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すきなことばと、好奇心。|旅と読書と恋のエッセイ 🌿| 毎日6:30更新・土曜はメンバ…

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すきなことばと、好奇心。|旅と読書と恋のエッセイ 🌿| 毎日6:30更新・土曜はメンバーシップ | 2020/11からnoteで毎日更新を継続中、公式コンテスト受賞4回 | 等身大のご自愛旅 | 江國香織とaikoがすき

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    旅をしたまちの想いと記憶を残すマガジンです

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お寺の門には萌えが詰まっている

本命に出会った。初めて南禅寺の三門に対面した時、私はそれを確信しました。 京都には5度目の訪問だったあのときから、私は京都を訪れるたびにそこで時間を過ごしています。最初に私を連れて行ってくれた友人は、隣で私がそんな衝撃を受けていたとは露ほども知らなかったでしょう。ただ無邪気に水路で写真を撮っている23歳の女の子だと思ったに違いありません。ところがみんなが写真映えにはしゃいでいる間にも、私はひとりその門の力強さに圧倒されていたのです。 これです。これが南禅寺の三門です。トッ

    • 半年で読んだ本をふりかえる 『夜明けのすべて』ほか

      読んだ本のことを覚えているのがあんまり得意ではないので、記録をつけるようにしています。三ヶ月に一度が目標だったのに、気づいたら前回からは半年以上が経ってしまっていました。引越しや仕事の変更など大きなライフスタイルの変化で、正直ほとんど内容を覚えていないものもあり、なんなら読んだことすら忘れて取り上げられないものもあるかもしれないのですが、記憶の整理のために書き残しておきます。最近のものの方がコメント多めです。 *** 『ざらざらをさわる』三好愛ぽわんとした優しく、どこか儚

      • コペンハーゲンのホテルmayfairがかわいすぎる

        コペンハーゲンで2泊したホテルの内装が可愛すぎたので、記録しておきます。デザインや建築が有名なデンマークはカフェなども内装が可愛くて、ポップで楽しいのですが、このホテルにもテンションがあがりました。平日エコノミールームのひとりの宿泊で1泊21,500ほどでした。(めっちゃ高そうに見えるけど、北欧である程度快適なひとり部屋…と思ったら安いくらいかもと泊まってみて思いました) 街歩きでも十分楽しいコペンハーゲンですが、ホテルに帰ってからも居心地がよくて嬉しい滞在期間でした。ちな

        • 〜5月の勉強日記〜模試でしっかり撃沈する

          最近、「よく旅しているね」と「よく勉強しているね」を同じくらい言われるようになりました。どうも、8月の中小企業診断士試験に向けて勉強中の、まゆです。 5月の連休に特大の北欧旅をしておいて、今年のうちに診断士に受かりたいなんてしゃらくさいと思われるかもしれません。ところが本人は遊びに勉強に本気なので、私も自分の時間の使い方には手を焼いているところです。さて、前回からの1ヶ月の大きな進捗は、模試を解いたことでした。 LECの全国公開模試を自宅受験しました。(本当は本番さながら

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          「快楽主義になって」とお願いされたことがあります

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          「快楽主義になってよ。」 いわゆる体の関係の男性に別れを切り出したとき、私が実際に言われた言葉である。今思えば人生で言われない言葉ランキング30位には入るんじゃないか。え、ほんとはみんな言われてるけど隠してるだけなの? 申し訳ないが、快楽主義なんて、私からいちばん遠い言葉だ。(この文章の始まり方からでは説得力がないかもしれないが。)その人のことはタイプだったけど、こんなこと言っちゃう人なのねと普通に冷めた。しかも別れを切り出したときにそう返すセンスの無さ。せめてことの最中

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          「快楽主義になって」とお願いされたことがあります

          この人に大切な文章という場を教えてしまいたいという厄介な感情

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          これは1年くらい前に書いていた文章で、その時には彼氏に文章を買いていることを伝えていませんでした。最近当時の話になったので、眠らせたままの文章を掘り返してみました。 ============ 以前から何度か書いているように、私は自分が文章を書いていることを恋人に言っていません。すでにnoteでの毎日投稿は900日を超えていて、日々の余暇的な時間のほとんどが書くことに充てられているにもかかわらず、彼は何に時間を溶かしているのかさっぱり知らないのです。 彼の中では、「まあぼ

          この人に大切な文章という場を教えてしまいたいという厄介な感情

          実は、彼からまだ誕生日プレゼントをもらってません

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          いやいや、私の誕生日いつだよと思われたかた、そうなんです。私、1月生まれなので、ほとんど4ヶ月が過ぎようとしています。別に愚痴ではないけどね。

          実は、彼からまだ誕生日プレゼントをもらってません

          本命かどうかはっきり聞けない恋なんて。

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          今でこそ恋人相手に存分に言いたいことをいい、話し合いの場を積極的に設けている私だけれど、かつては相手がどれくらい自分のことを大切にしているのかなんて聞けない時期もあった。彼と会わない日には寮の部屋でひとり、彼が私のことを好きであろう「痕跡」を探してみては自分をなだめてみて、でも会っても決してLIKE以上の関係にはなれないなんて、私は一時の遊びなんだなと何度も落ち込んだ。 付き合って欲しいとは言えなかったし、付き合えない理由も自分からたくさん見つけてきた。留学中、現地の人と付

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          本命かどうかはっきり聞けない恋なんて。

          メンシプ)日常に埋もれた私は、いつまで愛されるのだろうか

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          ※月に5回の更新をしているメンバーシップ記事。いつもは土曜日ですが、今月は土曜日が4回だけなので、平日にも1記事投稿します。 冷蔵庫の一番下の段を足で閉めるような女を、彼はいつまで愛おしく思えるのだろう。 足で閉めるのは紛れもなく私で、それを同棲中の彼氏に指摘された。まあ、私が彼と生活して気になった彼の癖を話したあとに、何か私にはないのかと聞いたことへの回答なんだけど。自分で求めておいて、ちょっとぎくっとした。

          メンシプ)日常に埋もれた私は、いつまで愛されるのだろうか

          わたしたち、喧嘩のしかたがわからない

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          恋人と同棲を始めて早くも3ヶ月が経とうとしている。このまえ彼が夕飯の片付けをしている後ろ姿をぼうっと眺めていたら、ついに「水回れの汚れってどのくらい気になる?」と質問をされた。しまった、これは、怒られるやつだ。私がしゅんとして答え方を迷っているところを悟り、「試しているとかじゃなくて、調整のための確認」と言い添えてくれる。 正直、私はほとんどの汚れが気にならない。だって生きるための優先度として、掃除は最もその地位が低いから。食べないと、服を着ないと、生きていけないけど、どん

          わたしたち、喧嘩のしかたがわからない

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          「快楽主義になって」とお願いされたことがあります

          「快楽主義になってよ。」 いわゆる体の関係の男性に別れを切り出したとき、私が実際に言われた言葉である。今思えば人生で言われない言葉ランキング30位には入るんじゃないか。え、ほんとはみんな言われてるけど隠してるだけなの? 申し訳ないが、快楽主義なんて、私からいちばん遠い言葉だ。(この文章の始まり方からでは説得力がないかもしれないが。)その人のことはタイプだったけど、こんなこと言っちゃう人なのねと普通に冷めた。しかも別れを切り出したときにそう返すセンスの無さ。せめてことの最中

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          ノルウェー オスロに2泊3日の女子ひとり旅

          みんなーついに北欧に来たよーー!ちょっと大声を出せるほど、北欧は念願の旅行だった。数年前から気になり始めて、今回長めに連休が取れるとわかってすぐ北欧行きを決めた。4カ国一気にまわるのは賛否両論ありそうだけど、行ってから語りたい好奇心旅行タイプの私は、強行突破で2泊3日ずつの旅を組み立てた。 なにしろ、先月のポルトガル旅行と違って直行便がある。13時間のフライトが短く感じる。 ここから、ノルウェーまでの飛行機の乗り換え時間は1時間半。けれどもヘルシンキまでの飛行機が45分遅

          ノルウェー オスロに2泊3日の女子ひとり旅

          自主インタビュー企画が誰かの「きっかけ」になっているかもしれない

          文章を書いてよかったと思う出来事がありました。私が書いたインタビュー記事を読んだ人が、その人のイベントに足を運んでくれたというのです。何で知ったんですかと聞いたら、「この記事を読んで〜」と言う人が、どうやらこれまで一人だけではなかったと!ほんとうですか!! 具体的には、以前このインタビュー記事を書いたのですが、それからカレーのポップアップやお店に訪れる人で記事を読んで知ってくれた人がいたんだとか。記事からしばちゃんのインスタに飛んでくれる人もいるみたい。 だれかのきっかけ

          自主インタビュー企画が誰かの「きっかけ」になっているかもしれない

          ノルウェーの市民図書館はどんなところ

          図書館のイメージ。例えば本を読むために、静かに、飲食禁止で、学校のような硬いイスとつくえが並んでいるようなところ。本を読むか学生時代の自習くらいでしか寄り付かなかったところ。ちょっと厳しくて、すぐに注意が飛んできちゃう場所。 そんな固定観念がノルウェーの市民図書館で覆された。まず、みんな自由になにかを食べている。私の横で勉強していた学生は、ピザを食べながらパソコンを叩いていたし、親子でバナナやお菓子を食べている人もいる。あまりに自然なので、逆にびっくりして二度見してしまった

          ノルウェーの市民図書館はどんなところ

          『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を読んで

          自分で自分のことをうまく認めてあげられないと、なんでこうも苦しいのだろう。誰かに認めてほしい、自分の弱さも含めて受け止めてほしいと思うのに、それを曝け出すことはできなくて、また自分を責めてしまう。完璧に見える誰かのようにできないとダメに思えて、きっとその相手も完璧じゃないのに、比べてしまう。それは家事だけではなく、人生のいろいろな場所で「コンプレックス」として私たちが向き合い続けてきたものなのではないだろうか。 完璧な人なんていないし、頑張りすぎなくていい。それを教えてくれ

          『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を読んで

          何もしない贅沢を私は享受できるか

          ヘルシンキで乗り換え、北欧ひとり旅の一カ国目はノルウェー。五月になるというのに気温が一桁のこの地域では、先月訪れたポルトガルとは全く違う雰囲気を感じた。気候の厳しさ、生きることの深刻度合いが全く異なるのだろうという直感に、私の体は少しだけこわばる。真夏日のニュースが続く日本を飛び出し、バカンスは静かに始まった。 ヨーロッパに来てから、ずっと昔の祖父母の足取りを辿っているような気もする。ヨーロッパ旅行が大好きだった祖母と博識の祖父は、元気だったころは毎年のように旅行していた。

          何もしない贅沢を私は享受できるか

          SanSanさまから、受賞の記念品が届いたよ・・・!

          先日感謝のnoteを書いたばかりですが、またまたお題企画で嬉しいことが起きました。noteを続けていると、なんだか予期していなかった日常のほくほくがあるので、毎回励まされます。 noteさんから受賞のご連絡を受け、公開されて数日、またご連絡をいただきました。Sansanさまから受賞の記念品をいただけるとのこと。そして連休が明け、お題企画の#会社員でよかったことの記念品が届きました。なんとなんと。そんなの企画の時には聞いていなかったのに、素敵なサプライズでした。じゅう数年ぶり

          SanSanさまから、受賞の記念品が届いたよ・・・!

          この人に大切な文章という場を教えてしまいたいという厄介な感情

          これは1年くらい前に書いていた文章で、その時には彼氏に文章を買いていることを伝えていませんでした。最近当時の話になったので、眠らせたままの文章を掘り返してみました。 ============ 以前から何度か書いているように、私は自分が文章を書いていることを恋人に言っていません。すでにnoteでの毎日投稿は900日を超えていて、日々の余暇的な時間のほとんどが書くことに充てられているにもかかわらず、彼は何に時間を溶かしているのかさっぱり知らないのです。 彼の中では、「まあぼ

          この人に大切な文章という場を教えてしまいたいという厄介な感情

          去年につづいて、今年も下書きをつくってみる

          去年の春にライタースクールに通った私は、あまりにも時間がなくなることを見越してnoteの下書きを用意しました。1ヶ月分くらいだったか(調べたら50日分とか言ってました)。それとスクールの課題を織り交ぜながら、毎日投稿を続けていたのでした。 下書きを作ること自体は私は肯定派で、それによって書きたいものを書きたいときにかけるのはいいことだし、イマイチと思う文章を出す確率が減るならむしろ使いたいと思っています。毎日にこだわるかという点には賛否両論あるものの、それによって生活の中で

          去年につづいて、今年も下書きをつくってみる

          世界一といわれるルイジアナ美術館は本当におすすめの場所でした

          デンマークで私が一番気に入った超絶おすすめの場所、それはルイジアナ美術館です。世界一美しい美術館と言われるそうですが、納得。晴れたあたたかい日なら丸一日を過ごしたいと思うほどでした。短い旅行中なのでそれはできなかったけれど、コペンハーゲンに行く方にはぜひおすすめしたいので記録を書いておきます。 コペンハーゲンの中心部から電車で1時間ほどの場所にあるルイジアナ美術館。駅からも15分ほど歩きます。11時の開館に合わせ、10分ほど早く着きました。 開館直前は、長蛇の列でした。上

          世界一といわれるルイジアナ美術館は本当におすすめの場所でした

          連休前に何時の電車の何番ドアから乗ってたっけ

          仕事。そうか、私の日常は仕事からできていたんだっけ。すっかり忘れていました。美術館を巡って散歩していりゃいい人生じゃなかったわ。そりゃそうだ。 仕事に戻るとき、連休明けでも普通の週末明けでも、あまりにもフルスロットルをかけるのはやめた。理由は単純で、壊れるから。社会人1年目のとき、五月病がしんど過ぎて、5月末の2週間に毎日のようにフレックス退社をして同じ映画を10回ほど観に行っていた。 やることを終わらせていれば文句を言われない職場とはいえ、上司にさすがに少し心配された。

          連休前に何時の電車の何番ドアから乗ってたっけ

          2度だけ話したことがある、あの人からの異動のあいさつ

          その日メールボックスを開くと、珍しい名前を見つけた。懐かしいわけではなく、普段は業務上の関わりもない人。どうしたのかなと思ってメールを開いたら、異動のあいさつだった。 その人とは、二度会ったことがある。確かひとつ年下の、濡れたような黒髪にパーマの似合う、会社の同僚だ。一度は業務の延長の交流会で、二度目はサシ飲みに誘われてだった。大きな目をした、パワフルで美人な子だった。 *** 混み合った店内に、5番様で〜すと声が響く。すでに頭まで赤く染まったおじさんたちをかき分けて進

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