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【セブ島留学①】1ヶ月、社会人留学します(エージェントなし)

この記事では、夏野が留学を決めてから学校へ申し込むまでの流れをまとめています。

航空券の手配や予防接種、事前の英語力チェックなどについては次の記事で紹介する予定です。現地での生活などについても随時レポートしますので、気になる方はマガジンをフォローしていただければと思います。

【夏野のプロフィール】
・32歳
→ワーキングホリデーは対象外

・フリーランス
→日程はいつでも空けられる

・英語力は「なくはない」くらい
→英語論文をえっちらおっちら読む、英会話は微妙

・目的はリフレッシュと語学力向上
→海外学会を想定

【留学決意からのスケジュール】
4/24:留学を決意
4/25:留学エージェント①に相談
4/26:留学エージェント②に相談、個人手配に切り替えて学校に申し込み

6/2〜6/29:留学(4週間)

というわけでタイトル通り、セブ島に1ヶ月、社会人留学することに決めました。

留学を決めたのは、第一にリフレッシュ、第二に語学力を身につけるためです。

先日のnoteでも書いたとおり、燃え尽き症候群になってしまった私は、再びポジティブに活動するための着火剤を求めていました。

そんななか研究面では、そろそろ海外の学会・学会誌にチャレンジする段階が来ていました。しかし、そこでネックになっていたのが語学力でした。

旅行であれば単語を繋ぎ合わせる程度でも何とかなりますが、学会となるとそうはいきません。たとえ文法が完璧でなくとも、押し負けない程度には発言できるパワーが欲しいと思っていました。

当初は英会話教室やオンライン英会話も検討しましたが、レッスンの時間は限られているわけで、時間外によっぽど自習しなければ語学力を身につけることは難しそうです。しかし、もともと語学が好きではない私が、どのくらい自発的な努力をできるかは怪しいぞと。

加えて、友人たちからも「(元気を出すために)なんかずっと晴れてる国とか行ってみてほしい」と応援されたこともあり、留学を決めました。

↓友達から「こういう写真送ってよ」とリクエストされた、海外で最高になっているフワちゃんのポスト

※記事の最後には語学学校から送られてきた詳細な見積もりも載せています。また、留学エージェントさんから提示されたざっくり見積もりなど、可能な限りの情報も載せました。

人気国も費用相場も分からず、まずは情報収集

そうと決まれば情報収集です。留学に行くことだけは決めてみたものの、料金相場も分からなければ、どこの国が適しているのかもイメージが持てません。

試しにネットで検索してみたものの、情報として多いのはワーキングホリデー(ワーホリ)留学。ワーホリビザは18歳〜30歳までのことが多いので、現在32歳の私は対象外であり、ネットの情報だけではもろもろ判断ができませんでした。

そこでとりあえず、有名な留学エージェント数社に無料カウンセリングを依頼することに。最終的にカウンセリングを受けたのは以下の2社でした。

  • StudyIn

  • ISS留学ライフ

StudyInはTikTok等で有名な留学エージェントで、以前から名前だけは知っていました。渡航前の無料英会話サービスやランゲージパートナー(日本語を学ぶ留学生と、英語を学ぶ留学生をマッチングするサービス)を提供するほか、日本人スタッフが3名体制でサポートしてくれるなど手厚い印象です。

カウンセリング日程のすり合わせも非常にスムーズで、LINEを通じて資料を送ってくれ、良い意味で若者向けのサービスだと感じました。

StudyInさんは学校情報も充実しており、ネガティブなことも含む一次情報がしっかり書かれていたのも良かったです。

例:https://studyin.jp/school/CG-banilad

「鮮やかな紫に彩られた建物がおしゃれですが、学生寮内部は故障なども多く。CG校の日本人スタッフも不安視している点です。 特にエアコン、シャワーの給湯器などの故障が目立ちます。 また、シャワーと便器の距離も50cmほどとなっており、間にカーテンが備え付けられていないのでシャワー時に便器が濡れてしまう可能性が高いです。」

対するISS留学ライフは、学習塾等を運営するZ会グループのエージェントで、幅広い国への留学を取り扱っている印象でした。

ちょうど企業の合同説明会のような、大規模な留学イベントも定期的に行なっているようで、さすがは大手企業が母体だなという感じ。オフィスが新宿にあったため、カウンセリングは対面で受けました。

この2社はいずれもサポートが手厚く、お任せしておけば安心・安全に留学ができそうだという印象を持ちました。

とくにISS留学ライフは、保護者付き添いで来ている高校生の姿も目立ちました。学生さんの夏休み留学にも強そうだな〜という印象でした。

ただ、その分費用は高額になりがちなようで、「セブ島・1ヶ月だとコミコミ70〜80万円」との見積もりについついひるんでしまいました。いただいた情報をもとに、もう少し自分で調べてみることにしました。

「コミコミ70〜80万円」の補足:
エージェントさんからざっくり提示されたのは以下のとおりでした。

・学校に払うお金(授業料、滞在費)、現地で払うお金(就学許可証等)
〜40万円

・航空券、予防接種など
〜20万円

・お小遣い、予期せぬ出費
〜10万円+α

私は結局エージェントを使わずに手配を進めていますが、そのうえで振り返ると、この価格に不当・不明瞭なところはなく、ごく妥当な見積もりでした。

ただし、紹介される学校が(安心・安全優先で)高級なところだったので、それが全体の費用に影響したようです。

人気国はフィリピン・オーストラリア・カナダ・マルタ

説明をすっ飛ばしましたが、2社のカウンセラーさんいわく、語学留学の人気国はフィリピン・オーストラリア・カナダ・マルタだそうです。それぞれの特徴はこんな感じなのだとか。(カウンセラーさんの受け売りであり、あくまでも大雑把な特徴です)

フィリピン

  • 日本との時差が少ない(1時間)

  • 物価、授業料が安い

  • 1日に7〜9時間学ぶスタイルが主流

  • マンツーマンレッスンが多い

  • 学校に併設された寮で生活

  • 外泊NGの「スパルタ校」なら強制的に勉強できる

  • 日本人率が非常に高い

オーストラリア・カナダ

  • 気候が良く過ごしやすい

  • 授業は1日に3〜4時間、余暇の時間が長め

  • ホームステイかシェアハウスで生活

マルタ

  • 授業は1日に3〜4時間、余暇の時間が長め

  • 地中海の国でバケーション気分が最高

  • 日本人が少なめ

それぞれの授業料目安を提示されてみると、オーストラリア・カナダ・マルタはフィリピンより10万円ほど高い印象。なおかつ授業時間も短いとなると、あくまでも語学学習に限れば、あまりコスパは良くなさそうです。

加えてこれらの国は、遠いぶん航空券も高い。フィリピンが5万円〜10万円くらいだとすると、20万円〜かかってしまうのも気になりました。

(もちろん、LCCを選ぶ・閑散期に渡航するなどやりようはあると思いますが、長時間フライトをLCCで乗り切れる自信はありませんでした)

一方でフィリピンは、(おそらく人件費の安さに由来するのでしょうが)マンツーマン授業が多く、かなりコスパが良さそうです。ただし日本人率はかなり高いようで、「日本人とばかりつるんでしまい、遊び半分で終わってしまった」のような失敗談も目にしました。

人気国以外にも、南アフリカ(ケープタウン)やドバイなど、気になる国はあったのですが……いかんせん海外旅行の経験すら乏しいですし、仕事を続けながら学ぶとなると、時差の問題が気になります。もろもろ考えた結果、やはりフィリピンで学ぶのが良さそうだと判断しました。

(唯一の海外旅行経験についてはこちらのマガジンにまとめています)

複数サイトを比較し、語学学校をピックアップ

学ぶ国を決めたら、次は学校探しです。

カウンセリングを受けた2社からは、いずれも素晴らしい学校を提案してもらいました。

ただ、なんというか、自分には過ぎたサービスだなと感じました。敷地内にプールがあり、食事はビュッフェで、時間外のアクティビティも豊富で……みたいな。

こちとら毎日BASE BREAD生活、フランスでは1€のパンばかり貪って生きていた身です。費用も抑えたいですし、もう少し手頃な学校はないものかと調べてみることにしました。

留学エージェントのビジネスモデルについて補足:
カウンセラーさん曰く、留学エージェントは、各語学学校から生徒紹介の手数料を受け取るビジネスモデルだそうです。そのため、生徒からは手数料をとっていない(=個人手配と価格が変わらない)のだとか。

個人手配と変わらない価格で、なおかつ各種のサポートを受けられるとなれば、エージェントを介さない手はないよね!というのが先方の説明でした。

しかし、そもそも紹介される学校が高級なところばかりだったので、ニーズに合わなかったというのが正直なところです。

ただこれは、私が限界生活に慣れているからであって、お子さんの留学など、安心・安全をお金で買いたい!という人は素直にエージェントさんに頼ったほうがよいと思います。サービス内容自体は文句なく良さそうでした。

(※もちろんエージェントさん側にも言い分はあると思います。グレードの低い学校を紹介して、「水回りが汚えじぇねーか」みたいなクレームが来たら面倒臭いんだよ、とか。

実際にGoogle Mapでそれぞれの学校の口コミを見てみると、日本と同程度の清潔感・ホテル並みのサービスを求めてブチ切れている人もしばしば……。そういうことが相次ぐと、無難に高級な学校を薦めるようになるのかもしれません。)

行き先はフィリピンに決めたので、「フィリピン 留学エージェント」で検索。各エージェントを比較すると、だいたいどこも同じ学校を扱っていることがわかりました。

その中から2校に目星をつけ、口コミを検索するために学校名で検索。すると、普通に日本語のサイトが出てきました。

ざっくり見た感じだと、それぞれの特徴はこんな感じ。

e-room

  • 地方都市・バコロドに位置。各種の費用が抑えめ

  • アットホームな雰囲気

  • 先生が急にマンゴーを販売し始める(最高)

  • ドミトリー内はネット接続なし、共同エリアのみ

3D Academy

  • セブの中心地にあるショッピングモール内に位置

  • 良い意味でビジネスライクな雰囲気?

  • 全館Wi-Fi完備、インターネット速度も良い(らしい)

このうち、精神的に惹かれたのはe-roomのほうでした。地方都市でのんびりと学ぶほうがリフレッシュになりそうだというのと、ブログを見ていても、本当にアットホームな雰囲気なのが伝わってきたからです。

(先生が急にマンゴーを販売し始めたというブログ)

ただ、仕事を続けるとなると、インターネット環境が貧弱なのは心配なところでした。お仕事があるおかげで留学費用も捻出できるわけですから、取引先に迷惑がかかるような行動は避けたいものです。

SIMカードをプリペイドで買ってテザリングをすればそこそこの通信は確保される……とも聞きましたが、実際のところは分かりません。とにかくも学校と話してみて判断、というところでした。

一方で3D Academyは、これぞ社会人向けという感じで、仕事を続けるのに不足するところはなさそうです。ただその分、日本人率が高いようで、Google Mapの口コミでもそのあたりを嘆く書き込みが目立ちました。しかし、現実的に考えればこちらの学校のほうが良いのかなと。

迷いながらも、3D Academyを第一候補、e-roomを第二候補としました。

ちなみにフィリピンへの留学だと、このサイト(フィリピン留学センター)が一番、情報がまとまっていて見やすかったです。
https://www.ph-ryugaku.com/

上記の2校はいずれも公式LINEがあり、日本語での問い合わせも受け付けています。

これならエージェントを経由する必要もないんじゃないの?と、勢いで問い合わせてみました。

お世話になっております。
現在、貴校への留学を検討しております、xxxxと申します。
以下の条件にて、空室情報を教えていただけませんでしょうか?

名前:xx xx
性別:女性
お部屋タイプ:1人部屋
コース名:IELTS &TOEIC &TOEFL試験対策コース

期間は6月〜8月ごろで検討しています。
どうぞよろしくお願いいたします。

数時間後、3D Academyからさっそく返信が来ました。

どうやら7月〜9月は高校生や大学生の留学希望者が多く、空室は残りわずかだそう。ただ、6/2〜であれば1室だけ空きがあるとのことでした。

詳細な見積もりも添えられており、これなら予算内です。

3D Academyから提示された見積もり
(内部寮・1人部屋・4週間)


入学金
15,000 円
授業料
110,000 円
宿泊費(※3食込み)
126,500 円
長期割引
-0 円

お見積り合計
251,500 円

現地で必ずお支払いただく費用(※2024/05/03現在、1ペソ=2.67円)
SSP(就学許可証)
6,800 ペソ
デポジット
4,500 ペソ
※施設破損等無ければ退寮時に返金します。
電気代
※使用状況によります。
管理費用
2,000 ペソ
※500ペソ/週(到着後にまとめて清算)

合計
13,300 ペソ
その他教科書代など実費で1,000ペソ程度必要になります。

2〜3時間ほど悩みましたが、こういうのはタイミングと縁。後悔しない投資にするぞと決意し、正式に申し込みました。留学を決めてからだいたい数日で、ここまで進めることができました。

オプションについて補足:
上記の見積もり以外にも、こんな感じのオプションがありました。

・空港から学校までの送迎(1500ペソ)
→セブが初めての人は利用をおすすめするとのこと。フライトの疲れ+荷物の多さを考慮し、申し込みました。

・SSP用の証明写真4枚(100ペソ)
→日本で撮影してもよいが、学校でも撮影してくれるとのこと。
背景色の指定(白)があるし、持っていくのを忘れそうなので、申し込みました。

・食事をビュッフェに変更(4000ペソ/週)
→通常は3食ランチボックスで提供されるところを、ビュッフェに変更するオプション。
どんなメニューかわかりませんが、食事にお金をかけるのもなあと思い、いったん断りました。

次の記事では、

  • 正式な申し込み〜入学許可証発行、留学ガイドを入手

  • 航空券の手配

  • 予防接種

  • TOEFLへの申し込み

などについてまとめる予定です。気になる方はぜひマガジンにご登録いただければ幸いです。

唐突に文字化けするフィリピン航空のWebサイト。助けてくれ

とっても嬉しいです。サン宝石で豪遊します。