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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2021年12月の記事一覧

息子の発言にトゲトゲだった心が丸くなった日

先日、保育園で親子陶芸をするイベントがあった。毎年恒例なので、我が家には姉の代から作ってきた、陶芸作品がいくつもある。 お皿のようなものにして使っているものもあれば、子どものやりたいようにさせた結果、謎の塊になっているものまで様々だ。 もうこれ以上、謎の塊を増やしたくなかった私。考えた結果、息子(4歳)に提案をしてみた。 「今回は、せっかくやし使えるもの作ろうよ〜。花瓶とかどう??お花を飾れるで」 「かびん?ピカチュウ作りたいな〜」 そう言いながら、土をこねこねして

緑のりんご

 息子はときどきびっくりほど物知りで、ときどきびっくりするほど物事を知らない。  「おでんって何?」  コンビニのレジにあるのぼりを読んだ息子が、不思議そうに聞いてきた。おでん知らないの!?一瞬びっくりしたが、振り返ってみると確かに私は息子におでんを食べさせたことがないし、今まで読み聞かせた絵本におでんが登場した記憶もない。 次の日、保育園の帰りに息子とおでんの材料を買い出しに行った。大根、たまご、タコ、ちくわやごぼう天。スーパーで「もう良いんじゃない?それぐらいにして

子育てに手がかかる時期、自己研鑽できないことにあせらなくて良いんじゃない?

はじめにこれは子育てエンジニア Advent Calendar2021 3日目の記事だ。参加は今回で3回目。その分、子どもたちと私達夫婦の間のバランスも変わってきた。だからこそ見えてきたことから、今回の記事を書く。 この記事を読んでほしい人は、子育てが始まってからというものの「自分の時間がとれない」「自己研鑽できない」という悩みを持っている人、そしてその悩みから焦りを感じている人だ。 先に結論を言ってしまうと、子育てで忙しい時期に無理やり時間を作る必要はない。焦る必要はな

“1度で2度おいしい”読み聞かせ

「今日はこれ読んでー!」 毎晩、子どもが寝る前に絵本を読み聞かせている。小学2年生の娘は自分で読むようになっているので、今読み聞かせているのはもっぱら4歳の息子に向けて。娘も一緒に聞いている時もある。 娘が0歳の頃から続けている、毎日の習慣。 「本好きな子になってくれたら良いなぁ」という思いがあるのはもちろんだが、私自身色んな絵本を読むのが楽しいという単純な動機も大きい。 最近、図書館で絵本の他に、紙芝居を借りることも多い息子。 紙芝居、絵本それぞれにこれは良いなぁ

「お母さん」が終わりかけている

子どもたちが、すっかり大きくなった。 喜ばしいけど、さみしくもある。 もうトイレについていかなくていいし、電車もおりこうに乗れる。3合お願い!と言っておけばご飯を炊いてくれる。外で手をつなごうとするとふりほどかれる。知らないYoutuberの話で盛り上がっている。今時の歌をすらすらと口ずさむ。娘の身長は、あと少しで私を追い越してしまう。 あんなに小さかった子どもたちが、小学生のお姉さんお兄さんになったんだ。私にとって「お母さん」と言えば、2、3歳の子を育てるイメージだけれ

年長双子が別の部屋で寝るようになった日の父親の心の叫び

マジで子育ては人生を楽しませてくれるわ。 泣けるけど。 ニトリで買ったベッドセット。 「自分の部屋で寝るの怖い」って言うと思ったらビビりながらも平気な感じで、生まれてから6年間一緒だった寝室から出て行っちゃった。 こんなにあっさり離れられると思ってなくて泣いちゃう俺。 泣いちゃう。 さみしい。 自分たちの部屋は、与えはするけど彼らがそれを主戦場にするのはもっともっと大きくなっての遠い遠い未来だと思っていた。 自分のことを振り返っても小学生で部屋は与えられていたかもだけど、

3人目は余裕、なんてことはなかった。出産までの記録。

昨日、3人目の子どもを出産した。 出産はしんどくて、命がけの行為。でもあまりに辛い記憶が残ると「また産もう」と思わなくなるから、忘れるようになってるらしいよ。 そんな噂が出産経験者の間では出回っている。 ご多聞にもれず、わたしも上2人を出産したときの記憶がおぼろげである。今回がおそらく最後の出産になるので、鮮明なうちに記録しておくことにした。 ※前提条件 ・わたし37歳、娘9歳、息子3歳 ・3人ともおなじ産院で自然分娩。2人目のときに無痛産院を予約しようと思ったが、す

1. 親子留学をしようと思ったワケ

はじめにはじめまして。訪問いただきありがとうございます。Greenといいます。子ども2人とともに親子でカナダのトロントに留学中です。2019年夏から2022年夏までの予定、これを書いている今は2021年の12月なので、日本に戻るまであと半年、というところです。 元々は留学体験をブログなどの記事にまとめるつもりはなかったんですが、来年親子留学をする予定だという方がTwitterでDMをくださったことをきっかけに、オンラインでお話することになり、もう忘れかけている2、3年前のこ

ブタになりたかった息子のはなし

のんびり子育てを楽しんでいる。 勉強したくないならそれはきっと本人には向いていないことなんだろうし、みんなができることを出来なくたって、別にいい。他にできることがあるんだろうから。 ただ、宿題はやったほうがいいよって伝えてる。本人もそれはわかってる風。とはいえ、自分でも「なんでやったほうがいいんだっけ?」と思うことすらある。 正直なところ、宿題やりたくなければやらないでもいい、と実は思ってる。先生から叱られて困るのは本人なのだ。いや、もっというと困るかどうかもわからない

5歳息子と初めて「花金」を楽しんだ金曜日の話。

今の若い人たちがこの言葉を使うのかどうかはわからないけれど。 5歳の息子と、はじめて"花金"っぽい夜を過ごしたので、その日のことを書こうと思う。 「今日は飲み会やから、夜ごはんはいらないよ。」 父ちゃんの口から久しぶりにこの言葉を聞いたからハッとした。この言葉を聞くと、ちょっとだけワクッとする。たくさん食べる父ちゃんがいないということは、夜ごはんの手抜きができるのだ。 父ちゃんが夜ごはんのいらない日は、1年以上ぶりだろうか。それよりも前は、1ヶ月に1〜2回は飲み会があ

驚くべき、娘のあそびと学びの世界。そして、自己肯定感の在り方について

今朝、焼きすぎて硬くなったパンをかじりながら、「硬いねぇ」とパートナーが言う。「うん、硬いねぇ」と僕は答える。 2歳8ヵ月になる娘は、そんな夫婦の何気ない会話をいつもよく聞いていて、「かたくないときはなんて言うの?」と、会話に入ってくる。 ちょうど焼き芋があったので、こうだよ。と焼き芋を口に入れて「柔らかいねー」と伝えてみる。すると、娘も焼き芋をほおばって「やわらかいねー!」と言う。 そしてもう一度、パンをかじって「かたいねー!」。焼き芋を口に入れて「やわらかいねー!」