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ノルウェー オスロに2泊3日の女子ひとり旅

みんなーついに北欧に来たよーー!ちょっと大声を出せるほど、北欧は念願の旅行だった。数年前から気になり始めて、今回長めに連休が取れるとわかってすぐ北欧行きを決めた。4カ国一気にまわるのは賛否両論ありそうだけど、行ってから語りたい好奇心旅行タイプの私は、強行突破で2泊3日ずつの旅を組み立てた。

なにしろ、先月のポルトガル旅行と違って直行便がある。13時間のフライトが短く感じる。

もちろんフィンエアーで。
フィンランド時間に合わせて
めちゃくちゃ寝ぼけながらご飯を食べて
まずはヘルシンキに着いた

ここから、ノルウェーまでの飛行機の乗り換え時間は1時間半。けれどもヘルシンキまでの飛行機が45分遅れたので、ヘルシンキ空港で信じられないほど走るハメになった。もうみんな着席状態の飛行機に急いで乗り込んだ。

そこからは1時間ほどでノルウェーのオスロへ。なんとかつけてめちゃくちゃ安心した。

空港特急で市街地方面へ
これから何度もお世話になる地下鉄

オスロでは公共交通機関に乗り放題の1日券を2枚買った。券売機では買えなくて、なんと駅のキオスクで店員さんに話しかける方式だった。わかりづらい…。最初に乗る時に、駅のアクティベート用の改札みたいな機械にタッチするのも忘れずに!

そして駅で腹ごなしのためのパンも買った。のだけど、乾いたパンが800円もして、私は寂しい気持ちになってしまった。ここで、仕方がない。今回は食事にはお金を使っちゃうかもしれない、とは思えずに、食べる量や頻度を減らそう、となるのが私である。先に言ってしまうと、残念ながらこのノルウェー編は、ご飯には恵まれない。

あとから聞いたら、パンは特に高いらしい。

気を取り直して散歩をしてみる。やっぱりヨーロッパの街並みはいい。オスロの街は歴史を感じる場所が多いと思った。ホテル(Super stay hotel)に荷物を預け、朝から観光だ。

まず最初の目的地はオペラハウス。洗練された白い建物はかなりインパクトがある。

そこからの海が綺麗
上まで登ってみることに
ちなみに、結構な傾斜だ
景色、よい、、!
街も海も一望できた

オペラを見るわけではないので、ムンクの絵を見に美術館へ。オペラハウスからもほど近い場所にある。

外観もおしゃれ
フラッシュをたかなければ撮影可能だそう
かの有名なムンクの「叫び」

叫びは、ボードや紙など、キャンバスよりも弱い素材ということで、あまり光が当てられないらしい。30分おきに3枚が入れ替わりで見られる特別な展示方法になっていて、同時に3枚が見られることはない。3つとも見るためには、少なくとも30分と少しは待つ必要がある。(1枚目の展示の最後のタイミングで到着し、2枚目の展示が30分間行われ、3枚目に切り替わるという場合。残念ながら、これを狙うのは困難。)

体験型の展示も。
美術館の上まで上がると、展望台のようだった。
カフェがかわいい。

さて、美術館をゆっくり満喫したところで、次は屋外を散策する。アーケシュフース城へ。

Akershus Fortressへ
とても天気がよくて気持ちいい
ここからお城の方へ。
ひなたぼっこをしている人も多かった

ヘルシンキの早朝は、外気温が2度と言われていた。25度くらいの日本から飛んできて、しかもバックパックで荷物の少ない私は、セーターなど、2枚しか持ってきていなかった。オスロが昼にかけて暖かくなり、それだけでかなり嬉しい。

さて、今度は地下鉄に乗って、ノルウェー王宮に行ってみる。
イエローの建物がかわいらしい

ちなみに、大規模なマラソンイベントが開かれているようで、かなり人が多かった。ポルトガルといい、最近はどこかに行くたびにマラソン大会とバッティングする気がする。今回の大会は、レースというよりみんな好き勝手に走る健康イベントみたいに見えた。

ランナーと観光客と市民が入り乱れていて面白かった

さて、今日の夜ご飯は節約のためにパンにする。ノルウェー料理もピンとこないのでホテル近くで買ったフォッカッチャは、1,600円くらいして卒倒しそうだった。フィンエアーでブルーベリージュースが美味しかったから買ったジュースも、まさかの酸っぱい別のベリー。ビタミンを取れるのはいいことだ!と、これで疲れをとっていく。

ちなみに、ホテルはツインだった。夜は9時近くまで明るく、子供の声が響いていた。遮光カーテンありがたい。


2日目

朝。5時半からこれくらい明るくて、体内時計がしっちゃかめっちゃかだ。今日はホテルの朝食をオプションでつけることにした。2,500円でビュッフェ形式らしい。

野菜もパンも惣菜も取り放題で、ありがたすぎて泣きそうだった。ここで3食分の栄養を取り切るくらいの気概である。もちろんおかわりした。そしてチョコパンをおやつに包んで帰った。

この日の難点は、冷たい雨なこと。天気がよければ散歩にも精が出るが、気温が5度程度なのだ。しかたがないので、とりあえずスキー博物館には向かうことに。Holmenkollbakkenは、昔はスキーのジャンプ競技が行われていて、そこを博物館にしたものだそうだ。

電車で北上して、だんだんと街から民家がへり、丘に近づいている。そしてありえないほど冷たい雨が降っていた。小雨なので傘無しで歩くが、みんなニット帽やマフラーをしている。私はニットにフリースにウルトラライトダウン。頬と耳がざわわと逆立ち、時折切られるような風が吹いていく。体がこわばる。

これがそのジャンプ台だ。駅から坂を20分ほどあがる。
信じられないことに、雪がぱらついてきた

あまりに寒くて外にいられないので、逃げるように屋内へ。暖房が効いていて暖かく、思わず上着を脱いだ。

博物館の中へ
スキーとノルウェーの歴史について
詳細で工夫を凝らした説明がたくさん!

子供でも楽しめるような体験型のブースや、動画の説明など、盛りだくさんの場所だった。

そしてタワーの方へ
展望台になっていて、景色を見られる
ここから滑るのか…
無理すぎる…絶句
寒さを除けば、景色はとても綺麗だった

寒さに終始震えながら、また帰路に着く。ジャンプ台をこんなに近くで見られるのも珍しいと思うので、行ってみてよかった。ジャンプ競技をする人の勇気、はんぱじゃない。

さて、オペラハウスの方に戻ってきた
かもめがめっちゃいる

ノルウェーといえばフィヨルド、とみんな言う。ただ、今回2泊3日、無計画でオスロに来た人間が本格的な北のフィヨルドツアーに突然参加するのはハードルが高すぎた。(しかも天気も悪い)

なので、オスロ港から周辺だけを1時間半でまわってくれるツアーに参加するか迷っていたのだ。晴れなら間違いなく綺麗だろう。じゃあ雨の日だったら…?となかなかふんぎりがつかなかった。

でも、ここで参加しなければあまりにもすることがない!そういうわけで、ノルウェーらしい経験をするために乗ってみることにした。

やっぱり天気は悪い
船内はゆったりしていて、雨なので人も少ない

ちなみに、晴れていた昨日は長蛇の列ができていた。こんなにも違うものなのか!

そしてずっと、綺麗だけど晴れならもっと…という景色が続く

ちなみに、寒すぎて甲板に出ても写真だけを撮って5分ほどで船内にもどった。船内は寛げるので、もう6,000円くらい払ってゆったり暖をとりにきたと思えばいいのでは?という新境地に。

ツアーの後は、公立図書館に行ってみることにする。雨だし、北欧の図書館も気になっていた。どんな場所だったかは別の記事に感想を書いてみた。

ひとことでいうと、めっちゃ寛容

図書館であたたまって、テンションも回復した。市民の日常にも触れたところで、これ以上冷えこむ前にホテルに戻ることにしよう。

ホテルの前にたくさん花が咲いていた

最後の夜は、ベリージュースと一緒にキオスクで買った麺。どうしても温かいものが食べたかったのだ。ホテルでお湯をもらって、久しぶりにあったかいスープを飲む。

3日目

朝6時にはホテルを出て、空港へ。今日も天気はよくない。次はデンマークだ。

こんな寒さでひいひい言っている私は、絶対に冬の北欧は耐えられないんだろうな。晴れたら嬉しくて春になると日向ぼっこをするという北欧の人たちの気持ちが少しだけわかった気がした。そしていつかは、本格的なフィヨルドツアーに参加したいな。


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