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Carat活動ストーリー

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「AIジョブサーチ」「求人Hub」「GLIT」などを運営する株式会社Caratのnoteをまとめたマガジンです。 https://www.caratinc.jp
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記事一覧

OpenAI gpt-4o でzero shotで異常検知(Anomaly Detection)を試してみる

はじめに こんにちは、Caratの脇山です。 先日 gpt-4o が発表リリースされました。 性能、速度、料金などがアップデートされましたね。 詳細は他の方の記事や公式のドキュメントにまとまっているので触れませんが、特にトークナイザの改善と音声モデルの処理が一つのニューラルネットで完結できる点に感動しました。 具体的にはトークナイザ改善でより高速、高性能、低価格を実現できる点や 音声が 音声 -> テキスト -> 音声 の3つのパイプラインを通って生成されるのではなく、

【入社エントリ】株式会社Caratに入社して2ヶ月が経ちました

はじめに今年の二月中旬頃から株式会社Caratに参画させていただき、求人Hubプロジェクトでバックエンドエンジニアとして日夜開発に勤しんでいます。 大学、大学院では数理工学、その中でも複雑ネットワーク論(グラフ理論)を専攻していました。生態系の変化や感染症の伝搬のモデル化などを中心に学んでおり、さらに変化させて噂の伝播や交通渋滞などについても研究しておりました。 前職はサイト内広告の検索エンジン開発に携わっておりました。ここでは検索ワードに対して、サイトの記事や広告をレコメ

【対談企画#3】AIジョブサーチ開発メンバーの取り組み

Caratが2023年11月にリリースをしたLLMを活用した対話型求人検索サービス「AIジョブサーチ」。LLMを用いてAIと対話するように求める求人を探せるサービスとして、日々プロダクト開発を行っているが、今回はAIジョブサーチに関わる正社員エンジニアの脇山に対して松本がインタビューを行いました。Caratで働くエンジニアメンバーの取り組みや、AIジョブサーチの未来について対談を通しての考えを本記事でまとめています。 <対話者> 松本(@Na0KiMatsumoto) 脇山

【対談企画#2】 COOが語る、事業の変遷と会社の未来

株式会社Caratは「新たな価値を発明し続ける」をミッションに2023年12月から8期目を迎えました。7期目は求人Hubを中心に大きく事業が伸びた期となり、事業の成長を牽引した求人HubのプロダクトマネージャーでCOOの中井にインタビューを行いました。前職からの同期である松本と中井の対談から、事業の変遷とこれからの未来についてどう考えているか、それぞれの考えを対談形式でまとめています。 対話者 CEO:松本(@Na0KiMatsumoto) COO:中井(@YukiNaka

【対談企画#1】 CTOが語る、創業から現在までのCaratの変遷

株式会社Caratは「新たな価値を発明し続ける」をミッションに2023年12月から8期目を迎えました。7期目は会社としてミッションやバリューを一新し、ARRの伸びやLLMを用いた「AIジョブサーチ」のローンチなど多くの変化がありました。今回は創業期から現在までのCaratを知る、CEOの松本がCTOの斎藤に、Caratの過去、現在、そして8期目やその先の未来がどのように変化していくと考えているか、対談形式のインタビューを行いました。 対話者 CEO/松本(@Na0kiMa

バックエンド完結プロダクト「求人Hub」を運営する開発チームに迫る

2023年11月期に大きく成長し、ARR 2.4億円に到達した求人Hub。 現在はPdM+バックエンドエンジニアの数名のチームで構成され、実際にユーザーが触るプロダクトがなくても売上が急拡大している理由に迫るべく、求人Hubチームにインタビューを行いました。 〈インタビュイー紹介〉 斎藤:CTO 中井:COO 兼 求人Hub / プロダクトマネージャー※当時はベトナム在住のためオンライン参加 川口:求人Hub / インフラエンジニア 高井:求人Hub / バックエンドエンジ

創業7年目の振り返り

改めまして株式会社Caratで代表取締役CEOをしている松本です。 あっという間に2023年が、会社としては7年目が終わってしまいました。 中小企業にならずスタートアップで居続けるために、意識的に取り組んだなと思える1年だったかと思います。 生成AI/LLM×HRへの注力「AIジョブサーチ」のリリース 生成AI/LLMサービスの産みの苦しみというか、単にAPIを繋げるだけであれば本当にスモールなコストでPoCを行うことが出来るかと思います。ただそれだけではあまり意味をな

【入社エントリ】LLM技術を駆使する株式会社Caratでの初転職1ヶ月目を経て

初めに私は2023年の10月よりCarat株式会社にジョインしました! 入社してまだ1ヶ月なので、新鮮な気持のまま入社エントリを書いてます! Caratに興味のある人にリアルをお届けできればなぁと考えています 🤗 会社紹介まず先にCaratについて軽く紹介しておきます! 株式会社Carat は新たな価値を発明し続ける というミッションをもとに HR領域で複数事業を展開している会社です!今月で創業8期を迎え、プロパーの人数が私含め7人と少人数ながらも成長している会社です! 2

画像生成AIの『Adobe Firefly』を用いたキービジュアル作成のメリットとコツ✍️

弊社Caratのコーポレートサイトのリニューアルデザインを@kiiitaさんと一緒に担当し、11月2日にリリースしました。 この記事では『Adobe Firefly』を用いたキービジュアルを制作における、プロセスやコツなどをまとめています。 画像生成AIでのビジュアル制作に興味がある方々や、これから試みたい方々に読んでもらえたらと思っています。 📖 結論長くなってしまったので、『Adobe Firefly』を使って感じたメリットとコツをまとめました。 メリット 時間の節

求人Hubのこれまでとこれから

こんにちは、Carat中井です。 今回はCaratが運営する求人広告ネットワークサービス「求人Hub」について、詳しく解説できればと思っています。 (ちなみに主な利用技術はRuby on Rails, AWS, Terraformです。Rubyエンジニアの方、お話ししたいです。) 「求人Hub」とは「求人Hub」は求人広告専門のアドネットワークです。 複数の媒体と取りまとめ、独自に構築した配信ネットワークにまとめて配信することで、求人広告に対する求職者応募の集客を支援するプ

求人広告ネットワークサービス「求人Hub」のバッチ処理のしくみ

はじめまして、求人Hubでバックエンドエンジニアをしている高井です。 本記事ではCaratが運営する求人広告ネットワークサービス「求人Hub」のバッチ処理について解説します。 求人Hubとは「適切な求人を必要とする求職者に自然に届ける」をビジョンとし、複数の求人出稿企業の求人データを適切に変換し、それらを複数の求人掲載企業に届け、発生した応募データを出稿企業に移送するためのプロダクトです。 主な利用技術はRuby on Rails, AWS, Terraformになります。

「AIジョブサーチ」開発からリリースまでの道のり

2023年のGW頃から動き始めたので、本日のリリースに至るまで約半年ほどの期間を経ています。 「AIジョブサーチ」とは先んじてAIジョブサーチとはどんなプロダクトなのか、簡単に説明しておきたいと思います。 要はLLMを活用し人材エージェントが行う一部の業務を置き換えるようなイメージです。現在はアルバイト領域を中心にユーザー獲得を行っていますが、正社員転職・派遣などある程度どの領域でもそれなりの体験を提供できています。 創業プロダクトである「GLIT」のリベンジ(ちょっと

新規事業の0→1で大切にしていること

新規事業の立ち上げ初期(0→1)のミッションは、次の1→10のフェーズに進む判断をするための期待感・希望の光を見つけることだと思っています。 期待感・希望の光はトラクションという形で現れるかもしれないし、もっと定性的なチーム内外の感覚の場合もあります。 いずれにせよ、チーム内外のステークホルダーが「このプロダクトの次のステージにBetしてよさそうだ」と判断できる状態を作ることが至上命題だと認識しています。 この状態が作れないと、このプロダクトに追加のリソースは投下されず

OpenAI gpt-3.5-turboでFine-tuningを試す

こんにちは、Caratの斎藤( @saitoxu )です。 今日、OpenAIのGPT-3.5 Turboをファインチューニングできるアップデートがあったので、公式のドキュメントに沿って早速試してみました。 ファインチューニングのステップざっくり分けると以下の4ステップあります。今回はOpenAI公式のpythonライブラリを使いました。 データセットの準備 データセットのアップロード ファインチューニング ファインチューニングされたモデルを使う 1. データセ