RPAの本を20冊読んでわかったこと~OCR編~
どーも。きよともです。
前回の記事の続きを書きます。
今回はOCR」について。
OCRはRPAとセットについて話をしている本が多い。
RPAで機械的な作業を自動化。
でもそこに紙が介在すると、難しい。
それを解決するのがOCR
OCRとは紙に書かれたものをAIが読み取り、テキスト化してくれる。
テキスト化した情報をRPAが取りにいき、
システムへ投入することで、
紙を見ながらシステムに入力するという作業が自動化出来るという仕組み
多くのRPAの本ではこのOCRとセットにすることで
自動化が加速すると書いてある
果たして本当か?
正直、あまり勧めない。
もちろんそれで効率化が出来てる事例もたくさんある。
ただそもそも論で紙を無くし、デジタル化することが効率化に繋がるので、
紙を残し無理やり自動化するのは、むしろDXから離れていき、
延命治療しているだけである。
とはいえ、取引先の都合などで、紙を無くせないケースもあると思う。
その場合は手書きでない事が原則である。
手書き文字に対しても、
読み取り精度はかなり上がってはいるが100%ではない。
100%でない以上、確認が必要になるので自動化にならない。
毎回、出来上がったのを確認していたら、時間がかかりあまり意味が無い。
OCRを使ってRPAの活用幅を広げるよりも、
OCRを使わないように済むようにデジタル化していきたいところ。
もし紙を無くせないにしても、RPAを使うなら、紙が無い作業が進めるべきだと思う。
RPAを軌道に乗せること自体が難易度高いのに、
他のサービスを絡めると余計難易度が上がる。
自動化が上手くいかに際に、
原因がRPAの設定なのかOCRの設定なのかもわかりづらくなる。
まずはRPAだけで完結するところからスモールゴール化して、
軌道に乗ったあとに、OCR導入を検討する方がいいかと思う。
お勧めの本
RPAに関する本はたくさんあり、私も20冊ほど読みましたが、
一番おすすめがこちら
RPAの本は全体的に、
RPAにおけるメリットやデメリット
・導入事例
・RPAの将来性
などが書かれている本が多いですが、
この本は「RPAとは」というのが体系的に書かれており、
絵での説明も多くわかりやすいです。
読みやすい割には情報の横幅が広く、
全体感を知るのにはとてもいいかなと思います。
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