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くりあ

歌詞

夢?
は何かと訊かれても
何がしたいか分からない
何ができるかも分からない
得意なことも な・に・も・な・い 死
やりたいことは
なんにも出てこない

何をやっても ダメになる (ダメダメ)
運命みたいに決まってる (うんめい~)
今度はイケると思っても (イケる!)!
今度も誰かが邪魔をする
またいつものような
グダグダの人生

こんな私も
気になる人がいるから
毎日学校に行くけど
私が気になるあの人は
ホカの誰かを気にしているみたい

今朝はパンを食べました
お昼はお弁当食べました (お弁当♪)
夜は一人で食べました
スマホを見ながらクスっと笑って
少し疲れて眠りにおちました

本を読めぃ!
とかいわれても…
まじで読もうとしたけれど
読む気がちっとも出てこない
読めばやる気が出てくるらしい
けど
読む気がないから
なんにも変わらない

こんな私も
気になる人がいるから
毎日学校に行くけど
私がみつめるあの人は
私のことなど眼中にないみたい

いつものように目が覚めて
いつものようにバスに乗り
いつものように寝過ごして
いつものようにギリギリセーフで
毎日これで本当にいいのかな

解説

どんな曲?

Studio One Professional を手に入れて、いろいろ練習するために作った曲に、後から手に入れた VOCALOID6 の声を追加してできた歌です。

最初、コンセプトとしては、めっちゃ明るい曲の上に壮絶に暗い歌詞を乗せたい、というものがありました。作っているうちにだんだん歌がコミカルな方向にズレていき、途中で「けいおん!」の雰囲気になってきたなと思ったので、それならキーボードは柚ちゃんでドラムは律ちゃんだな、みたいなイメージしか出てこなくなって、最終的にグダグダになりました。

構成はエレキギター、ベース、ドラム、キーボードで、歌はメインボーカルとコーラスの2人です。

これ以外の音色は、軽い感じのストリングが欲しかったので、イントロから Presence の Solina StereoStack を使っています。 パート間のブリッジは Presence の Marimba Basic です。一か所だけ「ちーん」という音が欲しかったので Tubular Bells を使っていますが、ミックスが下手なので聞こえません(笑)。

もう一つ重要なのが KOMPLETE 14 の WEST AFRICA を使ったパーカッションです。音色セットは Fefo を使っています。どんな音が出るか知りたくて練習用に適当に打ち込んでみたのですが、イントロからデタラメに叩いてみたら思ったよりよかったので、そのまま採用しました。

トラック一覧

トラック1 Presence Artist Instrument / Bass / F Bass
なぜか Artist Instrument の音色を使っていますが、特に意味はありません。

トラック2 Presence Strings / Solina / Solina StereoStack
Solina をストリングス的に使っています。

トラック3 Impact
リズムトラックです。

トラック4 Presence Guitar / Les Paul Full
Effect は Input に Ampire の Fat Lead Solo を入れています。

トラック5 Presence Organ Rock Basic1
歌が始まったところからバッキングに入ります。かなり適当に入れています。実は入れ忘れている箇所もあります。

トラック6 Presence Steel Str Gtr Open
ジャカジャカやっています。この頃はまだ Session Guitarist Strummed Acoustic を使っていませんでした。

(fig.1) A. Guitar

Studio One にはストラム入力用に、コードの頭を微妙にずらす機能があるのですが、fig.1 のように特にずらしていません。アコギのストロークはあまり目立たないのでこれでも何とかなっているようです。

トラック7 Mai Tai Schwarzmarkt (mute)
歌メロを入力するためのトラックで、最終的にはボカロが歌うので mute にしています。

トラック8 Presence Parcassion / Marimba Basic 
間奏に使っている音色です。

トラック9 KONTAKT WEST AFRICA / Fefo
パーカッションです。

トラック10,11 VOCALOID6
連携用のトラックです。

トラック11 Presence Tubular Bells
「眼中にないみたい」の後でカーンと鳴っている音です。

作曲過程

まずベースから

この曲の最初のネタはベースラインです。珍しいものではなく、むしろ超ありふれたパターンで延々と続きますが、これは歩いている時にたまたま思い付いたのを打ち込んであったのを使いました。

ベースの次に入れたのは Solina、Drums、オルガンあたりで、並行して作っています。

Solina はテキトーに出しているだけなので説明できるものは何もありません。Attack が少しもわっとしていて、音数が揃ってから聞くと出遅れた感じがしましたが、これはこれでいいと思ってタイミングを合わせていません。

Drums も適当で、とりあえず普通にロックっぽく叩いてシンバル多めに、という感じです。1パートが8小節が基本で、パターンエディタで作ってコピペしまくり、4番目と8番目にできれば fill in を入れるという作業手順です。シンバルは結構デタラメに入っています。

オルガンは分散和音

オルガンのアルペジオは最初に近いタイミングで作りました。全部マウス打ち込みです。最初の2小節をとりあえず作って、後はコピペでコードが変わったらそれに合わせて高さを調整して作っています。

分散させる時に特にパターンやロジックは考えていません。理屈なしにフィーリングでテキトーに音を分散させています。今見たら最初のCの所でB♭が出てくるようですが、作っている時にはそのようなことは意識していませんでした。B♭が出てくるのならコードはC7ですが、Cのつもで作っていました。

18~19小節目に出てくる四分音符7連続でコードが変わる所は、作った本人もコードを理解していません。Dから20小節のCに続くスケールを適当に入れて和音化したわけです。Dから始めて B で終わろうとすると6個しか音が作れないので、FからGに移るときにF、F#、Gのように半音ズレが入っています。

この歌は、コード進行を単純に決めておいて、後からボーカルのメロディを入れています。まずオルガンやストリングスの音色でコードを置いていきます。オルガンで全音符のコードの音を出しておいて、それと合わせてメロディを打ち込むことで、コードに合っているかどうかを音で確認できるわけです。最終的にはコード確認用のトラックはお役御免で MUTE になります。

アウトロのオルガンに「かえるのうた」のようなフレーズが出てきますが、特に意識したわけではありません。

ギターが雑

ギターは Presence の Les Paul Full にエフェクトとして Ampire の Fat Lead Solo を入れています。Delay は off にしていますが、他の設定はレベル調整以外は変えていないと思います。

コーラスはもっと雑

コーラスのメロディはかなり雑です。特に各パートの最後の音は半音ズレていますが、ここはわざと外しています。

例えば「眠りにおちました」の「た」のコードはDdim(D、F、G#、C) で、ボーカルはCですが、コーラスの MIKU は E♭で歌っています。音を合わせる気がないことで、やる気がない状況を表現しています。

最後にパーカッション

ここまで作った段階で手詰まりになりかけたのですが、WEST Africa のパーカッションを入れたことで急激に面白くなりました。

作詞過程

作詞は超難航しています。電車で寝過ごして降りたら知らない所だった、というネタは前から持っていたのですが、それだと学校に行けないのでバスにしてギリギリセーフになるように改変しました。ちなみに、私は登校時に寝過ごしたことはありません。

イメージとしては Yahoo!知恵袋の受験カテゴリで「大学や学部はやりたいことで選べ」といわれても、やりたいことがない、みたいな感じの質問をするタイプの女子高生です。勉強しろと言われても一日スマホ見て終わり、という生徒は実在するようです。

やりたいことがないなら学校に行く必要ないのでは、という流れになってしまうので、気になる人を見に行くために学校に行く、という理由を無理やりこじつけました。最初のサビと2番目のサビはほぼコピーで「眼中にない」という言葉を使いたかったので詰め込みました。

余談

ボカロのコントロールはかなり下手

アクセントとかかなり気にして作ったのですが、結果的にグダグダでおかしな感じが至るところにあります。ボカロで最も注意が必要なのは、聞き取れるか、という点だと思うのですが、自分で作った歌は最初から歌詞が分かっているので、聞き取れる発音になっているかどうか判断できません。

pcがよく落ちた

この曲を打ち込んでいる時は、結構な頻度で pc が強制終了していました。負荷が高いのが原因かと思っていましたが、その後本格的に故障して修理に出した後は一度も落ちていないので、当時既に何か壊れていたのかもしれません。




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