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大宅壮一文庫 雑誌記事索引データ紹介

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週1回更新。大宅壮一文庫の雑誌記事データベースを使ったテーマ別索引紹介マガジンです。記事資料の取り寄せにも対応しています。
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記事一覧

雑誌記事索引紹介「家庭菜園」

2024年3月のこのコーナーで「食糧危機」をテーマにした雑誌記事が増えていることを紹介しました。 それに伴うように、自分で食べものを育てる「家庭菜園」をテーマにした記事も目立つようになっています。今回は、2020年以降の「家庭菜園」についての索引を30件紹介します。 東日本大震災の後には、夏の日射しを防いで節電するゴーヤのグリーンカーテン作りが日本中に広まりました。 2020年からのコロナ禍では、「おうち時間」を充実させたり、これまでのライフスタイルを見つめ直す機運の高まりか

雑誌記事索引紹介「カンニング」

先日、早稲田大学で2月に行った入試の際、スマートグラスを使ったカンニングがあったことが公表されました。その受験生はスマートグラスで入試問題を撮影しSNSで外部の人物に渡し、解答を依頼していたそうです。 近年高度な機器を駆使するようになったカンニングですが、雑誌記事検索をするとテクノロジーの進歩と共にカンニングも進歩した様子がわかります。 今回はカンニングに関連する雑誌記事索引を紹介します。 ※掲載内容は大宅壮一文庫HP内の雑誌記事索引紹介と同一記事です。 ※今回紹介した索引

雑誌記事索引紹介「唐十郎」(交友関係を中心に紹介)

5月4日、劇作家の唐十郎さんが急性硬膜下血腫のため84歳で亡くなりました。 唐さんは1964年に劇団「状況劇場」を立ちあげました。新宿・花園神社での紅テント公演は演劇界に衝撃を与え、アングラ演劇の旗手として注目を浴びます。 屋外に設置した紅テントで公演をするスタイルは、当時の若者達に絶大な人気を誇りました。 「状況劇場」解散後、1989年に劇団「唐組」を結成。「唐組」でも紅テント公演は続けられ、多くの独創的な作品を発表しました。 唐十郎さんの雑誌記事索引データは全件で416件

雑誌記事索引紹介「セブン‐イレブン」

2024年5月15日にコンビニエンスストアチェーンのセブンイレブンが日本でオープンして50年を迎えます。 1974年5月15日に東京・江東区で誕生したセブンイレブンは、早くも翌1975年6月に福島県の店舗で24時間営業を開始しています。そこからも勢いは止まることがなく、1976年に出店数が100店舗を達成しました。その後も2003年に10,000店舗、2018年には20,000店舗を超え、日本で最も多いコンビニチェーンとなっています。 取り扱う商品も1978年にそれまで「家庭

雑誌記事索引紹介「柚木沙弥郎」

染色家の柚木沙弥郎さんが、今年1月31日に101歳で亡くなりました。 晩年まで精力的に創作活動を続けた柚木さんは、「今年で100歳ですが、80歳くらいから精神が自由になったと感じます。染色家として布を染めるだけではなく、アートの枠にとらわれずにいろんな表現をするようになりました。」と『文藝春秋』2022年5月号の記事中で語っています。 Web OYA-bunkoの柚木さんの雑誌記事データは全50件中44件が2008年以降のもので、それを眺めるだけでも、柚木さんが80代半ばから

雑誌記事索引紹介「YOASOBI 幾田りら」

アニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』が大ヒット公開中です。 No1. 対談 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 声優として共演した2人の「相乗効果」 2人でやっと録れたときは感動しました。「生おんたん!」って アーティスト同士だからこその相乗効果… ※アニメ映画 発言者 幾田りら/あの 雑誌名 日経エンタテインメント 発行日 2024年04月 ページ 110-112 原作は浅野いにおさんの同名漫画で、宇宙から来た巨大な

雑誌記事索引紹介「タイムマシン」

SF小説やSF映画の定番として“タイムマシンもの”があります。 SF小説の古典とも言えるH.G.ウェルズの『タイムマシン』から始まり、映画では『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、マンガのドラえもんなどは誰でもご存じかと思います。 タイムマシンは月ロケットのように実現可能なのでしょうか? 結論から言えば、未来に行くタイム・マシンは物理法則上は可能です。 アインシュタインの特殊相対性理論では“物質は光速に近づくと質量が増加し、時間の流れが遅くなる”という法則があり、もし光速に近い

雑誌記事索引紹介「ブロッコリー」

2026年度からブロッコリーが「指定野菜」に追加されることが決定しました。「指定野菜」とは、「特に消費量が多く、国民生活に重要な野菜」と国が定めた野菜のことで、現在は14品目が指定されています。「指定野菜」の新規追加は1974年のばれいしょ(じゃがいも)以来、52年ぶりとなります。  ブロッコリーは多くのビタミンや食物繊維、タンパク質、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素を含み、「野菜の王様」とも呼ばれています。原産地は地中海で日本には明治時代初期に入ってきましたが、当時は食

雑誌記事索引紹介「TARAKO」

 1990年1月に放送を開始したテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』で主人公「まる子」の声を務めてきたTARAKOさんが、3月4日に亡くなりました。  2018年に原作者のさくらももこさんが他界してからも、変わらず「まる子」に命の声を吹き込んできたTARAKOさん。声を演じた最後のエピソードは3月24日に放送された「まる子、水の味がわかる?」でした。34年にわたって私たちを温かく楽しませてくれた『ちびまる子ちゃん』の新しいエピソードを、今後は見ることができなくなってしまうのでしょ

雑誌記事索引紹介「カスタマーハラスメント」

東京都でカスタマーハラスメント防止条例が検討されています。 セクハラやパワハラなど、さまざまな「ハラスメント」が社会問題となって久しいですが「カスタマーハラスメント(カスハラ)」もこの数年で急増しているそうです。小売店・流通サービスや介護の現場で顕著だそうですが、商品やサービスに不満を持ったお客が抗議する際に、理不尽な要求や侮辱的な言動で声を荒げひどくなると土下座を強要したり、長時間にわたり何度も同じ内容で激しく叱責するケースや「SNSに悪い評価を書きこむぞ」などと言って脅す

雑誌記事索引紹介「鳥山 明」

漫画家の鳥山明さんが3月1日に亡くなりました。訃報が伝えられると、日本ばかりでなく世界中のファンが哀悼の意を示しました。 1978年に漫画家デビューした鳥山さんは、「少年ジャンプ」で1980年に連載開始した『Dr.スランプ』がヒットして人気漫画家となります。『Dr.スランプ』は1981年にアニメ化されると、最大視聴率36.9%を記録するなど大ヒットとなりました。人気作品が多く発表される「少年ジャンプ」で2作続けてのヒットは難しいと言われる中、1984年11月に連載開始となった

雑誌記事索引紹介「末期医療」

 高齢化社会が進む日本では、2025年には団塊の世代が全て後期高齢者となり、国民の5人に1人は75歳以上となる「超高齢化社会」が到来します。さらに2030年には毎年の死者が160万人を突破する「多死社会」となり、日本の人口は減少を続け2060年の総人口は6600万人になることが予想されます。  「超高齢化社会」は日本の末期医療に対して大きな課題を投げかけます。  現在の日本では、病院や施設で亡くなる方が8割を占めますが、毎年の死者が160万人を突破すると病院や施設のベッド数が

雑誌記事索引紹介「食糧危機と食料安全保障」

 コロナ禍以降、日本の食に危機が迫っていることに警鐘を鳴らす雑誌記事が目立ちます。今回は、日本の食糧危機にまつわる2020年以降の記事索引を30件紹介します。  『清流』2023年5月号の記事中で、東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏はその要因を「4つの危機」として、コロナ禍で世界中の物流が滞ったことによる肥料や種などの輸出入への影響、中国による食品の爆買いによって日本が「買い負ける」状況、世界中の異常気象による農作物供給の不安定化、ウクライナ紛争による世界的な食料の争奪戦、と挙げ

雑誌記事索引紹介『SPY×FAMILY』

先日、当館で開催した「がんばれ雑誌展第3弾 アニメ雑誌1500冊大公開」で『アニメージュ』や『ニュータイプ』『声優グランプリ』などを展示しましたが、近年のもので『SPY×FAMILY』が表紙になっているものが多数あることに気が付きました。 原作は遠藤達哉さんの漫画ですが、テレビアニメ化され『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』も製作されました。表紙になったのはこの劇場版にあわせたものが多かったです。 今回は『SPY×FAMILY』に関連する雑誌記事索引を紹介し