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個人開発のモチベーションを維持するためにやった6つのこと

この記事は個人開発 Advent Calendar 2022 の20日目の記事です。

こんにちは、natsumicanです。
かわいい2歳児の育児をしながら、仕事に個人開発にと日々取り組んでいます。

先日、1年かけて取り組んできた家族向けプリント共有管理アプリを、無事リリース致しました。


なかなかモチベーションを保ちづらい個人開発において、1年かけて開発を継続し、リリースまで至るということは、あまりないことなのではないでしょうか。

(ちなみに、私は服についた米粒を「まぁルンバが吸ってくれるだろう」と涼しい顔で床に投げ捨てるストイックさのかけらもない人間です・・・)

今回は、そんなまったくストイックではない私が、1年間もモチベーションを維持しリリースまでたどり着けた秘訣を書いていこうと思います。


自分が当事者である期間が長い企画にする

「個人開発は、自分が欲しいと思ったものを作ろう」といった事はよく語られています。
しかし、今回個人開発を行う中で、自分がターゲットユーザーである期間が長いことも重要だと感じました。

例えば、今回リリースしたアプリを作る前に、私は以下のようなアプリ開発にも取り組んでいました。

  • 出産準備リストアプリ

  • 離乳食スケジュールアプリ

  • 保育園クチコミアプリ


これらのアプリは、残念ながらリリースまで至ることができませんでした。

なぜならば、これらは、長くとも数ヶ月で当事者である期間が過ぎてしまうため、モチベーションが一気に低下してしまうからです。
そのときは欲しくても、あっという間に当事者である期間は過ぎ去ってしまいます。

プリント管理アプリの場合、少なくとも今(乳幼児期)から10年以上は当事者である可能性が高いです。
そのため、たとえ数週間開発が進まなくとも、大変おおらかな気持ちで開発をすすめることができました。

短期間で一気に作ってしまう場合は気にしなくてもよいのですが、自分のように時間に制約があり、長期間かけて少しずつ取り組む場合は、念頭に置いておくと良さそうです。


興味がある物事や属性ごとにSNSアカウントを作成する

私は、Twitterアカウントを技術や育児など、自分の主な属性や趣味ごとに複数作成しています。
自分やフォロワーの悩みから着想を得たり、アイデアや進捗のツイートに反応を貰いやすかったりします。

ただし、打算のみでコミュニケーションを取ってくる相手にはあまり近づきたくないものですし、そもそも楽しくないので長く続けることができません。(自分の場合)

素直に楽しみながら交流できる範囲に絞って作成することをおすすめします。


競合アプリは数多くあれど、いまいち決め手にかける分野をみつける


私がプリント管理アプリを作ろうと思ったきっかけは、育児アカウントでこのようなツイートを見かけたことがきっかけでした。



試しに「プリント管理 アプリ」で検索してみると、確かにいくつかアプリはあるけれど、それぞれ使いづらさを感じている、といった内容が散見されました。

そして、自分自身、保育園や習い事など様々な場所から渡される子供のプリント管理に関して、日頃から課題を感じていました。

自分ひとりであれば、NotionやGoogleDriveを使えば解決できるのですが、パートナーを含め、誰もが高機能なツールを使いこなせるわけではありません。
ターゲットを絞り込み、最適化することで、得られるニーズがあるのでないかと考えました。

また、このようにある程度の需要が見込まれる企画の場合、個人開発中よくある「こんなに頑張って作っても誰も使ってくれないんじゃ・・・?」のような疑心暗鬼に陥りにくいというメリットがありました。


競合アプリのレビューを眺める

競合アプリのレビュー欄は、宝の山です。
リリース前のプロダクトであっても、ユーザーのニーズやペインポイントを知ることができます。
App StoreのレビューはRSSで配信されているため、こちらの記事を参考に、GASを使ってスプレッドシートにまとめ、通覧できるようにしていました。


デザインにこだわる

最初、「デザインはある程度機能が出来上がってから調整すればいいや」と思っていたのですが、開発が長期化するにつれ、殺風景なアプリに見飽きてモチベーションが低下しているのを感じました。

そのため、自分のテンションを上げるために、早い段階からデザインのブラッシュアップに取り組んでいました。

可愛いグラデーションでテンアゲ

視界に常にテンションが上がる要素を入れておく、という点では、デスクに自分の好きな物を飾ったり、ネイルを施すのと似ているかもしれませんね💅


「やらなければ」という感情が湧いたら手を止める

やる気には波があるものなので、やる気が湧かない時はどんなに時間があっても別のことをしていました。
「やらなければ」と義務感に追われ、ネガティブな感情に陥ってしまったり、睡眠時間を削ってしまっては本末転倒です。
長く続けるためにも、個人開発と健康的な関係を維持しましょう。


おわりに

人それぞれの個人開発スタイルがあると思いますが、私は子育て中ということもあり、最大瞬間風速的に成果を出すことよりも、長く続けることに注力しました。
そして結果的に、リリース後も燃え尽きることなく、安定して改善に取り組むことができています。

ちょっとしたツールであっても、「みんなが自分が不便だと感じていることを解決すれば、もっと世の中が便利になるはず・・・!」と企んでいるので、みなさんも是非個人開発に取り組んでみてください!

それでは良い個人開発ライフを👋

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