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Carat あなたもわたしも益々輝く

「いろんなこと、今の方がええんでしょうけどね。そりゃ、ぜったいに」
「そうっすよね。なんか「でもね」みたいなん、も、あるっちゃありますよね」
 
月イチの髪を切りに行けた先日のこと。
 
年齢はわたしよりすこし下くらい?
いや、だいぶと下くらい? の店長と話していて。 

春というシーズン、人の入れ替わり、歓送迎会などという
ベタな話から始まって、呑み会についてこう言っていた。
 
「今は迂闊に声もかけれんですもん、若いスタッフとかにも。
かけにくいっつうか。めっちゃ気ぃ遣います。
敢えてぎりぎりに声かけて、断られても「あー、急に言うたからなー」って自分で納得できるようにしたり(笑)」
 
笑ってしもた。
 
「歳とったってことなんやろうなーこっちが(笑)」
 
いろんな笑えないけれど笑うしかない「あの頃」のエピソード合戦をしたり。
 
演劇(体育会系spiritの。もはやたぶん書き残さなあかんレベル&エピだらけ)なぞしてきて、そこからこのような仕事、
しかもフリーのわたしは今も色々ヤバい自覚はある。
 
でも、彼も言った。
 
「いや、美容業界もそうっすよ。
ここの店じゃないですけど。なんか失くしたら「朝まで探せ!」って言われたりとかそんな環境でやってきましたからね(笑)」
 
あかんなあ。あかんねえ。
 
「無駄な負けず嫌いでおかしいのにおかしいことに食らいついてきたから、
なんか、今の子が羨ましいとかもあるんかもしれへんのかな、って思ったりする。それ、ぜったいあかん心理やねんけど、あるんかもしれんなあ、って(笑)」
 
「それ、あるかもしれませんね。どう考えても今の方が正しいし、ええんですけどね(笑)」
 
このところ仕事中のBGMとして某関西FMを流しっぱなしにしている。
若い頃深く関わっていたときは毎日「いつかぜったい燃やしてやる」って思っていた局のひとつだ。
聴いている聴くための某アプリとその開発お披露目ラジオCMなどにも吐きそうなほど思い出がある。
でも、今、ツッコんだり笑ったりしながら聴いている。
選曲、逆にすごい、幅広い。つまりそういうリスナー層向けということ。
関西FM局の帝王的某DJはもう●●歳だがまだまだ超絶イケイケである。
リクエスト紹介の際、女性リスナーの年齢を「歳」では言わない。
宝石の質量単位に例えて紹介をする。
ノリとテンションと使用度多すぎるエコーとオヤジギャグ的なものと共に。
「益々輝く」という意味と願いを込めてなのだそう。
平日3時間の生放送内にはあちこちにあちこちのダイヤがきらきらだピカピカだ。ふふふ。いえーい。




某局は1時間に1回くらいの割合でわたしの大嫌いなドリカムを流す。
「勘弁してほしい」と思っていたらドリカムは今年デビュー35周年らしい。
35周年!   35カラットー!! 


大好きなWWEでは大好きなロック様が復帰してヒールで暴れまわっている。
歳とったし、古くからのファンは老害と言っているみたいだし、
うんうん、若い人らを出していかなあかんのはほんまにその通りだ。
でもなんだあのオーラは色気は。カラットどころちゃうで Rock is cookin'!


◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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詳しいプロフィールや経歴やご挨拶は以下のBlogのトップページから。
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めっちゃ、どうぞ。

Webマガジン「Stay Salty」Vol.33巻頭に自己紹介エッセイを寄稿しました。

12月Vol.34からは不定期コラムコーナー「DAYS」も書かせていただいています。

東京・湯島の本屋「出発点」では2箱古本屋もやっています。
営業日と時間は「出発点」のXをご参照ください。
ぜひぜひ遊びに来て下さい!  自己紹介の手書きペーパーもあり!

読書にまつわるエッセイ集(ZINE)、
tabistorybooks『本と旅する』もお店と通販で取り扱い中。

旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)。

noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
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こちらのバックナンバーも、さきほどの「出発点」さんに置いていますよ。

あなたとご縁がありますように。今後ともどうぞよろしくお願いします。


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