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「競」こいつ画数多すぎ問題

皆さんも一回は感じたこと、あるのではないでしょうか。
「競」こいつ絶対20画もないやろ。でも何回も書いてもなぜか20画になってしまうんですよ。今回はこいつの謎を追求しようと思います。

「競」こいつ画数多すぎ問題とは

「競」この字、見た目の割には画数多くね?って問題です。
いろんな漢字の画数をまとめてみました。こちらをご覧ください。

いや絶対「競」より「戯」の方が画数多いやろ。

「戯」の実績

「戯」の実績についてです。

画数:15画
学習学年:中学一年生(多分)

僕は中学一年生で習いました。見た感じ20画くらいはありそうですが、実際は15画です。
お前ちゃんと仕事しろよ。

「競」の実績

「競」の実績についてです。

画数:20画
学習学年:小学四年生

小学四年生でも書ける漢字なのに、画数は20画もあります。なんか12画くらいで書けそうですけどね。なんやこいつ。

この問題を「「競」こいつ画数多すぎ問題」と呼びます。

なんで見た目の割にこんなに画数が多いのか

「画数が少なそうな見た目」って、密度の少なさで決まると思うんですよ。
文字の密度と、見た目の画数が比例してる感じですかね。

ここでこんな仮説を立てました。

一画一画が短い説

一画が短いから密度を低くできているのではないかという説です。とりあえず書いた線の長さを平均してくれる機械を作りました。

結果ですが、あまり他の漢字と書いた線の長さの平均は変わりませんでした。「護」とか「議」とかと同じように平均して100くらいになりました。

他の説も考えてきました。

密集しているところが少ない説

バランスよく配置していると画数が少なく見えるのではないかという説です。

例えば、画数の多そうな「趣」(実際には15画ですが)。
これを太い線で書いてみると、つぶれてしまうところがあります。

「護」や「議」なども同様です。

それに対して、「競」は結構きれいに書けます。

この「密集しているところが少ないと見た目の画数が少なくなる説」がかなり有力ですね。

なぜこうなるのか

なぜ、密集しているところが少ないと、見た目の画数が少なくなるのでしょうか。

よく、「人間は情報量の多いところに目が行く」と言われます。多分そのためだと考えられます。

まとめ

皆さんは中身を見ずに見た目だけで判断してしまっていませんか?
人も漢字と同じように、見た目の偏見で判断せずに、平等に中身を見てあげてください!

ではまた!