ジャズバード

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ジャズバード

好きなアルバムの紹介をしています。たまに映画や本の話題も。 ※気軽にコメントしてください。特に誤字脱字、情報の誤りに関するものは教えていただけると嬉しいです。

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    あまりレビューを書かないジャンルなので一つにしておきます。

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    レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます

  • 1970〜1974

  • フュージョン、ジャズ

    フュージョンを中心にモダンジャズ、ジャズファンク、フュージョンなどをまとめてあります。

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インデックス 

記事数が増えてきたのでインデックスを作りました。 厳選集 特に内容の良いものをまとめてあります。 スタッフ フュージョンバンドスタッフ関連のページまとめ アルバムレビュー 全てみたい人はこちらから 時代順 〜1950年代 1960年代 1970〜1975 1976〜1979 1980年代 1990年代 2000年代 2010〜 ジャンル ロック、ポップス ファンク、ソウル フュージョン、ジャズ ワールドミュージック、ヒップホップ、その他 音楽の本 小説、映画

    • 奥深き?見本盤の世界Lou Rawls - That's Lou(1967)

      今回は面白い企画を見つけたのでそちらに合わせて少しいつもと違ったスタイルで紹介していきます。いつもはあまり盤による違い等は気にせず聞いていますがこれだけは別なので少しその話をします。下の写真にもあるように盤の色はクリアレッド、真ん中のラベルはなんと手書きなうえに「物品税法第10項による見本」という注意書きが。見本盤やクリアレッド盤に関してはたまに見かけますがラベルが手書きやこの注意書きは初めて見ました。 ここからアルバムの内容の紹介です。本作は何といってもDead End

      • Toots &The Maytals - Funky Kingston (1973)

        ジャマイカを代表する音楽であるレゲエ。この言葉は今日紹介するトゥーツアンドメイタルズのドゥザレゲエという曲が初だそうです。そんな彼らの代表作となる本作ですがオリジナルが出たのは1973年です。しかしこの時点でジャケが2種類あり、その後1976年にタイトルはそのままで一部を74年のアルバムの曲に差し替えたものもあります。なので買う時は買う予定のものに記載された曲目とDiscogsを見比べてから買うことをおすすめします。今回はオリジナルバージョンを紹介します メンバー フレデリ

        • Deodato - Whirl Winds (1974)

          デオダートのMCA移籍後初のアルバムです。ただしアレンジや指揮はデオダートで参加ミュージシャンもいままでと同じなのでCTI時代とサウンドは全く変わりません。一応プロデューサーはクリードテイラーからデオダートに変わっていてライナーでもそこを強調していますが正直そんなに変わりはないかなと思います。  メンバー デオダート:キーボード、パーカッション、指揮、アレンジ、プロデュース ジョントロペイ:ギター ジョンジュリーノ、トニーレヴィン:ベース ビリーコブハム:ドラム ルーベンス

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        記事

          Weather Report - Tale Spinnin’ (1975)

           前作に引き続き世界各地のグルーヴをジャズと組み合わせたトロピカルでハッピーな一枚です。ただし曲の背景やタイトルにはニューオリンズ、中南米、アフリカ、スペイン、ポルトガルと具体性を帯びています。メンバーについて触れるとドラムのイシュマエルウィルバーンが極度のあがり症故にツアーではダメダメでスキップハッデンをサポートに入れていましたが脱退、ダリルブラウンが加入するも音が合わず脱退(なんと脱退後は脳外科医になったとか)そんなウェザーにピンチヒッターとして起用されたのが当時サンタナ

          Weather Report - Tale Spinnin’ (1975)

          Weather Report - Mysterious Traveller (1974)

          1stから2ndのアグレッシブなジャズロックとアンビエントなバラードから3rdでファンクビートを取り入れたウェザーですが本作でシンセサイザーの使い方をガラッと変えサウンドも明るく軽やかになったことでようやく後のウェザーリポートといえばという音の基礎が作り上げられたように思います。これはジョーザヴィヌルのキーボードへの探究心と世界各地のリズムや若い頃演奏していたブルース色の強い音楽の回帰思考とウェインのブラジル思考がガッチリ組み合ったことによるもので次作Tale Spinnin

          Weather Report - Mysterious Traveller (1974)

          John Coltrane And Johnny Hartman - S,T(1963)

          本作はバラードやデュークエリントンとの共演盤に次ぐ3枚目の企画盤で歌手のジョニーハートマンの伴奏を当時の黄金カルテットが務めるというなんとも豪華な一枚です。ジョニーハートマンはクルーナースタイルの歌手で力強くも甘いバリトンボイスは聴いていて自分もこんないい声で歌ってみたいと思わずにはいられません。一方のコルトレーンはモード手法を取り入れ過激な演奏をしていたのと同一人物とは思えないソフトでストレートな演奏です。また選曲もロマンチックな曲が多くて疲れた時とかに無性に聴きたくなりま

          John Coltrane And Johnny Hartman - S,T(1963)

          デイヴィッドサンボーンが亡くなったそうです。彼の歌うような演奏はギル・エヴァンス、フィービスノウ、ブレッカーブラザーズ等での素晴らしい客演が大好きです。今日は彼の名演を聴いて追悼したいです

          デイヴィッドサンボーンが亡くなったそうです。彼の歌うような演奏はギル・エヴァンス、フィービスノウ、ブレッカーブラザーズ等での素晴らしい客演が大好きです。今日は彼の名演を聴いて追悼したいです

          John Scofield - S.T(1977)

          6月にジョンスコフィールドが来日します。僕は会場まで遠いので行けそうにないですが行く方や興味が出た方のために予習として日本で製作されたファーストアルバムを紹介します。当時ジョンは日野皓正さんのバンドに所属しており二曲は当時の日野皓正バンド全員が、残りはリーダー抜きのトリオでの演奏になります。当時はまだ25歳の無名の新人でしたが既にそのスタイルはほぼ完成されています。 メンバー ジョンスコフィールド:ギター クリントヒューストン:ベース 日野皓正:トランペット(1、4) 日野

          John Scofield - S.T(1977)

          Lou Rawls - Live(1978)

          ルーロウルズはシカゴの教会を始めにブルースや様々なスタイルのジャズ、R&Bに触れ歌手になると慣れ親しんだそれらだけでなくスタンダードやソウルをも歌うようになりました。このようなジャンルにとらわれない活動は複数のジャンルに当てはまるようで当てはまらないために実力の割に評価は低いですがそんな彼の音楽的ルーツを振り返ったのが本作です。LP二枚にPIRからのヒット曲にジャズやスタンダード、過去のヒット曲を華やかなバンドを従え歌い、喋るのエンタメ色の強い楽しい一枚です。 メンバー ル

          Lou Rawls - Live(1978)

          Deodato / Airto - In Concert (1974)

          本作はややこしいことにデオダートとアイアートの共演ではなく2人の演奏を2in1にしたアルバムです。だいたいこういうのは同じミュージシャンの演奏を片面に固めて収録するスプリット盤にすることが多いですがなぜか2人の演奏がA面とB面の両方に入っています。さらにややこしいのが同じジャケットでアイアートの演奏をオミットしてLPで削られたデオダートの演奏を追加収録したCDもあります。買う時はよく確認してください。さらに下に貼ったSpotifyではA面のデオダートの二曲にオリジナル未収録の

          Deodato / Airto - In Concert (1974)

          Eric Gale - Part Of You (1979)

          エリックゲイルのCBSでの3枚目のアルバムです。いままで二枚はボブジェイムズのプロデュースでしたが本作ではラルフマクドナルドが担当。オーソドックスなこの頃のNY制作のフュージョンらしいサウンドですがベースがいない曲やエリック本人がオーバーダブした曲などベースギター的には面白い曲が多いです。僕の中ではリトルウォルターやフィルアップチャーチと3大顔の圧が強いジャケットの一つとしています。 エリックゲイル:ギター、ベース(2、4、5、6) スティーブガッド(1)、ハーヴィメイソン

          Eric Gale - Part Of You (1979)

          Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

          ウィントンケリーというとハードバップを代表するピアニストでリーダーとしてはもちろんサイドマンとしても多くの作品に参加しました。彼の特徴はよくスウィングしブルースやソウルのフィーリングに溢れた音色、優れたアドリブがありまた、主役をたてるバッキングができるためサイドマンとしても重宝されたのでしょう。このアルバムではそんなケリーの明るい面を強調した演奏で、メンバーにマイルスデイヴィスのリズムセクションに同じくスウィンギーかつブルージーでバッキングがうまいケニーバレルと陽気なジャズに

          Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

          笠井紀美子 With Gil Evans - Satin Doll(1972)

          1972年ギルエヴァンスは菊地雅章さんと共演するため来日します。その際それと同時に当時日本に住んでいたヘレンメリルとの共演が計画されかなり話が進んでいたもののヘレンは日本を出ることになったため代役として笠井紀美子さんとの共演に変更されます。この時のツアー中にスタジオに入り録音するというハードスケジュールだったうえに録音に参加したのはオーケストラからピックアップした9名だけという少しあのサウンドを実現するにはハードルの高そうな状況だったそうですがあの重厚なのに浮遊感のあるホーン

          笠井紀美子 With Gil Evans - Satin Doll(1972)

          Kenny Burrell - Midnight Blue(1963)

          タイトルに相応しいレイジーでアフターアワーズの緩いジャムセッションのような本作をブルーノート社長のアルフレッドライオンは自分の墓に入れて欲しいとまで言うほど本作を愛していました。その理由を彼は全ての音符がスウィングしているからと答えています。このアルバムを語るのにそれ以上何を言えば良いのでしょうか。 メンバー ケニーバレル:ギター スタンリータレンタイン:サックス(1,2,5,7) メイジャーホリー:ベース ビルイングリッシュ:ドラム レイバレット:コンガ ※ドラムとベース

          Kenny Burrell - Midnight Blue(1963)

          Art Taylor - A.T’s Delight (1960)

          どの世界にも「じゃない方」はいます。それは2人1組で活動していて目立っていない人。よく似た名前で知名度が低い方。ジャズ界で一番じゃない方といえばアートテイラーでしょう。もちろん「じゃない方じゃない方」はアートブレイキー。多くのセッションに参加してジャズメッセンジャーズを率いてソロアルバムを何枚も出してそこから巣立った優秀なミュージシャンは数知れず。一方のテイラーは参加したアルバム数は多いもののブレイキーには及ばず、ソロアルバムは少なく特に逸話なんかもありません。ただそれは比較

          Art Taylor - A.T’s Delight (1960)