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キャリアコンサルタントですと言えるようになってみて

キャリアコンサルタント事業を複業として少しだけ始めています。どの段階で自ら「キャリアコンサルタントです」と言えるのか?は人それぞれだと思います。
今回はわたしのキャリコン資格を目指すまでと、取得直後の気持ちを書き留めておきます。


1.目指してみたときの話

2022年末 キャリアコンサルタント(国家資格)を目指してみようと気持ちが固まりました。その気持ちになるまでに考えていた3つの視点を振り返ってみます。

①過去の仕事をふりかえってみる

思い立った2022年末。
まもなく50代になるにあたり、約25年務めている企業の看板を下ろした「裸の自分」と向き合ってみようと思いました。その時、60歳(定年)以降の看板のない自分の姿が急にリアルに迫ってきたんだと思います。

過去のキャリアを振り返ると、人との接点の多い会社員人生でした。現場人事スタッフ時代から本社人事のころは、従業員相談やプロジェクト活動はもちろん社内外問わず人と協働したり折衝したりと接点が多かったのですが、その前の労働組合役員のころが転機になっていると自己認識できました。

労働組合時代の従業員相談はとても幅の広いものでした。仕事の相談がきっかけですが、上司や同僚、人事(会社)には相談できないような私的な相談に発展することも多く、人と対峙にしていくことに終始したことが思い起こされました。

②何が好きなのかふりかえってみる

そうなると、私自身は面談のような対人業務が好きなのか?という自問自答がやってきます。
相談に乗るシチュエーションが多いのは事実です。相談者にとっての難題を一緒になって考えていくことは、気持ちを込めて取り組む仕事として嫌いではない自分がいます。小中学生のころを思い起こしていても、おそらく好きなんだろうなと考えました。もしかして長男気質が影響しているのかもしれません。

③自分の「稼業」として考えてみる

おおむね好きな仕事内容であり、過去の経験を活かせる領域だろうとは思えました。では、最後にキャリアコンサルタントが稼業(自分本来の仕事)として思えるかどうかでした。蕎麦屋さん、八百屋さん、ケーキ屋さん、皆さん「稼業」として活動されています。パナソニックの松下幸之助さんが「社員稼業」を説いていたことを思い出します。(よろしければ下の動画をご覧ください)

私はキャリアコンサルタントを稼業としてとらえられるか?自問自答が続き、はっきりとした結論は出ませんでした。
業ということは自立した収入なども考えなくてはいけなく、稼業としている方の知り合いも少なく、わかっていない要素が多かったからです。ただ、これだけいろいろと考えたことで、取り組んでみようという心のセッティングにはなりました。

巷で話題にあがるような「キラキラとした今どきの副業」は若い方にお任せして、あくまでもアラフィフ会社員のやりがいや人生の総まとめになればOKというコンセプトでチャレンジすることといたしました

2.挑戦してみたときの話

なにはともあれ、このコンセプトで「とりあえずやってみる!」が私の持ち味です。久々に”必死になって” 1つのことに取り組めた時間はかけがえのないものでした。また、その時に出会ったスクールメイトは大切なつながりとなりました。
資格取得の勉強方法や流れなどはまたの機会で書かせていただきます。

3.キャリアコンサルタントといえるようになってみて

合格証をいただき、登録が完了して「わたしはキャリアコンサルタント」と言えるようになったんだなと実感しました。その時一番感じたのは、資格取得の勉強で学んだ理論やカウンセリング手技など知識習得による自信でした。これから人と接する場面でもっと良い結果を生むことができるかもしれないという未来への期待も生まれました。

①本業で

カウンセリングの理論や実技などはとても役に立っています。管理職として部下と接する時に経験則だけだったものが、裏打ちされた理論や手技を知っていることで良い活動になっていると感じています。(相手がどう感じているかは確認していませんが)同僚や後輩と話すときも同様です。
資格取得の労力や金銭負担とのバランスにはなりますが、取得した知識とスキルはマネジメント業務や人事の仕事など対人業務では大きなものだと思います。

②本業以外で

せっかく国家資格を取得したのだから副業でいろいろとやってみようと手を出し続けてみました。HP作成からブログ作成、アフェリエイト広告、個人事業主として登記、インボイス登録、facebook、インスタ、そしてnote。
リアルの活動もたまたまご縁がありました。大学生の就活支援(自己PR・ガクチカの作成支援や面接練習)、企業や団体のキャリア系研修、地域イベントでのキャリア面談、キャリコン学校のアシスタントなど。

1年弱の活動としては、とても充実した平日夜と週末でした。詰め込みすぎのところもありましたが、当初の「アラフィフのやりがいと、裸の自分との向き合い」という意味では120点でよいと感じています。

ただ、120点とはいえ「業」とするにはまだまだ未熟でハードルは高いと思っています。
まず「収入面」。単体資格として副業で収入を得るにはまだまだ活動経験や活動する場面の幅が必要ですし、最終的にはどこか特化した活動シーンに着地させるべきだと感じています。
次に「スキル」。学校のアシスタントをさせていただいているのですが、出会った講師の方との違い(視野の広さ、知識、見識、経験などなど)を痛感しています。まだまだ勉強だな!と思えているので、わたしの未来へのエネルギー源としては最高の出会いです。

③これから

さて稼業としてどうしていくか?と悩んでいる日々です。技能士2級、1級へとチャレンジするのも魅力のある活動だと思っています。
また、ファイナンシャルプランナーやEAPメンタルカウンセラー、コーチング系などつながりのある資格取得も面白いかなと思っています。

実際は何をしていくか確定していませんが、未来に向けてチャレンジする可能性が広がっていることが、人生として幸せだと感じる日々です。

最後に今のところの結論

  • 副業として資格単体でいきなり収益となると難しいかも

  • マネージャー、人事関係者、人材業界が本業であればとても有益

  • 費やす時間(約1年)お金(数十万円)のインパクトは大きい

  • 他の資格と組み合わせることで可能性の広がりを感じる

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