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私はいったい何者なんだろう

大人になるだけで、働いているだけで、何者かになれると思っていた。

自分で胸を張って「〇〇です」と言い切れるほどのスキルがついていない気がして、最近あまり自分に自信がない。


「どんな仕事してるの?」

同窓会で会った友人に聞かれて、胸を張って「ライターだよ」って言えない自分に気づいた。それから自分は何者なのか、なんだかよくわからなくなってしまった。



新卒から小さな出版社でライティングや編集のこと、広告のことを仕事にしてきた。

それから同じ業界ではあるものの、数社をのらりくらり渡り歩いた私は、専門的な知識を持った人と長く働く機会がなかった。

そりゃ、所属していた会社ではそれなりに結果を出したことだってあるが、だからと言って世の中にはライターなんて山ほどいるし、売れっ子ライターやエッセイストにはまだまだ程遠い。


企業になんて入らなくても、フリーランスでバンバン成果を出している人も多いこの時代。
企業勤めでライターしてました!ということが別になんの強みにもならないこの時代。
個の力が評価されるこの時代に、自分は何をアピールできるんだろう。



書けと言われたら、それなりに書ける。
でも、どうやって書くのか教えてと言われると、すぐに順序立てて説明できない。
自分の頭の中でしか、書き方のノウハウを完結できていないからだ。

そして、ライティングや編集のことを、わかっているようでいて、実はわかっていないんじゃないかなと時折不安になる。


だから、自分が普段書いていることを今年はしっかりアウトプットして整理しようと思う。
そこで足りないと思ったことを、また学んでいこうと思う。

漠然とした不安を取り除くことができれば、自分が何者かどうか見えてくるかもしれない。



「どんな仕事してるの?」

「ライターです」と答えたい自分が心の中にいることに気づきながらも、胸を張ってそう言えない今の自分。
何者かを明言できるようになるために、今の不安を乗り越えたい。



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ライターの仕事

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