武田 信子 | Nobuko Takeda

子どもたちの養育環境をよりよくするために、大人としてできることを精一杯しています。 『…

武田 信子 | Nobuko Takeda

子どもたちの養育環境をよりよくするために、大人としてできることを精一杯しています。 『やりすぎ教育 商品化する子どもたち』(ポプラ新書)https://tinyurl.com/yarisugikyoiku 一般社団法人ジェイス代表理事 https://jace-pom.org/

マガジン

最近の記事

「教師のためのセルフスタディ入門」出版記念セミナー

「教師のためのセルフスタディ入門」(学文社)出版記念セミナーのご案内 申込受付が始まりました!  【開催日】2024年6⽉8⽇20:00~22:00(⼟) 【方法】 zoomによるオンライン配信 ※どなたでもご参加いただけます。事前申込要。 【参加費】無料 教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書がついに邦訳されました! 翻訳プロジェクトチームのメンバーが、出版を記念し、セミナーを開催いたします。 【 セミナー内容 】現場で教育をはじめとする対人援助実践を行って

    • こたつ公民館

      今年の2月に、島根県吉賀町の現地で体験してきました。 おしゃべりしやすかった!! 公民館の入り口の床に、いくつもコタツが置いてあって、 そこで珈琲飲んだり、お菓子食べたりできるようになっていました。あの最近の、ちょっと温かいとは言い難い公民館の入り口が、誰もがくつろげる温かい和の居場所に転換してしまうんです!!小学生たちも来ていました。 (自分がホストになれる屋台もあって、そこで飲み物とか作れて、みんなでお茶できるようになっていました) このコタツは、分解できて、持ち運

      • 地域の子育て環境を変える方法

        地域の子育て環境を変えたいと思って、さまざまに奮闘している皆さん。 なかなかうまくいかないこともあると思います。 そんなときに、一つ方法があります。 皆さんの地域の子ども子育て会議の公募委員になることです。 検索キーワードは、「地域名+子ども子育て会議」です。 検索して条件を確認して公募委員になりましょう。 できれば、団体の誰かを送り込みましょう。 区の計画に子どもの育ちに必要なことを入れて、計画に入れれば、予算を確保可能︎なんです。 自分には関係ないと思う方もいらっしゃ

        • 「おいら、新生児ーおいらの気持ちを伝えるわ~」パンフレット見て見て~~

          人の発達の一番最初期、新生児期の赤ちゃんのことを学ぶ機会はほとんどなくて、赤ちゃんが生まれても、あっという間に過ぎてしまいます。 このインスタに上がっている冊子に、 ピンポイントで知っておくといいことがまとまっていますので、 どうぞお知り合いにご紹介下さい。 なんと印刷したものは、30000枚近くのご注文があって、既に地方自治体などを通じて配布されています。皆さんの自治体ではどうですか?聞いてみてくださいね!もしまだなら、担当者さんに是非、ご紹介下さい。 内容をちょっ

        「教師のためのセルフスタディ入門」出版記念セミナー

        マガジン

        • ビーバーの森
          3本

        記事

          素手の抱っこで感じる新生児・乳児発達の変化

          1月末から孫のベビーシッターに頻繁に入っています。 3カ月、日々抱っこの仕方が変わりました。 (Facebook「寄ってたかって子育て」2024年5月2日の投稿の再掲です) これまで写真で見ていた抱っこや他の人の抱っこの仕方を、あれ?ちょっと違うと思っていたのが、週数によって、その抱っこの方がいい感じになったりするのです。 つまり、新生児期の抱っこを含む乳児の抱っこというのは、赤ちゃんの身体の大きさや体幹の安定、手足の動きなどによって、ケアギバーの方が微妙に変化させていか

          素手の抱っこで感じる新生児・乳児発達の変化

          「赤ちゃんの発達実態調査」へのご協力のお願い

          東京学芸大学研究員、一社ジェイス代表理事の武田信子と申します。 2023ー25年度文部科学省科学研究費基盤研究C「コロナ禍を含む近年の乳児発達の『おかしさ』実態調査:問題の所在と機序の探索的研究」の研究代表を務めております。自己紹介はこちら。  このたび、多数の乳幼児親子に長年直接接しておられる方に、本研究に是非力をお貸しいただきたく、ご協力のお願いです。お気づきになっておられる「近年の赤ちゃんの身体のおかしさ」について教えていただけないでしょうか。 想定しているのは、助

          「赤ちゃんの発達実態調査」へのご協力のお願い

          塾に関する学術研究の必要性

          Facebookのタイムラインでいいねが200以上ついた投稿を大切なことと思いますので、こちらに転載します。 ********* 2024年5月2日。 杉並区西永福の高千穂大学へ。 先日、エデュケーショナルマルトリートメントの研究をなさっていてずっとやりとりしていた浅見里咲さんに初めてお会いして、 日本の教育における塾の存在とそこで起きかねない教育虐待の話について意見交換をして、 ああ、ここに学術上の空白地帯があると思ったら、 高千穂大学の早坂めぐみさんが塾に関する研

          塾に関する学術研究の必要性

          対人援助専門職による実践研究論文の書き方について(セルフスタディ)

          ソーシャルワーク分野のFacebookグループページに書いたことを転載させていただきます。 *********** 自分の実践を研究として実践研究論文を執筆してみたいと思われる方、 そういうSWや対人援助職の指導をなさる方への情報提供です。 実践と研究をつなぐセルフスタディという研究方法論があります。 教師教育の分野で国際的に広がっています。 私は、臨床心理士で、教師教育者ですが、トロント大学大学院のソーシャルワーク研究科故マリオン・ボーゴ氏のところでサバティカルを1年(

          対人援助専門職による実践研究論文の書き方について(セルフスタディ)

          『教師のためのセルフスタディ入門』

          『教師のためのセルフスタディ入門』(学文社) -協働的な問いによる実践の改善-   予約開始です。 教育に関わる全ての人に。 そして、実践を研究論文にしたいと考えるすべての教員に。 対人援助職の皆さんには、この書籍で(まだ応用編は世界でも出ていないので)実践と研究のつなげ方を学んでいただければと思います。 出版予定は4月25日です。予約受付が始まっています。 さて、内容はというと、 世界的な【教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書】 です。 教育におい

          『教師のためのセルフスタディ入門』

          東京都の小中学生の状況:本人たちがどう認識しているかのアンケート結果

          子どもたちの置かれている状況について、 すごいなあと思う結果が出ています。 世田谷区子ども・若者総合計画(第3期)の策定にあたって令和5年10月に実施された子ども対象のインターネット・アンケートです(回収率約5割―3割) https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/010/d00205582_d/fil/gaiyoubann.pdf 世田谷区で4月初めに公表された結果ですが、地域差はあるとはいえ、おそらく他の市区町村でも、

          東京都の小中学生の状況:本人たちがどう認識しているかのアンケート結果

          虎に翼 に共感する女性へ

          【虎に翼】 facebookの「大学・大学院進学準備プロジェクト」というグループページに参加して、ぽつぽつとではあっても、大学、大学院進学してくださる方が続いていて、うれしく思っています。 https://www.facebook.com/groups/184602368826623 投稿数が少ないページですが、塵も積もれば山となるかなと。 お一人の進学に影響を受けて、転機となさる方がきっといらっしゃると思いますので、細々とでも続けていたいと思います。 だって、高卒

          虎に翼 に共感する女性へ

          虎に翼 にはまる女性へ

          【虎に翼】 facebookの「大学・大学院進学準備プロジェクト」というグループページに、ぽつぽつとではあっても、大学、大学院進学をしてくださる方が続いていて、うれしく思っています。 投稿数が少ないページですが、塵も積もれば山となるかなと。 お一人の進学に影響を受けて、転機となさる方がきっといらっしゃると思いますので、細々とでも続けていたいと思います。 だって、高卒でも大学院に行ける時代なのですから(ってご存じでしたか?)。 うまく大学を選べば、学費も思ったほどは高く

          虎に翼 にはまる女性へ

          「社会的マルトリートメント」概念の構築~「社会的親」のあり方の検討のために

          2023年度 日本子ども家庭福祉学会民間団体活動推進調査研究事業第二種 報告書 「社会的マルトリートメント」概念の構築~「社会的親」のあり方の検討のために が完成しました。  こども家庭庁も創設され、子ども家庭に対する施策の充実が期待される今、 一般社団法人ジェイスは、日本子ども家庭福祉学会のこの第二種事業の初めての採択団体となり、一年間の調査研究事業を実施しましたので、皆様にもご報告させていただきます。目次は以下の通りです。 全体で138ページあり、社会的マルトリートメ

          「社会的マルトリートメント」概念の構築~「社会的親」のあり方の検討のために

          生後2週間健診の罠

          子育て不安の解消と虐待予防をうたって、生後2週間健診が始まって久しいのだけれど、それが結果的に新生児の発達を脅かす事態を招いてしまっている。この記事が、2週間健診の関係者の目にとまることを願って、書きたい(以前、この問題を、臨床心理士の健診関係者に質問の形で書いて送ったけれど、きっと届いていないのだろう)。 産後は家で養生するのが、日本の習わし。しかも実家に戻って里帰り出産をすれば、祖父母が生活のケアをしてくれるから、母親はゆったりと赤ちゃんとの関係性を作っていく、というこ

          生後2週間健診の罠

          「こどもまんなか」は可能か? 予告:第2回社会的マルトリートメント予防全国集会

          2024年7月14日―15日 第2回社会的マルトリートメント予防全国集会@名古屋 開催です。 参加者を募集します!!全国から日本のまんなか、名古屋へ。 限定100名です。 子ども家庭庁が、「こどもまんなか」をキャッチフレーズにしています。 これを実現するのは、とんでもなくたいへんなこと。 でも、もう動き出したのだから、止まるわけにはいきません。 こどもまんなか は実現できるのでしょうか。 実現するために、私たち一人一人は何ができるのでしょうか。 今、こどもたちはは、ま

          「こどもまんなか」は可能か? 予告:第2回社会的マルトリートメント予防全国集会

          赤ちゃん育ては絶滅危惧種の飼育じゃない

          赤ちゃんにとって、これはだめでしょう!という扱い方はあるのだけれど、これが正解っていうのが一つだけあるわけではない、っていうことをどう伝えればいいのかなあ。 今だって、2カ月を過ぎた(首は据わっていないけれど、かなりしっかりしてきている)赤ちゃんを片手で縦抱っこして、肩に頭をのっけてもらって(ぐらぐらするのに、ときどき頭をあげようと頑張ってる)、この投稿をしているんだし、 あぐらをかいてその上に横向きに寝てもらって、ちゃぶ台で両手でご飯食べることもあるし。 そんな場面場

          赤ちゃん育ては絶滅危惧種の飼育じゃない