仏教では、自分への執着を「我執(がしゅう)」と呼ぶらしいが、話はそれで終わらない。
■よくないことだとは分かるが「仏教では、自分への執着を
『我執(がしゅう)』」と呼ぶ」
と、先日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。
「我執」とは、
江藤智昭さんが、
著書「お寺の掲示板 諸法無我」で
紹介した言葉だそうだ。
「執着」とは、
その事ばかり心に思い、
忘れられないこと
(『新明解国語辞典』〈第三版〉)。
よくないことであるとは分かるが、
この話はそれでは終わらないのだ。
■「我」か「他」か本来の「自分」を貫く生き方を基本に置く
中国の「陰陽五行」思想を持ち出す