です。


真面目すぎる人は、
人一倍に物事へ真剣に取り組みます。

真剣に取り組むからこそ、
その物事への執着心もハンパではありません。

そして、自分なりの
「絶対正義感」を作り出します。

”こだわり”ですね。

こうした…
”こだわり”にたいして
冗談や嘘を言おうものなら、
反論せずにはいられない。

自分の正義感を持ってるからこそ
「違うよ!」と言いたくなるのです。


ふたつ目は、
「他人を助けよう」と考えるから。

マジレスする人は、
困っている人をほうってはおけません。

なぜなら、
「困っている人は助けるもの」と
真面目に考えるからです。

一見すると、他人を助ける行為は
善意にあふれた素晴らしい行動だといえますが…

マジレスという観点からは、
要注意です。

相手が本当に困っているなら良いのですが…

困っているフリから冗談を言ったり、
場を盛り上げるために嘘を言うケースも
あります。

そうした見極めを難しくするのも
真面目過ぎる人の欠点でもあります。


マジレスしたくなる心理
 ①正義感が強い
 ②他人を助けたい



✓マジレスを
 グッとこらえる方法

マジレスしたくなる人は
正義感の強く、他人を助ける精神に
あふれた素晴らしい方です。

ただ、今回の問題となるのは
コミュニケーションです。

会話の中で生まれる
他愛のない冗談を
適材適所な言葉でかわす。

また、
異様な空気にならないように
笑って返答する。

そうしたマジレスしたくなる欲を
こらえて、ソフト返答するための
具体的な3つの方法をお教えします。


①「そうなんですね」と返す
②他者の課題に反応しない
③他人の目を気にしない

以上の3つです。
ひとつずつ解説します。



①「そうなんですね」
 と返す

相手から質問されないかぎりは、
「そうなんですね」と返答を心掛けてください。

基本的に
会話には主導権があります。

相手が会話の本筋をしゃべっているなら
それは相手の会話のターンです。

マジレスしたくなる人は
己の正義感の強さからか、
会話をさえぎってまで意見を言いたくなります。

そうした欲求を抑える意味でも
あえて「そうですよね」と共感する。

また、「たしかに…」「なるほど!」
「それもそうですね」などの返答もおススメです。

まずは、相手の会話をすべて聴く。

そうすることで間が生まれて
冷静な気持ちを取り戻すことへつながります。



②他者の課題に
 反応しない

マジレスしたくなる人は、
自分の課題以上に”他者の課題”まで
手をつけようと考えます。

それは
正義感の強さと他者を思いやる心を
持つからこそ。

けして、悪いことではありませんが
他者の課題を解決するのは
自分自身ではなく『相手の問題』です。

「これって、自分に関係ない」と思えば
もうそれ以上は踏み込まないこと。

そう考えるだけで、マジレスする一歩手前で
十分にブレーキとなり欲も抑えられます。



③他人の目を
 気にしない

マジレスしたくなる人は
人一倍、周囲の反応に敏感です。

「よく思われたい」
「認めてほしい」
「笑ってほしい」

など、周囲の反応を気にするがあまり
必要以上に表へ出て、自分の価値観を
押し付ける状態に。

また、「嫌われたら、どうしょう」と
思うからこそ、真面目にコメントする。

マジレスを発症させる傾向も
見受けられます。

だれしも
自分が大好きな人間です。

だからこそ、思った以上に
人は他人に興味を示さないもの。

反応がないなら、反応がないなりに
無の空間を楽しむ心の余裕を持つのも
大切です。

まずは、
自分自身の気持ちと対面する意味でも
周囲の目を気にすることなく
過ごすことをおススメします。



* * * * *




真面目に物事を考えたり取り組む姿勢は、
とても生産的で大切な考え方です。

自分の能力を高めたり、
新しい気づきを得るのは
生きがいへつながるからです。

ただ、コミュニケーションにおいては
”真面目すぎる”のは、ちょっと困りものです。

日常の何気ない会話でさえも
すべてを真面目に返されては
相手にとって「なに、この人?」と
不信感を抱かせる要因でしょう。

中身のない会話には、中身のない返答を。

冗談には、冗談を。

適切な会話のキャッチボールこそ、
コミュニケーションの本質です。


今回、マジレスしたくなる人を
対象にお話しさせていただきました。

しかしながら、そういった人にかぎらず
「会話って、難しい」と思う人にも
読んでほしい内容でもあります。


少しでもより多くの人へ
「コミュニケーション、楽しい!」と
思ってもらえれば幸いです。

では、また。
失礼します。

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