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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2019年6月の記事一覧

夫が最高な話 ―ケンカのあとの捨て台詞

次男が1歳になる直前、私の心と体のコンディションは最悪だった。夜通し泣き続ける次男。少し放置したり、トントンすれば寝るなんてレベルではなくギャーン!と全身突っ張りながら激しく泣く。抱っこをしても、ゆらゆらしても、キッチンに連れて行って冷蔵庫の冷気にあててみてもダメ。 しかたない。最終手段、添い乳(横になりながらおっぱいをあげること)をしよう。おっぱいは血液から作られるだけあって乳をあげると身体が削られる感じがあるし、夜間授乳のせいで夜泣きがひどくなる説もあるため早くやめたい

親子で博多華丸大吉さんに惚れた話

はじめてルミネtheよしもとで、漫才を見た。 新宿末廣亭へナイツを見に行ったくらいで、お笑いライブへ足を運んだことはほとんどなく、実はM-1すらちゃんとみたことはない。それくらい私はお笑いに疎い。というか、恥ずかしながらその魅力をちゃんと知らなかった。 そんな私が、生で漫才をみて、博多華丸大吉さんに射抜かれ、すっかり虜になってしまった。ふたりのことを思い出すだけで、心がほくほく、元気が湧いてくる。 * その前日、私は夢の国こと東京ディズニーランドにいた。1歳8ヶ月の孫

手足口病などで口内炎が痛くても、子が食べられるもの(もっと知りたい)

手足口病という字面からするとずいぶんものものしい印象で、初めて目にする方はギョッとしてしまうかもしれない。 でも実際は、乳幼児がよくかかる夏風邪の一種(まれに大人もかかる)で、お子さんのいらっしゃるご家庭では「ああ手足口病ね」くらいの感じで知られている病気だと思う。厚労省のサイトにも「基本的には症状の軽い病気」と書かれている。 ただ、夏風邪の一種ともいわれるとおり、ちょうどこのくらいの時期に毎年ものすごーく流行っているんだなこれが。 ちょっとイメージのわかない方は、tw

あの日、息子の前歯が折れた

今年の2月、息子(当時4歳)の前歯が折れてしまった。 その日、私は終わらないバレンタインをようやく終えて、ストーブでおしりをあたためながら安堵と疲労でぼうっとしていた。 目の前では息子がひとりがけのソファ2脚のあいだにおさまって、ひじ掛けに手を乗せて、ちょうど体操の平行棒のように体を揺らして遊んでいた。 「ママー!!見て!!!」 うんうんすごいねぇ、でもソファで遊ぶと危ないよー、と曖昧に相槌を打つのだけれど、なんだかとっても眠い。 息子のダイナミックな動きはこの4

父と再会した話

 父と再会をしたのは5月。そこからすべてが動き出してから、約1ヶ月…それは今まで生きてきた中でも苦行の毎日だった。全身の水分がなくなるんじゃないだろうかと思えるほど、泣いて泣いて泣きまくった。すべての膿を出し尽くして、削ぎ落とし、また戻って絞り出しては、吐き戻して…うっかりすれば精神の崩壊を来すほどのレベルだったかもしれない。でも、おかげさまで無事に乗り越えることができた。  今回はコミックエッセイ発表からその後まで、順番にゆっくり振り返りたい。 すべての始まりは文鳥のふ

心に届けたいことば

昨日、娘が手紙をくれた。 何か小さな紙に書いてるなーとは思っていたが、あと1分発見が遅れていたら、もう何やってんの、はやく宿題しなさいよ!と注意するところだった。危なかった。 照れながら手渡してくれた紙は、端がホッチキスで留められて、冊子のようになっていた。完全なる親バカ自慢だが、ほっこりしたので書かせてほしい。 ▶▶▶ 表紙タイトル: ママだいすき♡ ママのすきなところは13こあるよ! かいたのでみてみてね。 ママのすてきなところ! 1.かわいいところ 2

デジタルネイティブ世代の貯金箱と、5歳児のお小遣いルール

我が家には、黄色いゾウがいる。 置物ではない。これは、5歳10か月の娘の貯金箱だ。 振るとチャリチャリーンとお金の音を響かせるかわりに、「パオオーン」と鳴く。そして、胸の部分に「貯金額」があらわれる。 この数字は、娘の銀行口座と連携している。表示されているのは、銀行口座の金額だ。モバイルバンキングで、お金のやりとりができる貯金箱なのである。 これを見たとき、デジタルネイティブ世代は貯金箱までも「電子」なのかと衝撃をうけた。使ってみると大変便利な代物なので、せっかくだか

子どもは思っているより、子どもじゃない

昨日、1歳8ヶ月の娘に助けられた。 恥ずかしながら私は、幼い我が子を抱きかかえた状態で2回、鍵(カードタイプ)を落としている。 1回目は生後3ヶ月の娘を連れて「大忘年会」を冠した友人の結婚式に参加した帰り道。産後久しぶりに出歩いた夜の街は煌びやかで結婚式も楽しかったけれど、師走で賑わう電車はヒヤヒヤしたし、一刻も早く娘をあたたかな布団で寝かせたいと心が逸る。 抱っこ紐で娘を抱き、両手にたくさんの荷物を持って、早歩きで、たどり着いた玄関。え、鍵がない。荷物を全部出して確認

子どもとは『人生の質』について話してほしい 藤野英人が子どもに伝えたいこと(前編)

「これからのお金」「これからの投資」を一緒に考える“研究所”、ひふみラボ。こちらのnoteでは、ゲストの方々にさまざまな切り口で参加していただいています。 今回から、ライター田中裕子さんによる連載「子どもに伝えたい、お金のこと」が始まります。 「これから子どもにお金のことをどう教えていけばいいのか」と戸惑っていらっしゃるお父さんお母さん、いらっしゃいませんか。一児の母でもある田中さんもその一人です。 連載では、田中さんがインタビュアーとなって、「投資のプロ」でもあるレオ

絵本って高くない? と感じていた未熟さを恥じています

心から恥じています、という備忘録。 早いもので息子が2歳になり、これまで「ごぶごぶ」とか「ばー」「ぷくぷく」の音や、認識しやすいはっきりとした色づかいが中心だった絵本から卒業した。乳児の認識できる音や色が緻密に計算されたこれらの絵本は、物語や登場人物的なものがないゆえ、大人の私にとってはなかなか退屈で、眠気に襲われた実績も多数、、、(申し訳ない) ところが、子供が1歳半を超えた頃から、絵本の中で起きている状況をそれなりに理解できるようになった。雨が降るとか、パンケーキがで

生まれました

言いそびれていたのですが、平成のうちに子供が生まれました。 妊婦生活中に大きなトラブルもなかったし、身体がつらいと思ったらわりとすぐに休める環境に居たし、夫は常にやさしいし、里帰りをして実家にサポートもしてもらったし、あっ、おなか結構痛いぞ。と思ってから3時間半ほどだったし、元気に生まれてきてくれました。 にしても、妊娠期間中の生活はなかなかつらかったです。めちゃつらでした。めちゃ&つら。めちゃくちゃつらかったです。もう一回言うね。つらかったです。 ああ、長かった。つら

ベストファーザーを祝う

夫が、ベストファーザー賞を受賞した。 家庭内受賞だが、めでたいことに変わりはない。 夫は骨の髄まで真面目で、家庭のことも当たり前に分担する。家族だから優しいのではない。人類全般に優しい。 管理職なのに、未だに飲み会の幹事をすることもあるし、お花見で出た大量の燃えるごみを笑顔で持ち帰ってきたこともある。もはや怖い。地域の行事すら、嫌がらずに参加する。 そんなことある? と毎回思う。 夫自慢なら永遠にできるが、話がズレていきそうなので割愛。とにかく、夫として、

社会から突然不良品にされた話

人が人を「不良品」なんて言ってはいけない。『ワイドナショー』での松本人志さんの発言のことだ。強い言葉に酔うのはやめよう。論旨に理解できるところがあっても、それだけで全てが無効化されてしまう。なぜ人を不良品として扱ってはいけないのかについて書きたい。 かつて日本には「優生保護法」という法律が存在した。1940年に制定された国民優生法が戦後改められ、1948年に優生保護法として施行された。優生を保護するために行われたのは、もちろん劣性の排除。遺伝性と思われる精神疾患、身体疾患に

小学校に入った途端、普通の子になった気がするという衝撃

「自分の子どもが小学校に入った頃から、突然普通の子どもに感じられるようになった」 そう教えてくれたのは、大学院時代からの友人でありパパ友だ。彼とは子育てについて議論をすることがよくあり、最近ではボードゲームを教育に取り入れた方が良いと話し、お互いのおすすめボードゲームを紹介し合うなど、比較的熱心な教育パパでもある。 そんな彼が僕が主催するイベントに参加してくれた時、ポツリと冒頭の言葉を発したのだ。 彼のお子様は、今年度小学生になったばかりだ。だから今年の3月までは親が思