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空気 GW如何でしたか

GWの空気ってあるよなあ。
毎年思う。
きっかけや理由はあるようなないような、
家に居ても、外に出ても、どこかへ出かけても、仕事していても、
雨でも晴れでも、それでも、なんか、なんだか、「あるよなあ」と思う。
 
年末年始の空気のような?
似てはいないけど似た感じかもしれない。
街全体がふわふわ、わっと、上がるみたいな、
人の気持ちの熱が空気となって感じられるみたいな。
いや、それも、「気がする」だけかもしれないけれど。
そう、通常通りの人だって、いるものね。
 
夜、電車で爆睡している人をみた。
傾くように隣のお友達に寄りかかっている。
二人とも手には推し活グッズのようなものを持っていた。
「ああ、楽しかったのかな。やりきった充実感と、
張った気がほどけたのかな」
ちょっと心配になると共に、お疲れさま、と思った。
 
同じ車内でぬいぐるみを抱えている人をみた。
おおきなぬいぐるみを入れた袋をぎゅっ、として、座ってる。
ゲームセンターでとった? 誰かにもらった? わからない。
でも丁寧なラッピングじゃなく大きなコンビニ袋みたいな中の、
なんのぬいぐるみかはわからないけれど、
ちらと覗くそれと、彼女が、印象深かった。
下車してからもしばらく、頭の中から離れなかった。
 
どこもかしこも、ふつうの交通機関さえもちょっと混むようなさまに、
「お、おおっと」と共に「ふふ」となるのは、
こちらも、「ああ、皆GWやもんね」とか、
思う思える気持ちからなのかもしれない。
普段から人の多いところがあまり得意ではないし、
気をとても張ってしまうのだけれど。
 
そんなわっとした空気も今日くらいまでかな。
きのうは立夏。夏は目の前。
一日一日って、あたりまえだけれど、
毎日ちがっていて、空気も人も気持ちも体も日々違っていて、すごいなあ、すごいことだよなあ。
2024は、もう三分の一とちょっと、過ぎている。



わたしの連休前半と

連休後半

楽しくて、だいぶ、“ロス”です。うわー。


◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
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noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

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