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英雄色を好む?

競走社会のトップランナーの宿命なのか、ハンター的生き方の必然なのか、傭兵としての血が騒ぐのか、いずれにしても外資系ITの色恋沙汰とか割とアグレッシブな環境だと思いますよ。

家庭、恋愛、多種多様

かなり個人差はあるんですけどね。結婚じゃなくて恋愛を楽しみたいタイプとか、割と堅実に社内結婚でパワーカップル化しちゃうタイプとか、社内はリスクが高いので社外のみ対象に頑張っちゃう既婚者とか、多種多様な恋愛事情が比較的わかりやすく見えちゃう環境なんですが、それって”成功すれば相対的に高収入だけどハードに働くのは当たり前“な健全なブラック企業的な環境の影響が強いとか思うんですよ。

残業代がどうこうってお話じゃなくて、コミッション、昇格、昇給、ついでにボーナス的なRSUあたりでほ収入が決まるので、その成果を獲得するために夜間週末問わず、メールやチャットでの業務指示はこなすし、どうせ夜間週末も関係ないので、海外出張は前後に休暇をくっつけてハワイ経由にしたり、現地に自己負担で家族や彼女を帯同しておいて、仕事終わりの1週間を家族と過ごすとかまあ割と普通な訳ですが、ワークライフバランスというよりワークライフフュージョンだったり公私混同だったり渾然一体だったり、言い方はさておき全ての瞬間を無駄なく全力で楽しむ感じの方が多いんですね。

なもんで既婚者も、育児休暇とか含めて制度が充実しているので子沢山家族だったり、夫婦でメイチでダイビングとかワイナリー巡りとか趣味を楽しまれるご夫婦だったり、ある程度仕事優先でバリバリやってきて比較的晩婚で「うちの娘が成人する頃には俺定年過ぎてるわ。ワハハ」なんて感じの方がいたり、家庭感は多種多様ながら金銭的な心配が少ないからか充実した人生送ってんなぁって人達が大多数なんですわ。
でもちょっと毛色が違う方々もいらっしゃるんですね。しかもそれほど珍しくない数で。

役員と秘書

これは定番中の定番で、どこに会社でも見かける気がするんですが、ほら外資系ってその成り立ちから考えて日本法人が出来て間もない時期って、社員も役員も日経企業と比べて年齢層若いんですよ。
うまくいかなきゃ閉鎖されちゃうし、どこの馬の骨ともわからん信用も実績もないところからスタートなんで、リスクをとって成り上がる野望を持った人達が多いのは必然なんですよ。

そんな中でハードに働くには、スケジュール管理やランチタイムのお弁当の確保、会食のレストラン選びから予約、先方秘書とのスケジュール調整、出張の手配精算から部下の勤務や精算承認まで、まあズッポリ秘書が獅子奮迅の活躍でケアするわけで、どっちがホントの意味で管理者なのかって感じでして、秘書がいないと事務処理がどうにもならんレベルの役員も出てくるし依存しちゃって、そのまま夫婦関係になる感じは目撃例多数なんですよ。
でもね秘書の方がご結婚されると、わりと退職されてご家庭に入るパターンが多くて、それってきっと仕事も家庭もずっと管理してるのってシンドいので、公私を分けてるんだろうなと。
でもって既婚者となった役員には、新たに秘書が割り当てられて家では元秘書の奥さんがしっかり管理して、会社では新秘書がしっかり管理して、新旧2人の秘書で情報連携しながら24時間体制で役員が働く環境が構築されたりするのもよくある光景でして、うん全く羨ましくないなと思いながら見ていた記憶が蘇りますね。

離婚常習犯

でもってなぜか中途入社して数年後に離婚される方も多いんですね。多分なんですが、健全なブラック企業たる所以の高収入ハードワークに集まる人達の、仕事熱心さとか社会人的立ち居振る舞いとか仕事能力とかありきたりの言葉ですが、今までよりハイスペック人材だらけに見えるし、その環境で数年揉まれて生き延びると自分の言動も思考もそうなっちゃうんだと思うんですわ。
でそうなると、それまでの連れ合いの方から見ると「あなたは変わった」だし、当人からすると「あなたは変わらなさすぎる」だし、言い方はアレですけど共に生活するには会話が噛み合わなさ過ぎる感じになっちゃうんじゃないかなぁ。
で離婚しちゃう感じのお話を少なからず見聞きしたんですが、そんな感じでお別れした後に、やっぱり役員クラスは秘書の方とくっついていたりでなんかそう言うルールがあるんじゃないかってくらい多いんですわ。あっちょっと嘘言ったかも。お別れした後じゃなくて離婚協議中に夜の街で秘書とのデートを目撃されてるやつもいたな。まあ大筋変わらんけど。
でもって、そんな離婚組には元秘書と結婚したのちに離婚して現秘書と再婚して、数年するとまた離婚して現秘書と再々婚する強者もいたりして、離婚のたびに財産半分を供与するけど、仕事で稼いでくる常習犯的な役員な方もいらっしゃって、やはり秘書って介護レベルで役員の世話してるくらいの感じなんだと思いますよ。

ダブル不倫

詳細はもちろん書けないけど、社内で絶対これやっちゃダメだからね。家庭もそうだけど会社とか部署とかもホント面倒なことになるからね。でもソルジャーとして長時間労働を厭わず、苦楽も共にしながら共に達成感を味わう環境になることも多いので、吊り橋効果とか同じ釜の飯食った連帯感とかアレコレがそうさせるのかも知れないけれど、まあ周りはすぐ気付くし気を使うし周りの生産性も落ちちゃうぞ。

浮気

社内でも社外でも、仕事に影響なければ個人の価値観や家族の理解の範囲でご自由に。なんですが基本仕事にもご迷惑をおかけししちゃうんですよ。反省のためある日坊主になってたり、会食含めて参加できなくなったり、当然お客さんにも「どうしたんですか?」って聞かれて。でもって「御社ともなると遊び方も派手ですなぁHAHAHA」とか言われるのは当事者だけじゃないんですわ。ソルジャーとかハンター気質の職種の方に多いんですが、その闘争心と言うか難関ゲームを攻略しようとすると達成感の強さなのかも知れないけれど、その矛先とか対象に自分の器が追いついていないとまあそんな感じになるわけで、人間としての器を大きくしなきゃね。(って結論でいいのか?)

セパ両リーグ制覇

コンプライアンスの厳しい昨今ですので、立場のある方がハラスメントにならないように慎重にコミュケーションを取るのは当然のことでして、最近だと論理的には理詰めで理由を問いただすとロジハラとかって言われるらしいんですよ。奥さん知ってました?
そんな環境下でセクハラもパワハラも「ワハハ、これもみんな仲良くやるためのコミュニケーションだよ。どれ若手から一芸ずつやってもらおうか。そうだな女子はサービスしてビールのお酌で勘弁してあげようかな。ナンちゃって」的なわかりやすいお話だけじゃないけれど、比較的訴えられるハードルは低いし、セクハラとパワハラ両方認定されると「セパ両方リーグ制覇」の称号で噂されるのでホントやめた方がいいですよ。

お客さんの役員秘書へのアプローチ競争

頼むからこれ以上やめてくれ。どっちが先に誘えるかとかの前に商談をなんとかしてくれー(だから闘争心の矛先をだなぁ…)

まとめ

なんて感じで虚実ないまぜのような実話含みのような感じですが、生命エネルギーに溢れた人達と、仕事以外はダメ人間っぽい感じの人達もいるけれど、そんな人間模様を観察できるのも楽しみの一つなので、みんな一度は外資系ITで働いてみると楽しいらしいで。しらんけど

(今回のイラストはOpen Journeyさんで「秘書をナンパする2人のビジネスマン」でした)

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