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ライターの地位を貶めるとんずらライター【vol.38】


また、ライターにとんずらされました。

発注後に突然辞退してきたライター、締切日が過ぎてからまったく連絡がとれなくなってしまったライター、締切を三度も守らなかったライター…。

もう、全員名前を公表したいくらいです。

最初は7名体制でスタートしたのですが、バタバタと消息不明となり、結局15名のライターをキャスティングをすることになり、いまも責任を果たして書いてくれているのは7名。

契約成立確率5割です。

このあとまた何名とんずらするのか不安が拭えません。

運が悪かっただけなのかもしれませんが、ライターと名乗る人の半分がクズライターだったわけです。これは今回に限らず、年に数回大募集をすると、ほぼ半分以上の確率でとんずらされているので、この5割がクズライターという確率はかなり正確な数値だと思います。

特に残念だったのは、このnoteで募集したライターには100%の確率でとんずらされたことです。

中にはとんずらしたライターの穴埋めに急遽クラウドワークスで募集したら、私だと気づかないで、そのとんずらしたライターがすぐにまた応募してきたという信じられないことも起きました。

てめえ、ふざけてんのか!?

と叫びたい気持ちを押さえ、しかとしましたが・・・。

そのライターの評価を見たら、

「契約を一方的に破棄されてしまい納品いただけませんでした」
「契約終了リクエスト後、返答がないまま1週間が経過した」
「人間としての感覚がずれています。発注の納期を主観でとらえる傾向があり、人間として未熟な方です。発注する場合は気を付けてください」などのコメントが多数ありました。

私自身が評価をコメントするなら「このライターは締切を二度守らず三度目に消息を断ってしまったくせに、改めて知らぬ顔して応募してきた」となるでしょうか。

つまり、このライターはとんずらの常習犯だったのです。この評価を最初にちゃんと見なかった私のミスですが、やり場のない憤りに人間不信になりそうでした。

クラウドワークスもこういうクズライターは出入り禁止にすべきでしょう。こんなクズライターを野放しにしておいて、被害者をいっぱい出して2割もピンハネするのですから、まるでぼったくりバーのポン引きです。

どたんばで逃げられると、当然その穴埋めをするライターが必要になるのですが、結局一から説明して1日で書いてくれ、というわけにもいかず、結局私が自分で構成案、原稿を書かざるを得ません。

今回の記事執筆ではデジタルマーケティングに詳しいライターが必要だったことと、私が日頃から信頼しているライターは年末進行で忙しい人が多かったこともあり、noteとクラウドワークスで募集することになりました。

それでも残った7名のうち、もともと長いおつきあいで信頼しているライター2名と、今回初めてお願いしたライター5名で今のところ問題なく進められているという状況です。

その中で一人、最初はお断りしたものの、穴が空いたためやむを得ず、試しに改めて声をかけさせていただいたライターがいました。

そのライターにお声がけをしなかった主な理由は、プロフィールが「なんでもやります!」という総花的な感じで、何が得意なのかまったく見えなかったこと。そして「何本でも書きます!」と前のめりすぎて焦っているように見えたこと(そんなに仕事がないのかな?と)。あと、文面でのやりとりで話がなかなか噛み合わす、一抹の不安を覚えたからです。

しばらくは、相変わらずやりとりがうまく噛み合わぜず毎日10回くらいのやりとりがあったりしたのですが、それでも返事は早いし、細かい質問も多い。

面倒臭い人かも、と思いながらも信頼できる気もしたので、思い切って依頼したら、「最初だから」という理由で締切より1週間も早く原稿を上げてくれ、原稿のクオリティも心配したより、ぜんぜん良かったので一安心。

というより、その後も突然にも関わらずとんずらしたライターの穴を次々と埋めてくれて、いまでは救世主のような存在になっています。

私は編集者としてライターや作家と仕事を30年以上してきましたが、いまだにこんな試行錯誤をしています。

ライターのキャスティングは本当に難しい。

というか、本当に奥が深いものです。

みなさんも、クラウドソーシングでライターをキャスティングするときは、必ず評価・実績を細かくチェックしましょう! 

という教訓を得た1か月でした。

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