ペンギン伯爵

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oasisのwhateverをおすすめしたい

先日「おすすめの〇〇を紹介してください」的なことを言われまして。面食らったんですけど、せっかく何かをおすすめするなら、心からおすすめしたいじゃないですか。 で、相手が結構人に見られる職業だったので、まあ「人の目なんて気にせず自由に生きていいんだ」って思える何かをおすすめしたいなと。 それで、oasisのwhateverをおすすめしたんですよ。意味わからんけど。 そしたら、なぜかおすすめした俺の方で再ブームが来まして。やっぱりこの曲最高だなと。 いや、もちろん他にも名曲

    • 世界を変えるには

      もう2年ぐらい前の話なんだけど、友達の家に泊まってて、そいつがベッドに寝転んで天井を見上げながら「あー、ビッグになりて〜」って言ったのが妙に頭から離れない。そいつはアメリカに行った。 当時の俺は「おう、がんばれ〜」とかほざいてた気がするんだが、最近の俺は「世界を変える」にはどうすればいいか分かってきた。というか正直、これしかないと思ってる。 じゃあなんであなたはまだそんな燻ってるんですかって話なんだが、それはまあ、一旦置いておこう。で、これは恐らく早めにお披露目した方が、

      • この先の世界について

        祖父の家に遊びに行った。祖父を見ながら、もし自分に孫ができたら、きっと祖父を思い出すんだろうと思った。50年後の自分は、孫にどんな背中を見せることになるんだろうか。 今回は世界がこの先どうなっていくと考えていて、その上でどういう国を作っていきたいのか、ということを書く。 この先の世界がどうなるかは本当に俺たちにかかっている。色んな可能性がある。選択次第では、台無しにすることもできてしまう。でも同時に、一人一人が素晴らしい未来を作る力を持っている。 ーーー まずは経済に

        • キャンプに行ってきた

          学童のボランティアを細々としていたところ、勢い余って学童主催のキャンプに参加することになった。雪山で小学生と3日間過ごすという、誰にも説明がつかないことをしていた。 朝の6時半に学童の前で受付をしていると、親御さんが子供を送りに来る。バスに乗り込む子供を、励ましと心配が入り混じった表情で眺めている親御さんを見て、自分もこうやって育てられたのかと感傷に浸っていた。子供を送り出した親御さん達は颯爽と自転車に乗り仕事に向かう。その背中に、子を育てる親の強さを垣間見た。そこには、俺

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        oasisのwhateverをおすすめしたい

          大谷さんについて

          たまに、駅とかで走ってる人と肩がぶつかりますやん。で、なぜか舌打ちされたり痛かったりでテンションが下がるっていう。 そういう時、俺は(あの人はプロポーズ大作戦の「ちょっと待った」をしに行く途中の人かもしれない)と考えるようにしている。結婚引き止めに行くんだったら走るし、ぶつかるし、しかたないよなと。こう考えると、肩が痛いのも気にならなくなる。 ある状況を別の角度から解釈してみるってのは、誰もが今すぐできて、とても役に立つ考え方だと思う。 ーーー ここ一週間大谷さんに色

          大谷さんについて

          インドで考えたこと

          政府の派遣でインドに一週間行ってきた。 IITの学生と仲良くなったり、インキュベーション施設でメンタリングを受けたり、クライアントになりそうな企業を回ったりした。それから、トイレの鍵が壊れて閉じ込められたり、ビリヤニのせいでうんこが止まらなくなったり、シンプルにバイクに轢かれかけたりした。 インドはテックタレントの層が分厚く、ユニコーンもここ3年で沢山出てきている。実際、現地で話した人は賢い人が多くて、スタートアップエコシステムの中心から辺縁に至るまで中身がぎっしり詰まっ

          インドで考えたこと

          "JUST DO IT."の意味

          高校時代、俺は陸上部の幽霊部員だった。幽霊部員なので、基本的に練習は出ない。したがって、俺の至上命題は「いかに努力せずタイムを縮めるか」ということだった。 大会の前には7000円ぐらいするユンケルを飲んでみたり、キツキツのソックスを履いてみたり、色々試した結果、一番効果があったのは毎日家の周りを走ることだった。だったらもう普通に練習に出ればいいじゃんと気づいた頃に引退になった。追いコンで後輩から「うんこ」という絵本をプレゼントされた。まさにうんこ部員である。 うんこな研究

          "JUST DO IT."の意味

          メッシを見た

          ついに、生でメッシを見た。 新国立のマイアミ対神戸。後半15分にメッシが出てきた瞬間、会場の底から唸るような歓声が上がった。隣の友達は発狂してた。俺ももつ煮込みを持つ手が震えた。 やっぱりメッシは上手かった。テレビで見ていたあのドリブルだった。シュートも打った。阻まれたけど感動した。自分の目の前でメッシがシュート打ってるなんて、信じられん。 あっという間に試合は終わった。興奮冷めやらぬまま会場を後にして、普段は飲まないビールを飲みながら、友達といかにメッシが凄いかを語り

          メッシを見た

          起業で一番大事なこと

          今週はいけそうだったコンテストに二つ落ちた。指と指の間から数百万円がするすると抜けていく。何十社中の2位、3位でしたとか言われても、こういうのは優勝しなければお金はもらえないから意味がない。 落ちるのはしんどい。結構な体力と気力を使って何も得られないのもそうだけど、自分が十分でないと思い知らされるのが一番しんどい。自分の提案を否定されて気持ち良い人間なんかいない。 それでも、こうやって否定されることはとても大事だと思う。スタートアップにおいて、自分の仮説を否定されることほ

          起業で一番大事なこと

          Billy Joelのコンサートに行ってきた

          すごかった。 74歳とは思えないパフォーマンス。全く衰えを感じなかった。18年前の東京ドームと比べても遜色なかった気がする(あまり覚えてないけど)。歌上手いし声量あるし高音でるしマイク回すし、まさにスーパースターだった。バックバンドも最高。 周りのお客さんも、ビリージョエルが好きなんだってリズムのとり方や歓声から伝わってきた。うるさくはないんだけど愛に溢れてて、本当に幸せな空間だった。 アンコールでは「Uptown girl」も歌ってくれて、隣に座っていたうちのUpto

          Billy Joelのコンサートに行ってきた

          レストランで必ず言うべき言葉

          世界を変える発明は偶然から生まれると言います。 あのペニシリンだって、たまたま研究中にカビが生えたことがきっかけだったとかなんとか。そもそもペニシリンってなんだっけというのは一旦置いておきたく。 そんなわけで、今日私もまさに偶然、奇跡的に「レストランで必ず言うべき言葉」を見つけました。 これもう、「いただきます」「ごちそうさま」を超える可能性があると言っても過言ではないのではないかと。 それを見つけた経緯を説明しますと 今日、私はお昼ごはんを食べようと高島屋のレスト

          レストランで必ず言うべき言葉

          過去の自分に鉄槌を下してみる

          当時東大の3年生だった俺は、外資系の投資銀行とコンサルティングファームから内定をもらい、辞退して起業した。平たくいうと、ちょーいい切符を手放してしまった。そんなどうしようもなくアホな自分に怒りの鉄槌を下すべく、当時を振り返りたい。今これを読んでいる未来ある諸君は、ぜひこれを他山の石として、同じ過ちを繰り返さないようにしていただきたい。心して読むように!!! まず、俺は祖父が実業家だったり小学生の時にジョブズに憧れたりして、ずっと起業への憧れがあった。しかし鼻をほじったりバン

          過去の自分に鉄槌を下してみる

          自分らしく生きることの難しさ

          Mr.Childrenの「名もなき詩」にはこんな歌詞がある。 1996年当時、桜井さんはアーティストとして成功を収めたものの、夢見ていた成功といざそれが叶った時のギャップに苦しんでいたらしい。プライベートでも仕事でも苦しみ、葛藤する日々から生まれたのが「名もなき詩」。 一般的に「自分らしく、ありのままで生きる」ことの障壁となるのは他者の存在だろう。他人の目や社会の規範と折り合いをつけて生きようとすると、ありのままではいられない。それが普通の考え方だと思う。 ただ、彼はそ

          自分らしく生きることの難しさ

          ITZYの新曲について

          最近のITZYはセールスが一時期ほどではなく、批判も受けているらしい。 確かに初期のITZYは飛ぶ鳥を落とす勢いだった。BLACKPINK、TWICEが二大巨頭だったところ、爽やかに「私は私」というスタンスのITZYがきて、あっという間にチャートを席巻していった。 ただITZYが売れたことで「私は私」というアイドルが増えた。その結果「私は私」というコンセプトはありきたりになり、味付けの濃さで勝負みたいな世界になってきた。ルセラは真っ黒でunforgiven、アイドゥルは真

          ITZYの新曲について

          アマゾンのおじさん

          一週間前に、イベントで相席したアメリカ人のおじさんがアマゾン本社の偉い人だった。 せっかくなので、俺は学生で、今こんな会社をやっていて、これからはこんなことをやろうとしているんだ、という話をした。 すると、おじさんがしばらく黙った。 それから、俺の目をまっすぐ見て、こう言った。 「僕はシリコンバレーで20年間働いてきた。今君と10分間話して分かったことは、君がそこで成功できるということだ」 「今君が話したことを、ただやりなさい。アイデアではなく、実行することが全てだ

          アマゾンのおじさん

          M-1に出た

          なんでM-1に出ようと思ったのか、思い出せない。 ただ何か新しいことをやりたかったんだと思う。いつもと違うことを。 それで、俺が知る限り一番おもしろい奴に連絡して… それで、週末にファミレスに集まってネタを書くという不思議な日々がはじまった。 クソ暑い代々木公園で練習して、デカい木にスマホをひっかけて撮って、それを見返してネタを直して…ということもやった。 夏が終わる頃に応募がはじまって、二人で証明写真機でぎゅうぎゅうになって写真を撮った。俺が何かをミスった結果、沼津