私を創る夜
私は夜更かしが好きだ。
と言うよりも、夜そのものが好きなのかも知れない。
夜景を覗けば、ビル群やマンションに灯る明かり。
煌々と輝くネオンや電飾看板。
それら全てに人間の営みを感じて愛おしくなるのだ。
そして夜は柔らかな毛布のように全てを包み込んでくれる心地良さを感じる。
目を瞑るように暗闇で全てを隠してくれる。
だから自分に素直になれる気がする。
夜と私の親和性を確認するように。
映画や小説を見たりと自分の感性を研ぎ澄ませる大切な時間でもある。
夜は私の知性的な部分を担っているのだろう。
今日も夜という柔らかな毛布に包まれながら、じっくり知性を高め私を創ろう。
積まれた小説達が読まれるのを待っている。
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