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#デザイン 記事まとめ

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デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。
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2018年6月の記事一覧

徹底した子育て支援はリッチな都市でしか実現できない?明石市長が覆した政治家の常識

今自分の中で最高にイケてるまちのひとつ、兵庫県明石市。 関西に馴染みのない人はピンとこないかもしれませんが、兵庫県の南に位置していて、淡路島のすぐ北。なんとあの源氏物語の舞台でもある歴史あるまちです。 なにがイケてるって、一般的には「票にならない」と言われている子育て支援(※)を街づくりの核にして次々と独自の施策を打ち出し、そして見事に子育て世帯をまちに集めて人口を右肩上がりで増加させているところ。合計特殊出生率も回復しています! それは、2011年に泉房穂氏が市長に就

地方でデザイナーとして独立してから「やめた」いくつかのこと

個人が地方でデザインで生き残るためには、戦略が必要だ。生存戦略が。人と同じことをやっていては、より単価の安い人へ仕事が流れて生き残れない。この先も長きにわたって続けていくために、「何をやって、何をやらないか」を決めよう。そう考えて「やめた」戦略的撤退に関するいくつかのことを整理するためにも書いてみる。 ウェブの仕事をやめる。1997年、20歳でアプリケーション開発会社に入社してから18年、ウェブの制作会社を渡り歩きながら「ウェブデザイナー」という肩書きで、ずっとウェブデザイ

「ビットコインで、世界を遊ぶ。」 Yenomのミッション・バリューが完成しました

わたしたち Yenomはこの度、先日お知らせしたビットコイン事業への参入・社名変更とあわせてミッション・バリューの策定、コーポレートサイトのリニューアルをおこないました。 今回は、ミッション・バリューをつくることになった背景や過程について、制作に協力していただいたPARK代表 田村大輔氏からのインタビューもふくめ、詳しく書いていきたいと思います。 目次 ・はじめに ・Yenomのミッション/バリュー ・わたしたちが「英単語の会社」から「ビットコインの会社」になるまで ・Y

広告は、ブランド・ジャーナリズムへ。(続・広告がなくなる日)

先日、「広告がなくなる日」という記事を書いたら、想像以上にたくさんの反響をいただきました。デザイン・広告業界は、その代理性ゆえなのか、発信する人が少ない印象があります。この業界のことを発信・批評していくことは、ある一定の意義と需要があるのだと実感しました。今回は個人的にとても関心のある「ブランド・ジャーナリズム」について書いてみたいと思います。 Fearless Girl(恐れを知らない少女)の衝撃 ©mashupNY 2017年3月8日。ウォール街の象徴である「チャー

夢か誠かの答えはチームラボの幻想の前では、どちらでも良くなる。

壁の絵に向かって、サッと手をかざすと、手のまわりに壁に描かれた魚がひとまとまりになって集まってきて動きを変えると、あっ、と顔を見合わせる。 壁の絵が僕らに合わせてる。 やってみたほうがいいと言われ、僕もやってみると、僕も胸が高鳴り、何が起こるのだろう何が起きているのだろう、と、好奇心を持って、その壁を見る。 すごいねと。 ここはお台場にあるチームラボが提案するミュージアム「ボーダレス」。それこそ、いろんなアートがボーダレスに展示されている。 人工的な谷があって、そこに

登録者殺到のレシートが10円になるアプリ「ONE(ワン)」のしくみをイラスト図解してみた。

高校3年生のCEOプログラマーがリリースしたレシートが10円に現金化されるアプリ「ONE(ワン)」の噂を聞き、やってみねばとダウンロードしたところ、本人確認の処理が登録者殺到のようで一時ストップしていました。(6/18のアップデートで本人確認は必須ではなくなったようです。)早く使ってみたいところですが、登録申請待ちのため、まっている間にONEのしくみをイラスト図解してみました。思った以上にシンプルな仕組みですが、レシートのようなこういうオフラインなものにも個人の行動を示す情報

創造性を育む「家」とは

今日は昨日の記事(創造性を育む「ゆるい空間」とは)の続きです。 前回は、物が自由に動かせて、動かすことに不安がなくて、そこに関わる人も文句を言わないような「ゆるい空間」にこそ創造性が宿ります。創造性を育むのは、個人のスキルトレーニングではなく「空間」なのだ!という話でした。今日は「模様替えをよくする家に子どもが住むと、創造性が高まりやすい」という話をします。 内容は以下の通りです。 1. 模様替えの多い家は創造性が高い 2. 子育て家庭はクリエイティブ 3. 「空間は変

ちびっこうべ 制作裏話

またまたちびっこうべのお話。今回は制作の裏話を。 知らない人はこれを機に、知っている人はより深く、 この取り組みに少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。 この記事はぼくが参加する子どものためのワークショッププログラム 「ちびっこうべ」の連載記事です。 http://kiito.jp/chibikkobe/ 自分が子どもの頃にあったらどんなによかったか!という、この素晴らしいプログラムのことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、そのワークショップのスタートか

インナーブランディングについて雑考

このnoteは、最近、ブランディング、主に組織内向けのものについて複数冊読んだという経緯があり、その内容を複合し、感想文的に残したものです。体系的に知識をどうこうという内容ではありません。 ブランディングとはブランディングとは、組織の、顧客への価値、もしくは社会的な価値を高めることによって、その組織の生存を図る戦略全体といって良いと思っているのですが、 一般的には対外的なブランディング、例えばおしゃれな広告を打つ、希少性のある物品を数を絞って販売する、美術館の設立やボラン

ぼくたちにとって建築家とは

建築家のもとで長く番頭さんとして働いたあとで、腰掛けのつもりで不動産営業に転職したのがちょうど10年前。見るもの触れるものすべてが新鮮でした。 それまで大学や設計事務所で学んできたことや、良いと言われてきたことが、不動産会社ではまったく評価されない。営業成績? 服装? 社内営業? 異なる価値観で毎日がズンズンやってくるんですね。まあ正気じゃいられない^ ^ 数年待たず建築界にもどるつもりが、不動産業界で建築家の評価が低いことに心底腹を立ててたんでしょう、不動産やお金の世界

InHouseDesigners #2 【デザイナーの成長戦略】イベントレポート

2018年5月30日に開催された、インハウスデザイナー向けのイベント「デザイナーの成長戦略」に参加しました。 数ヶ月前にnoteアカウントを作ったっきり、勇気がなくて一度も投稿できずにいましたが……このイベントにどうしても参加したくて、確実に参加できそうな「note枠」に思い切って登録してみました。(邪な理由ですみません…!) inHouseDesigners とは? InHouseDesignersは、事業会社で働くデザイナーを中心としたコミュニティです。※CON

リサーチ前の問いの鋭さが重要

デザインする時にコンセプトをたてるが、 その前に膨大な量のリサーチを行う。 そしてそのリサーチの前段階として、どういう 切り口で調べていこうかな?とブレスト等をして切り口を決めていく。 この時に思ったのが、その切り口が尖っていれば尖っているほど、最終的なアウトプットの面白さを生むのかな?と感じた。 ということはやはり問いの鋭さが質を左右すると思うので、前提条件、固定概念、無意識に行ってること、を疑うのだなと。 問いに鋭さを持たせることはとても一朝一夕では出来ないので、

インタラクションデザインを考える_1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最近、インタラクションデザインについていろいろと考えています。 インタラクションデザインと呼ばれるプロダクトはたくさん作ってきたはずなのに、いざ、考えを綺麗にまとめようとするとなかなかうまくいかない。そこで、一度、思いついたことを吐き出すことにしました。 そこから見えてくるものをあとで綺麗に整理する目的です。 ツッコミ、感想、これ読め情報、大歓迎です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そもそもインタラクショ

ド低脳デザイナーが英語を30歳でなんとかした話【本編】

以降、複数に分けようと思ってましたが、読める人は一気に読んでもらった方が参考にしやすいかと思い、まとめました → いきなり最終回! 英語を始めるには、月並みですが『やるぞという気持ちほど大事なものはない』と考えますので、読んでない方は【序】を読んでみてください。 やる気と理由の整理ができてる方は、この記事からでOKです! 目次・はじめに ・勉強の前に ・勉強の始まり ・勉強の続け方 ・勉強の結果 / 私の場合 ・勉強で陥りがちな点(失敗など) ・後記 ・次回:全教材ま