名艸まさ美

人生の前半戦の甘いこと、しょっぱいことを ひと通り体験してきた五十路おみなが ”癒やし…

名艸まさ美

人生の前半戦の甘いこと、しょっぱいことを ひと通り体験してきた五十路おみなが ”癒やし”についてのアレコレを考察・探求する学びの記録帖。

最近の記事

ィイ・ヤシロ・チvol.69 天狗の御使い旅その8 英彦山神宮

富士山から金比羅さんへとつながった、天狗の御使い旅。はてさて、これから富士山太郎坊さんの御神水を何方に運べば良いのか、思案をしているうちに、わたくしは親戚の法事に参列することになった。 九州のその付近に、英彦山があるということは前々から存じ上げていたが、何年か前の水害で、最寄り駅までの鉄道が分断されていたために、棚上げしていた参拝計画。最近はバスでの補完ルートもできたとかで、そろそろお参りタイミングかなと考えていたところ。 法事の翌日のスケジュールがちょうど空き、親族で英

    • ィイ・ヤシロ・チvol.68 天狗の御使い旅その7 大麻神社

      富士山巡りのほとぼりも冷めぬまま、旅友に誘われてついて行ったドライブは、八重桜がきれいに咲くタイミングだった。 単純に、春の陽気と旅友の声がけに乗った、そんな軽い気持ちだったはずのわたくしに、富士山だけで赦すはずがない、というまさかの展開が待っていたとも知らず。 お気楽にアフリカ料理のエコカフェに行こう、おまけでどこかの神社も参拝しましょうか、くらいのノリだった。 フレンドリーでフリーな感じのスタッフの方々が呈してくれた、初めて食べたアフリカ料理。素材が新鮮で、健康的、

      • ィイ・ヤシロ・チvol.67 天狗の御使い旅その6 富士山⑥

        青空に輝く河口湖畔を順調に進んでいくツアー一行。相変わらずお天気運は絶好調である。 お昼には、山梨名物のほうとうを、天下茶屋さんで美味しくおなかいっぱい頂いた。わたくしは、初めて口にするこの麺類メニューについてアレコレ質問したりするほど、元気になってきた自分に内心安堵していた。午前中に浴びた御神気のおかげだろうか、郷土料理をしっかりと堪能できた。 程よいマイルドなみそ味で、平たい麺に大きなジャガイモやキノコ、人参、菊菜、白菜がたっぷり入っている。おなかに優しく、心身がほっ

        • ィイ・ヤシロ・チvol.66  天狗の御使い旅その5 富士山⑤

          朝からすっかりと完了モードのわたくしは、気抜けとやや不全な体調のため、省エネモードに切り替えた。ツアーというのはこういう状況で大変に有難かった。 つづく二社目は、金運神社として人気らしい、新屋山神社。ほどなくきれいに整備された広々な駐車場に着き、鳥居前まで少し歩いた。つい最近まではなかった駐車場とかで、多くの参拝者が押し寄せた結果の新設らしい。 特に思うこともなく、皆さんの後にそろそろとついて、無事にツアーを終えれば上等の心境のわたくし。此方の神社については、全くリサーチ

        ィイ・ヤシロ・チvol.69 天狗の御使い旅その8 英彦山神宮

        マガジン

        • ヌチグスイ*
          11本
        • うた 宇宙(そら)のまにまに
          8本
        • イイ・ヤシロ・チ
          20本
        • からだ♡ダカラ
          11本

        記事

          ィイ・ヤシロ・チvol.65 天狗の御使い旅その4 富士山④ 

          山梨県の宿に泊まったツアー一行は、翌朝も引き続きテンションが高かった。なぜなら絶望視されていた富士山が、くっきりと大きく姿を表していたから。 「ツアーで此処から富士山を見られたのは、一度も無いんですよね」と、もはや何かを疑うような口ぶりの添乗員さん。さらに、富士山を横切る雲は、龍神か鳳凰かと呼ばれているとのこと。さて、本日はどちらが富士山にお出ましだろうか?そんなことを思いながら、つくづくと立派な御山だなあと感心しきりで遥拝した。 全員揃って予定通り、定刻8時に出発。ほど

          ィイ・ヤシロ・チvol.65 天狗の御使い旅その4 富士山④ 

          ィイ・ヤシロ・チvol.64 天狗の御使い旅その3 富士山③

          ツアー1日目最後の観光スポットは、滝。駐車場から、富士山を眺めながら徒歩で向かう。 これ迄に訪れた滝といえば、熊野の那智の滝と、石上神宮の奥宮の先にある桃尾の滝。観光スポットでは、大分県の原尻の滝くらい。それほど関心もなくツアーについていくと、音止の滝の想定外のスケールの大きさに驚かされた。身体に響く瀧音が段々と近づいてくる臨場感、滝の背景に富士山があるロケーションも最高だ。 名瀑の魅力を思い知ったわたくしは、次の白糸の滝へとどんどん歩みを進めた。 そばで見上げたらどん

          ィイ・ヤシロ・チvol.64 天狗の御使い旅その3 富士山③

          ィイ・ヤシロ・チvol.63 天狗の御使い旅その2 富士山②

          最初の参拝から神様ついてるモードの巡拝旅の二社目は、すぐ近くにある富知神社。 わたくしはかねてから、なんとなく富士山(フジサン)と呼ばれているあの素晴らしい御山は、別の名前があったのではないか?と妄想していた。つとに聞くには、「アサマヤマは縄文語の火山」であるとか。アサマが漢字に転換されて浅間、それをセンゲンと読むようになった。センゲンは、泉源とも通じる。富士山の湧水はまことに素晴らしいので、掛詞の妙も感じる。 が、2社目のこの掲示板をみると、先の妄想もそれほど突拍子もな

          ィイ・ヤシロ・チvol.63 天狗の御使い旅その2 富士山②

          ィイ・ヤシロ・チvol.62 天狗の御使い旅その1 富士山① 

          卯月の怒涛の参拝ミッションは、改めて振り返ると、天狗の御用旅と判明した。 元々春は苦手な季節。陰が強い体質のために、生き物たちがワーッと一斉に動き出す空間に自分の身の置き所を見失う不安定な感覚に悩まされる。生命の萌え出る勢いに押されて、土俵から押し出されてしまう感じと言えば、少しは伝わるだろうか? こんな理由からおとなしく暮らすはずの春に、ミッションがみるみると積みあがっていく。富士山にはずっと以前から参拝しなくちゃと心に聴こえていた。もらった図書カードが富士山柄だったり

          ィイ・ヤシロ・チvol.62 天狗の御使い旅その1 富士山① 

          春分龍神詣で旅 急転お天気は琵琶湖畔に春招く

          春分の竹生島参拝旅になるはずが、数々の番狂わせに翻弄された不思議旅の記録。 きっかけは、仕事上の相談を知人とするために京都での待ち合わせを約束したことから。ちょうど翌日は春分、足を延ばして琵琶湖レイライン参りもいいかも、と思いつく。 が、約束の2時間前に、相手からのキャンセル連絡が入る。仕方なく予定を繰り上げて、旅友さんとの出町柳駅での待ち合わせを早め、さてどこに行こう?となった。 その近辺に何処か良い場所は?と観光案内所に行くと、たまたま旧三井家下鴨別邸のチラシが目に

          春分龍神詣で旅 急転お天気は琵琶湖畔に春招く

          +5

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.11

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.11

          +4
          +5

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.10

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.10

          +4

          ィイ・ヤシロ・チ vol.61 ニャンニャン参拝ドライブ 白鳥神社

          ローカルニュースで見かけた、猫の御朱印と猫みくじ。二月下旬の頒布となっていた。 それを話題にすると、猫好き旅友は、お参りドライブしよう!と俄然乗り気になった。その勢いに沿って、普段ご無沙汰な香川県の東側のトリップ情報を収集するわたくし。 いつもの「神様の御用旅」ではなく、気楽なドライブ参拝もまた良しだよね、と浮かれ気分で計画を練る。  ゆっくり午前時刻に車でピック・アップしてもらい、目的地の白鳥町目指し順調に向かう。途中の休憩に立ち寄った、道の駅「みろく」。 スイーツ

          ィイ・ヤシロ・チ vol.61 ニャンニャン参拝ドライブ 白鳥神社

          春の島旅 瀬戸内の船旅と山歩き 

          「男木島の水仙がきれいだって話よ。」 旅友からの連絡が入る。 大忙しの二月であるはずの彼女がそのように言うのなら、お伴しないわけにはいくまい。つまり気分転換をご希望ということなのだから。 それではと、さっそく島情報を調べてみれば、水仙まつりが始まっているとのこと。 だいたいこのような ↑ コースで島旅にチャレンジしようと相談して決めた。ちょうどお天気もよろしいよう。但し結構な山道ハイキングになるとのアドバイスも他所からいただいたので、足回りはしっかりと、手荷物にスティック

          春の島旅 瀬戸内の船旅と山歩き 

          イィ・ヤシロ・チ vol.60  旧暦節分の鬼詣で 片埜神社

          ちょうど上映されていた、阿弖流為(アテルイ)のシネマ歌舞伎を観たいな、と思った2月。蝦夷の長として強く気高い彼が、悲劇の最期を迎えた話が気になっていたから。 けれど、上映時間にどうしても間に合わず、別の予定に振り替えざるをなくなって、以前の祈願をかなえてくださった意賀美神社へお礼参りをしようと決めたのだった。 秋の参拝では、一人だったけれど、本日は旅友さんがご一緒してくれるとのこと。ならばと、女子好みの美味しいもの、楽しいことを加えて、更に近くの神社さんにも足を延ばそうか

          イィ・ヤシロ・チ vol.60  旧暦節分の鬼詣で 片埜神社

          イィ・ヤシロ・チ vol.59  旧暦晦日参り 元春日

          いろいろな都合を考え合わせると、この日しか動けない、という流れでスケジュールが決まった生駒山麓へのプチハイキング参拝。 待ち合わせの駅に向かう高速バスのなかで、道連れさんからラインが入る。 「もうすぐ着きます。急がずおいでください。」 ?はて、待ち合わせよりも1時間以上早くとは。急いで車中から返信する。 「待ち合わせは12時半でしたよね?」 道連れさんは、何かの拍子に待ち合わせを大幅に前倒し思い違いされていた。わたくしもできるだけ早く向かうことを約束しつつ、高速バス以

          イィ・ヤシロ・チ vol.59  旧暦晦日参り 元春日

          +3

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.9

          2024年辰年 龍尽くしシリーズ NO.9

          +2