もつにこみ

読めばホッとする、穏やかな日常を書く”平熱”のエッセイスト。モンブラン好き。妻と子(8…

もつにこみ

読めばホッとする、穏やかな日常を書く”平熱”のエッセイスト。モンブラン好き。妻と子(8歳・4歳・1歳)。引越業→地方公務員(市役所)。読むより書く側。コメント返信、遅れがち。いろいろと恐縮です。

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  • 『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

    • 4,030本

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    誰かが言っていた「本は人生のおやつである」。 おもに毎週木曜日に更新している、読書の記録「書もつ」 そして、エッセイを読んだ感想の「エッセイストのエッセンス」を収録。 投稿についているサムネイルは、ほとんどがinfocusさんによる作品。

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    旅の記録をつらつらと。毎週月曜日に更新しています。 早く行くならひとりで行け、遠くへ行くならみんなで行け。 (異国のことわざ) 投稿についているサムネイルは、infocusさんによる作品です。

  • 創作大賞2024【応募作品・読みたい作品・創作大賞感想】

    創作大賞2024に応募した作品、読みたい作品、感想文を収録しています。

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  • 固定された記事

僕の考える性別性について

考え始めると、なんだか深くに沈み込んでしまうような、性別やジェンダーの話。あ、でもこの記事は軽いです。たぶん。 最近、中性的と呼ばれるような容姿の人が増えてきましたが、容姿が変化するためには気持ちの部分での納得が増えてきた証拠だと思っています。 どういうことかと言うと、自分がそうであるという自覚はそれこそ幼い頃からある方もいるのですが、"中性的"という言葉を用意したり、こんな容姿や発言、行動が中性的ですよ、みたいに提示してくれるメディアがあったりして、社会的に認知(容認と

    • アイスクリームの日 #書もつ

      今日は、アイスクリームの日、らしいです。 確かに、暖かくなってきて、冷たいものが美味しい季節になりました。まだかき氷って感じではないけれど、アイスクリームなら美味しい。 かつての東京オリンピックの開催年に、連休明けのこの日に東京アイスクリーム協会が制定したのだとか。確か、無料でアイス配ってたりしますよね。 今週は読んでいる本でこの投稿が書けないと思い、久々に読書メーターを開いてみたら、過去の感想にリアクションがたくさんついていました。読んでいるけれど、読書メーターに記録

      • レビューの書き方を投稿したら、レビューしてもらった話

        昨年の秋、創作大賞のベストレビュアー賞を受賞することができた。その時の喜びや授賞式の様子を書いたら、祝福の言葉とともに、自分もベストレビュアー賞が欲しい!というコメントをいくつもいただいた。 受賞作品であった「クリキャベ」は、書籍化され、その感想をXやnoteでもよく見かけた。その投稿の中で、感想文は苦手で、とか、感想を書いたら作者に失礼かも、という謙遜を超えたやや後ろ向き(と個人的には思ってしまった)な表現も見受けられた。 しかし、どの投稿も、しっかりと作品を読み、その

        • 連休中に書いた有料記事、「目指せ!ベストレビュアー賞!」 Xで広めていただき、おかげさまで売れています。ありがとうございます!嬉しい! 値上げしては?とのアドバイスもあり、確かに安いかも、と考え中です。 https://note.com/monbon/n/ndbd763c26452

        • 固定された記事

        僕の考える性別性について

        • アイスクリームの日 #書もつ

        • レビューの書き方を投稿したら、レビューしてもらった話

        • 連休中に書いた有料記事、「目指せ!ベストレビュアー賞!」 Xで広めていただき、おかげさまで売れています。ありがとうございます!嬉しい! 値上げしては?とのアドバイスもあり、確かに安いかも、と考え中です。 https://note.com/monbon/n/ndbd763c26452

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        記事

          こどもたちの効能

          連休のある日、我が家に子どもたちが遊びにくる日が来ました。 家を購入した当初「誰かに遊びに来て欲しいよね」と夫婦で話していて、実際、お互いの実家はもとより、友人たちを呼んで、ちょっとしたホームパーティのようなものをしていたこともありました。 ただそれも束の間、子どもが生まれて時間が取りにくくなったり、モノが増えてなんとなく片付かなくなったりして、みっともない部屋のままに・・。いつの間にか「誰も呼べるわけないじゃん」という言葉を、子どもたちにかけてしまうようになってしまった

          こどもたちの効能

          ジェラート日和

          GWの最終日になってしまいました・・。今年は、特に出かけることもなく、ほとんど家で過ごしていました。五月晴れの続いた連休でしたね。 昨年も、下の子が生まれて1ヶ月程度だったこともあり、ほとんど外出しませんでした。上の子達のストレスをどうやって発散していたのでしょうか・・。まだ上の子が2歳ぐらいだった頃、GWに毎日のようにピクニックに出かけていたこともありました。 毎年、過ごし方に変化があるのは、子どもたちが大きくなっている証拠なのかも知れません。親は、ついていくというか、

          ジェラート日和

          目指せ!ベストレビュアー賞! 

          急に何を言ってるの?・・と思った方もいるかも知れません。僕も、タイトルを書いてから、本当に書けるのか・・、と怖気づいています。ふだん使わない“!”も使ってしまいました。 昨年の創作大賞2023において、幸運なことにベストレビュアー賞をいただきました。今年も創作大賞が始まって、何か恩返しのために書かねば!と筆を執った次第です。 ベストレビュアー賞は「創作された作品に触れた感想文等」に与えられる賞。”感想文等”と書いたのは、文章だけでなく、ファンアートも受賞されていました。

          目指せ!ベストレビュアー賞! 

          雑談 #毎週ショートショートnote

          「やっぱり、君の笑顔は嘘っぽいんだよなぁ・・もっと自然にできないの?」 もともと笑うのが得意じゃないから、作り笑いばかりだったけれど、いざ演技しろなんて言われても、ずっと演技だったっていうか・・。 「ちょっと休憩!」 近くにあった折りたたみ椅子に腰を下ろす。あの監督、厳しいけど作品できたら評価されんだよねー・・向かいに座った先輩俳優が苦笑いする。笑い方が上手なんだよなぁ。思わず、聞いてしまった。 先輩は驚いて、目を丸くしていた。お前、なんでこのギョーカイ入ったんだよ・

          雑談 #毎週ショートショートnote

          それ、聞く?

          それ、聞く? 子どもから聞かれたとき、そんなふうに思ってしまいました。別にやましいことがあるわけではないのですが、ギクリとしてしまったのです。正直に答えるだけなのですが、少しだけ考えてしまいました。 それは、夕食どきだったと思うのですが、平日の夜でした。質問はこうでした。 「パパって、何歳で逆上がりできるようになった?」 もったいぶったわりに、軽い内容だったかも知れません。逆上がり、できますか?何歳の頃にできるようになったでしょうか。 僕は、逆上がりができません。小

          それ、聞く?

          キャベツの投稿とクリキャベと #書もつ

          先月発売された、創作大賞2023受賞作「クリームイエローの海と春キャベツのある家(せやま南天)」(以下、クリキャベ)を読みながら思い出した、せやまさんの投稿がある。 ・・確か、あれはキャベツの話だった。 あらためて読み返してみると、なんとその投稿はクリキャベで描かれていた「家事」の話しで「母親」の話しだった。 小説家さんにも様々な方がいて、日常生活に近い視点で描く方もいれば、全く想像だにしないヒリヒリ感を描く人もいる。 およそ2年前から、もしかしたら物語の萌芽が生まれ

          キャベツの投稿とクリキャベと #書もつ

          子たちの懇談会

          先日、子どもたちが通う保育園の懇談会がありました。 開始時間を把握せず、僕が行くことだけを覚えていたら、休日の朝のぼんやりとした頃に、妻から「もう始まっちゃうよ!」と言われて、慌てて園に。 兄弟たちのために時間を分けてクラスを分けて開催してくれる懇談会。前半は、数日前から慣らし保育を始めた下の子のクラス。 3人目だからこそ、園が年々工夫してきてくれたことがわかります。支度を簡素化したり、使いやすいロッカーや、たのしそうなおもちゃも見ることができました。 初めての保育園

          子たちの懇談会

          連休明けは、火曜日です

          ある日の帰り道に乗った、駅まで向かうバスでのことだ。 大勢の人がバス停に並んでいた。列に並んで乗り込んだ車内は混み合っていて、立っていた僕の背中合わせで立っている二人組の会話が聞こえてきた。 「今日もバス混んでますね・・」 「そうだね・・、そういえば初めてのお給料で何か買ったの?」 どうやら、すぐそばにできた企業の社員の先輩後輩らしい。若手は新入社員らしく、初々しい受け答えをしていた。初任給で何を買ったか、という問いは個人差があって面白い。 ちなみに僕は、実家に暮らし

          連休明けは、火曜日です

          ジャズやるべ

          田舎の女子高生が、たまたま出会った音楽にのめり込み、ビッグバンドを組んで演奏する映画といえば「スイングガールズ」です。 劇中、ビッグバンドで演奏されている数々の名曲が流れますが、観客にとってよく知られていたのは、「イン・ザ・ムード」だったのではないでしょうか。年上の人には「カニたべたーい!」で始まるレストランのCMのBGMだと話すと、すぐピンとくる、あのメロディ。 映画が公開されたのは、2004年。その頃、僕は大学3年生でした。 奇しくも、ビッグバンドのサークルに所属し

          ジャズやるべ

          パフェの悔しさをプリンで果たす

          毎年の楽しみ、という存在は持っているでしょうか。毎年同じような時期にある、自分の好きなもの。いくつもある方もいるでしょうし、これだけは外せない!と楽しみなのか、義務なのかわからないくらいに拘っている方もいるかも知れません。 我が家のおなじみカフェ・クルミドコーヒーは春になると、くるみを主役にしたパフェを出します。大抵、4月に入ったあたりで発売されるため、ここ数年は新年度が始まって数日経って、仕事の隙間をぬってお店に行って食べることができていました。 しかし、今年は販売時期

          パフェの悔しさをプリンで果たす

          自慢していい、と言われたから

          創作大賞の期間が始まって、昨年受賞されたお二人が対談したことがnoteさんによって投稿されました。 そのお二人とは、”クリキャベ”のせやま南天さんと、“卯月”の秋谷りんこさん。お名前はどちらもペンネームなのですが、こうして見ていると、どちらもそのペンネームがしっくりくる気がしてきました。 昨年の創作大賞では、僕は応募するためにまっさらの状態から書いた作品はほぼなく、2本のエッセイを1本にまとめたくらいで、ほかは過去作にタグをつけて応募していました。 正直なところ、個人的

          自慢していい、と言われたから

          性能 #毎週ショートショートnote

          「あなたの春を奏でよう」 ヤマハから発売された最新のアコギは、演奏者の心情を読み取って微妙な調弦を自動で行い、サウンドホールの内部をAIによって調整する、これまでになかった楽器だ。 心情を音に乗せるというのは、簡単にできることではない。楽器の演奏自体がとても難しいのに、さらに自身の心情をこめた音を出すなど、何十年もかかってようやくできるものかも知れない。 そんな技術が本当だったとして、たった100万で買えるなら安いもんだ。 この楽器は、演奏者がイメージする春が、聴衆に

          性能 #毎週ショートショートnote