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『お祈りメール』で心折れた時の対処法を個人投資家がアドバイス

GWが終わると新卒の就職活動が本格化する時期になる。最近は売り手市場で学生優位と言われるが、人気企業の入社が難しいのは今も昔も変わらないし第一志望の企業に入れない学生は少なくない。そんな学生たちの8割がその企業を嫌いになるそうだ。

君が就活するのはまだ先だが、「その時」に備えて個人投資家としてアドバイスを残しておこうと思う。中途採用に挑戦する社会人にも適用OKだ。

自分が就職活動をしたのは30年以上も昔のことだが、その気持ちは分からなくもない。筆記試験に適性試験、OB訪問から面接へ。

早めの面接で落とされるのであればまだしも、3回目、4回目の最終面接まで多大な労力と時間を費やし期待値もMAXになったところでお祈りメールはメンタルへのダメージが大きい。

ただ、企業側だって採用に慎重になるのには理由がある。君が入社して定年まで勤め上げた場合に企業側が支払う労働コストは数億円にもなる。

簡単に解雇が出来ない日本の法制度ではしっかり見極めて採用しないと大損害の可能性があるノダ。

しかしだからと言って入社を希望した企業を嫌いになったり、その会社の製品を購入しないというのは少々歪んだコンプレックスだし、自分の息子である君にはそんなコンプレックスを持って欲しくない。

そうは言ってもモヤモヤして気が晴れないと言うのであればGoodな方法があるので教えよう。これは個人投資家ならではのアドバイスにナル。

その方法とは・・・ズバリ

お祈りメールを送り付けた企業の株主にナルこと

労働者として超一流の企業に入るのは非常に高い能力と労力と費用がイル。そもそも大学入学前から難易度の高い大学に入るための勉強という労力、それを可能にする費用、そして能力と勤勉さが必須だ。

そして試験と何回にもおよぶ面接を勝ち抜くコミュニケーション力や勝負強さなども兼ね備えている必要がアル。

一方で株主にナルのに必要なのは「費用」だけだ。

高い偏差値も勤勉さもコミュニケーション力も必要ない。SPIも適正試験も面接もない。

たとえ君がヤバいサイコパスだったとしても、分数の計算さえ怪しい学力だったとしても、「お金さえ払えば」株主としてその会社の一部を所有することが可能ダ。

株主になれば労働者として給与を受け取る代わりに配当金が受け取れる(出ない企業もアル)。

その配当金を稼ぎ出してくれるのは君を蹴落として入社したライバル達だ。彼らが労働者として汗水たらして時には夜遅くまで残業して株主である君に貢献してくれる。

そして決算時にはその企業から株主様宛に丁寧な決算報告書が送られてくる(国内企業に限る)。何なら株主総会では君を最終面接で落とした役員に質問できる可能性だってあるし、一応議決権を行使することだってできる。

学生に大人気の財閥系総合商社や大手総合デベロッパーや広告代理店に大手マスコミやメガバンク。ゴールドマンサックスなどの外資系銀行だって株主になることが可能なのだ。

残念だがこの方法は上場企業に限るため外資系コンサルやら公務員、政府系企業などには使えない。

しかし、もし君が入社がかなわなかった企業が上場していれば不買行動をスルより健全な方法だと思うのだがどうだろうか。

初めてもらったボーナスで第一希望だった企業の株主にナルのだ。もしその企業の株価が高い場合は以下のような方法もアル。

ナニ?その企業をよく調べたら財務内容に不安がある?ライバルに押されて売り上げが低下傾向?大事なボーナスをつぎ込むのは不安だって?

入社しなくて結果オーライだったんじゃないか?
就活時に労働者としてその企業を調べる時より、投資家として企業を調査する方がよりシビアに見ることができたりスルからな。

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

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