RPAの本を20冊読んでわかったこと~成功事例に意味はない編~
どーも。きよともです。
前回の記事の続きを書きます。
今回は成功事例について。
RPAには成功事例がたくさんある。
色んな業界や職種で事例があり、
「月間で●●時間削減!」
といった目を見張るような成功事例が本にもたくさん書いてある。
実際、現場でも色んな人から
「成功事例を教えて欲しい」
とよく聞かれる。
しかし、ハッキリ言って、
何も意味がない
聞いてどうするの?
とさえ、最近では思ってしまう。
何故か。
理由は主に2つあり、
①RPAは自走化商品である
②RPAは業務フローに依存する
である。
①に関しては記載の通りである。
RPAは自走化商品であり、自分達でプログラムを作ることになる。
成功事例を聞いたところで、そのプログラムを作る人が社内に居なければ何の意味もない。
②RPAは独自の専用システムではなく、今使ってるシステムを代わりに動かすだけ。
業務フローは大きく変えず、
人がやるか、RPAがやるかの違いになるだけ。
一見、同じような業務に見えても、会社によって細かなフローや判断基準は異なり、
A社が自動化出来たから、B社でも出来るとはならない可能性がある。
結局は「どうやったら自動化に載せるか?」を泥臭く考えながら、同時にRPAを構築できるスキル習得をやる必要がある。
成功事例をかき集めても参考にはならない。
RPAにおいては「如何に成功するか」より、「如何に失敗しないか」という目線で会社に導入すべきかを考える必要があるかと思う。
お勧めの本
RPAに関する本はたくさんあり、私も20冊ほど読みましたが、
一番おすすめがこちら
RPAの本は全体的に、
RPAにおけるメリットやデメリット
・導入事例
・RPAの将来性
などが書かれている本が多いですが、
この本は「RPAとは」というのが体系的に書かれており、
絵での説明も多くわかりやすいです。
読みやすい割には情報の横幅が広く、
全体感を知るのにはとてもいいかなと思います。
よろしければサポートセンターお願いいたします! 頂いたサポートはクリエイターとしての活動費として使わせて頂きます