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金曜ロードショー「耳をすませば」をみながら昔のAI画像生成をふりかえりつつ、コロナ禍の恋愛映画を振り返る。

金曜ロードショーで「耳をすませば」(実写版)が放映された。

https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20240510

ちょうどジブリ版「耳をすませば」が金曜ロードショーで放映された2022年8月26日に、ぼくはStable Diffusionに夢中になっていたんだよね…。

いまはもう見れないpixivアカウントなんだけど

当時のAI画像生成を振り返る

Whisper of the Heart
[3785634180] 金曜ロードショー「耳をすませば」放映記念…。
2022年8月26日 22:27

帰ってこないあのひと

金曜ロードショー「耳をすませば」放映記念
AI生成オリジナル
2022年8月26日 23:14

雫はバイオリンを奏でたい

[706634236] AIは持ち方を知らない
2022年8月26日 23:02

ちょっとこわいけど怖くない

AI生成オリジナル2022年8月27日 00:28

"微妙な表情が出せたのでうれしい"というメモがあるけどホントそうだな…手が変だけどまだネガティブプロンプトを使いこなしていない。というかネガティブプロンプトが存在していない可能性すらある。

Alfons Miku

[1681988538] AI Collaborated 2022年8月26日 12:22

手が変なのはぼかしフィルタを入れれればいいんだ、という感じで自然にぼかしている。色合いとか構成が素晴らしいなと思う。

当時の背景

WifuDiffusionが出たかどうかぐらいのころ。
Google Colabで生成していた。
グリー技術書典部で、技術書典13に向けて原稿を書いていた。夏の終わり。

そのあと10月まで書き続けて「AIとコラボして神絵師になる」を出版。

おそらくStable Diffusionで商業誌を出した最初の紙の本なんだよね。

いまからみれば、とても稚拙な画像生成だけど、すごく味があっていい。
リアルタイムで映画見ながら、心情風景を描いてるってこと。

それから毎日、ずっとずっと書き続けている。
pixivアカウントは潰されたけど。

金曜ロードショーで初めて観る、「耳をすませば」実写版。

2022年10月14日公開だったのね。おそらく金曜ロードショーは宣伝として放映されていたんだろうけど。

耳をすませば

2022年制作 日本映画 字幕 解説放送 地上波初放送 15分拡大

ココがみどころ!!

不朽の名作の実写映画化
雫と聖司の甘酸っぱい恋の物語

二人の夢の行方 そして二人の関係は…
10年後の物語を完全オリジナルで地上波初放送

1989年に雑誌『りぼん』で連載された、柊あおいの不朽の名作。1995年にはアニメーション映画が公開され、今なお色褪せない青春映画の金字塔。その物語に2人の10年後のオリジナルストーリーを加え、清野菜名&松坂桃李のW主演で実写映画化した作品を地上波初放送。物語の主人公は、読書が大好きな雫と、大きな夢を持つ聖司。互いに惹かれ合い、夢を追い続けることを誓った2人だったが、その10年後、思うようにいかずもがいていた。地球屋の老店主、雫の親友の夕子や杉村、猫のムーン、猫の人形・バロンといったおなじみのキャラクターも登場。アニメーションとオーバーラップするシーンもところどころに散りばめられている見どころ満載の青春映画!

ストーリー

作家になる夢を追う雫とチェリストを目指す聖司
10年の時を経た2人は…

読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫(安原琉那)。彼女は図書貸出カードでよく見かける、天沢聖司(中川翼)の名前が頭から離れなかった。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、雫は次第に惹かれていく。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになるが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。

それから10年後の1998年。雫は、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていたが、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、聖司にとっての支えも同じく雫であった。ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。雫が答えを見つけに向かった先は…。

ついうっかり夢中になって観てしまった。忙しいのに。

雫(中学生)がめちゃ手足が長くてスタイルよすぎて
この服だと直視できない…何だこの感覚…。

安原琉那

https://www.instagram.com/p/C6v7wXQPjWA/

理系に愛はわからない(本懐)

<以下タイムライン実況そのまま>

実写版「耳をすませば」、
これデートで観に行くことを選んだらものすごい緊張感がある展開になってたんだろうな…。

ちなみにイタリアロケ地は和歌山県のテーマパーク「ポルトヨーロッパ」らしいよ!

コロナ禍の映画だ…

<雫、残念になる展開>

まったくどういう展開になるかわからないけど、このあと聖司くんが地獄に落ちることだけは祈ってみる… どういうエンディングに向かっていくのかすげー気になる・・・


<聖司、地獄に落ちたりはしない>

この世界線、
雫が大学卒業後に日本で、日本語の書き物しながら就職する流れが一番間違っている感じする…。

ジブリ版みたときに「こいつら高校卒業したら海外で生活するんだろ」って勝手に思ってたし、むしろそういうロールモデルだと思ってた

聖司くんが今カノにこっぴどく振られるシーンはないままか… もしかして、キスシーンはコロナ禍で撮れなかったのかな…というか、すごいエンディングだったな…TV版だから配慮されてたりするのかな…?

コロナ禍の映画だ…。

結論、これはデートに使える映画だったんではないだろうか。
感想戦で自分なりの「『耳をすませば』論」を交わしてしまうという意味では現代アート的でもある。

10年の遠距離恋愛を成仏させる

もし雫と聖司がジブリ版のあとずっと10年、プラトニック・ラブを続けたら?というコンセプトで作ったらこうなるんだろうな。

以前、一線を超えていく前の「尊さ」について描いてみたけど。

なんというか、令和の作品としては、雫の処女性とか、雫と夕子の同性間の愛と夕子と杉村をもっと描いたほうがいいと思うんだよな。
杉村は初恋の相手として雫にアタックした過去があるのだから、もうすこし距離感を大事に「気の置けない異性友達」として描いてほしいな。
夕子を主人公に据えて描くのもありだと思うんだよね、この作品。
聖司を聖人化しちゃうのはしかたないとしても。

こんなふうに書いてしまうのも、エンディングひとつなんだろうな。
幼稚園児がたくさんいるところで手つなぎデート、なんて、こういうの大好きな人が作ったんだろうな。
まあ嫌いじゃないけど、物語のエンディングとして普通すぎやしないか。
ああ・・・そうか普通すぎるのが「理系に愛がわからない」ソレなんだ。


耳をすませばの名言

こちらのブログのチョイスがすごくいい。
イラストレーションもいい。


時間を超えて人を感動させるもの

そんなわけで、生成AIの仕事をしながら、金曜ロードショーを楽しんでしまったんだけど。やっぱり聖司がヨーロッパの音楽生活でみた窮屈さとか、あの朝日の風景とか、自然物に対する畏敬とか、あとはこういう工芸なんだろうな。時間を超えてひとを感動させるものって。

「エンゲルス・ツィマー」とはドイツ語で「天使の部屋」らしい。
この人形、よく作ったよね…。

劇中曲なんだけど、ピアノ練習曲としてよさそう。


丁寧に、丁寧に、作っているなあ…。
丁寧に、丁寧に、作っていくぜ…俺も…。

ああ、これが「理系の愛」か。

聖司の気持ちが少しわかりました。

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ちょっと理系が好きな人のための愛、恋愛と性愛と人類愛と家族愛に関するエッセイ集です。

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