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【IDEA】大いなる力と大いなる責任

前回は「健康」について記事にしました。今回は再び「仕事」に関して書いていきます。

どの仕事もそうですが、自営業でない限り、年を重ねるにつれて役職が付きます。責任が伴い、部下が付いたり…平たく言えば、お手本になるような、それでいてミスは許されない立場になっていくかと思います。
そんな中、「どうして、あんなこと言ったのだろう…」「昔はこんなんじゃなかった…」といったような、まるで別人のような言動をしてしまうことがあります。というより、私がそうです。

ここでは、仕事における力や責任が人をどう変えるのか、私なりにまとめてました。

【ヒーローにだって責任感はある!】
いきなり話を変えますが、私は漫画が好きです。国内外問わず作品は読みますが、今回の記事に関連するので、一つ紹介させてください。

敢えて、日本版スパイダーマンです。
原作のアメコミと概ね同じですが、
舞台が日本です。

超人的な「力」を手に入れた主人公は、人助けをしていくことで、街のヒーローになりますが、悪を見過ごせない体質になっていきます。以前は、いじめられっ子だったので、その反動があるのかもしれません。
時折、彼の善意が裏目に出てしまい、人々から反感を買う場面もあります。

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」

スパイダーマン:ベンおじさんから主人公ピーターへの言葉 より

余談ですが、この成句の起源は紀元前4世紀「ダモクレスの剣」から引喩されているようです。
本作品における最大のテーマだと私は思います。

作中、主人公は更なる「力」を手に入れますが、それを制御できず、悪の手に染まる葛藤があります。単なる勧善懲悪ではないのが魅力の一つです。


【サラリーマンにはもっと責任感がある!!】

話は仕事に戻しますが、社会人一年目は仕事をもらえると嬉しかったです。「はい、ありがとうございます!!」と言って、仕事を覚えていけば良かったですし、ミスをしても上司から「失敗も仕事の中だから!!」なんてフォローをもらったこともありました。

それが、7、8年目を迎えると、仕事も段々覚えていき、年下の職員と関わる様になっていき、いつの間にか仕事を教える立場になっていました。
ここまでは順調です。スパイダーマンでいう、街のヒーロー状態です。

現在、社会人14年目を迎えています。まだまだ中堅のはずですが、仕事を一周してしまった所為か、他人の仕事の様子も分かってきます。それまでは自分のことで精一杯でしたが、手を抜いている人が見えてしまいます。
すると、自分の頑張りと比較してしまい、不平不満として溜まっていきます。そうしたイライラは、ちょっとした言動で爆発しかねません。
これまでの経験が、心に余計なざわつきを与えている状態です。

これは、スパイダーマン3でいうところのブラックスーツ…ヴェノムになる一歩手前です(以前、なりかけました…)。

「ヴェノムにも訳がある」
パワハラ上司も入社当初はフレッシュだったはずです。そもそも、パワーもなければ、上司でもありません。爽やかなリクルートスーツに身を包み、オフィスに入れば、「おはようございます!!」でした。
そんな好青年も、やがて「力」を付けていき、「責任」を感じ始めると、職場で頼れる存在になっていきます。
ところが、更なる「力」と「責任」の狭間で、ふと嫌なことが起こると「何のために俺は働いているんだ…」と心がざわつき始めます。
ここまではあるあるですが、その先、更に頼れる上司になれるか、どえらい怪物になってしまうかが、分かれ道だと思います。

怪物になってしまったその日の夜、「昔はこんなんじゃなかったのにな…」みたいなシーンが人知れずあったりします。

謙虚な気持ちで働きたいです。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。先日、仲良くしていただいてる友人にnoteの感想を聞くことが出来ました。ありがとうございました。とても参考になります。
これからもよろしくお願いします。

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