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未来に向かって

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これは、私の過去を含めこれからの未来に向かっての事など全般に書いています。 読んでいて気持ちが暗くなってしまうこともあるかもしれません。 ですが思いのままに書いています。
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記事一覧

卒業

卒業

大好きだった番組が終わってしまった。

フジテレビ【とくダネ】22年間続いた。

私の娘は今年で22歳。息子、20歳。

私の始めての出発からずっと見続けてきた番組。

私の大事な22年間と共に一緒に寄り添ってくれた番組。

上の子の発達障害が明確に確信できたのもこの番組のお陰。

私にとって、朝の始まりは目覚ましテレビ〜とくダネ。

小倉さんは、はっきりとコメントされる方だと思う。

それだけに

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自立に向けての第一歩

自立に向けての第一歩

坊ちゃんは障害者雇用で介護補助の仕事に就いている。

そんな彼が資格を取りたいと言い出したのは2年前。

学校にまともに行っていない、勉強をまともにしていない、テスト勉強で努力すらしたことない。

むしろ努力、継続、忍耐が大嫌いな人。

そんな坊ちゃんが!?

正直、私は反対した。元々の持病で通院もあるのにどうやって学校に行くのか。

しかも学校は仕事が終わってから。

結局2年前は申し込んだけれ

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過去(9)

高校一年の夏休み初めてのバイトに挑戦をした。
ゆいも一緒に。

自分でお金を稼ぐということはとても大変なんだと気付いた。
そして人間関係が学校生活とはまた違い気の使いの連続。

それでも楽しいという気持ちの方が強かった。

初めてのお給料の一部は母さんに渡した。

自分で稼いだお金は何とも言えない格別な思いだった。

高校一年の終わり、長期でバイトをしようと思いスーパーの惣菜部に入った。
そして私

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過去 8

受験も終わり何とか公立高校に受かり電車通学が始まった。
ゆいも科は違うけど同じ高校を受験し、合格😊
中学校転校する前のように毎日一緒に登下校した。

入学当初は友達ができるかどうか不安だった。同じ中学の子がいたけど離れてしまったし、話せる子ができても、なんか空回りしているようで話にもあまりついていけない。

気を使う感じがして毎日が疲れた。お洒落や恋愛に興味が無かったわけではないが、そればっかり

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過去 7

母子寮って何だろうと疑問だった。到着すると、普通のマンションかと思った。
中に入ると、各家庭のポストがある...けどもう一つそれぞれの靴箱が用意されていて土足厳禁だ。しかも職員室のような部屋があり、この寮に住んでいる寮母さんもいた。

みんな優しそうな先生ばかりで安心はした。
部屋は3DKで私は1人部屋を初めてもらった。
父親の居ない生活、あの同級生達と会わなくてよくなった環境に嬉しくてたまらなか

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過去 (6)

中学生になったら絶対にいじめられないと決意を新たに入学したはずだった。友達を作ることに必死だった。でもクラスの子の反応がおかしい。ある女子が言ってきた。「小学生の時いじめられてたんだって?」私は言葉が出なかった。驚いている私に彼女は話を続ける。「山本菌なんでしょ?」何も答えれずただ苦笑いしかできなかった。

私が入学した中学校は3つの小学校が集まるマンモス校。同じ小学校の子が色んな子達に私のことを

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過去

また始まった。
休憩時間になる度に私を菌扱いして鬼ごっこならぬ菌ごっこ。小学校も後少しで卒業。
この6年間楽しかった?と自分に問いかける。辛かった思い出の方が強く残っていて楽しかったことなんて思い出せない。
菌ごっこなんて誰が考えたのか・・・。
想像はつく。こんなことをされて傷つかないわけがない。
でもこれが日常。泣きたくなる。
でも泣いたところで「いじめ」がなくなるわけじゃない。
だからひたすら

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過去(続き2)

心の声は虚しくも誰にも伝わらない。
みんな楽しんでる…私を使って。
「おい!山本!ちょっと菌かして」
菌ごっこで鬼になった奴が言ってくる。
その菌に触れないようにと皆が「バリア」と
菌がつかないようにしている。それがルールらしい。
バカバカしい!くだらない!
何で私ばかり…。いじめなんてこの世から無くなればいいのに。
思い返せば小学校に入学してからずっとこんな事ばかり。
友達は少ないけど2人ぐらい

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過去(続き3)

嫌だなと思っている学校生活。
私の小学校時代の土曜日は給食無しの半日。
私の楽しみにしている日でもあった。ある土曜日の帰り道、踏切で電車の通過を待っていた。
この踏み切りを渡り目の前の横断歩道を渡れば家だ。私の家はメインの道沿いにあり駅もすぐ側、電車を通過する時に外で手を振ると運転手さん、車掌さん、時にはお客さんが手を振り返してくれたり、汽笛を鳴らしてくれることもあった。私の日常の楽しみな一つでも

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過去(続き4)

そんな中、嬉しい事が起ころうとしている。両親の都合で引っ越しと転校が決まった。
もう学校で嫌な事は起こらないかもしれない。
お友達もたくさんできるかもしれない。
今の学校に何の未練もなく新たな生活が楽しみで仕方ない。
住む所は母方の両親、祖父母がすぐ側にいる。
初めての登校は不安と緊張が隠せない。
ドキドキしながら自己紹介をする。
クラスの子たちをよく見ると保育園で仲が良かった子と再会をした。

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過去(5)

今まで、何度か母さんにいじめの事を訴えてきた。でも「大丈夫だから」と送り出される。正直、
何が大丈夫なのか?と疑問に思う。
毎朝、お腹が痛くなり学校が近くなると腹痛と気持ちも更に暗くなり、ゆいとの会話も途切れてくる。
身体的にも、精神的にも影響が出ている。
思い切って父親に打ち明けてみた。
「お前が悪い!弱いからだ!」と怒鳴られる。
涙が出てくる。すると、更に怒鳴られた。
そりゃそうだ。こんな奴に

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