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働く意味はここにある。報道記者からスタートアップへ PoliPoliを選んだ理由

2023年6月に入社した井出さん。入社前はフジテレビの報道記者として主に省庁で政策の取材をしていました。

「何のために働くか?と問い続けていた中で、PoliPoliでなら新しい答えが見えると思いました」と話し、PRと渉外として奮闘しています。PoliPoliでの働き方について話を聞きました。

井出 光 PR/渉外
2011年国際基督教大学(ICU)卒業。野村證券に入社し約3年間営業。その後、フジテレビで番組制作や記者として社会部(警視庁)、経済部(財務省、経済産業省、内閣府、民間企業など)で取材。2023年PoliPoli入社。


PoliPoliのPRと渉外

──6月にPoliPoliに入社した井出さん。現在の仕事内容を教えてください。
PRと渉外を兼務しています。PRではメディアの取材対応に限らず、社外の方とのリレーションづくりやPoliPoliの情報発信をしています。2月に新たにPR部門を立ち上げました。代表の伊藤と方針や評価軸の設定から、各部署との連携のあり方などから始めています。

PR-各部署連携ミーティング(2024年4月)

渉外という仕事では、省庁や政治家の方とのやりとりもしています。その上でマストなので、政策のリサーチも地道にやっています。

──PRと渉外の兼務、大変では?
最初は「うおお」と思ったのですが、PRと渉外って重なる部分が多くて。特にPoliPoliのPRは、取材されて露出を増やすため、というよりは「社会がいい方向に動くための流れをメディアと一緒に作っていこう」というものなので、渉外の目的と共通しています。なので”二足のわらじ”感はあまりないです。

──入社から9カ月が経ちますが、正直いかがですか?
あっという間です、毎日が濃くて!
新規事業やプロジェクトのリリース、イベント、アワード受賞やさまざまな取材対応など、本当に色々なことがあります。

特にPR部門の立ち上げについては、1から始めることが多く、自分の考えたことや手を動かした結果が目に見えるので、楽しくてやりがいがあります。

一方で、1年以上前からPoliPoliのメンバーと一緒にやってきていたような感じもあって、居心地のいい環境で仕事ができているんだなと思います。

PoliPoliのメンバーと

「働く意味」を問い続け、報道記者からスタートアップへ

──PoliPoli入社前の経歴について教えてください。
好奇心だけが唯一自慢できることで、学生の頃は貧乏旅行で世界各国、国内各地を飛び回っていました。人と会って、話して、そこで生まれる化学反応が刺激的で。他者を知って自分を知る、ということを続けたいと思いました。

なので多くの人と会える「記者」という仕事に憧れていた一方で、大学では経済学が好きで、金融にも興味があったので新卒で証券会社に入社しました。株式や債券など金融商品の提案営業をしていたのですが、一年目は「飛び込み外交」といって、インターホンを鳴らしまくって新しいお客様を探すこともしていました。当時は東日本大震災直後で日経平均が8000円台(今考えるとすごい時代ですね‥)、株で大損していたお客様に怒られることもしょっちゅう。でも素敵な出会いもたくさんあって、お客様からは大事なことを教えていただきました。

その後、転職し、テレビ局でニュース番組制作や、記者として事件や災害現場、企業や政策などを取材していました。

どちらもいわゆる「体育会系」の職場で、いい意味でぶっ飛んだ先輩・同期・後輩にも恵まれ、社会人としてだいぶ鍛えていただきました(笑)。

──そんな中で、PoliPoliへの転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか?

大きなきっかけは岸田政権の「スタートアップ育成5か年計画」の取材でした。当時、内閣府を担当していて、スタートアップで働く方と話す機会が増えました。皆さん、本当にキラキラしていて。もちろんスタートアップは輝かしいことばかりではなく、厳しい環境でもあります。「自分たちがやらねば会社は終わる」というプレッシャーと、新しいアイディアとパッションを胸に仕事と向き合う姿に魅了されました。

記者という仕事にやりがいを感じ、慣れ親しんだ職場での働きやすさを噛みしめていた一方で、なんだか物足りなさのようなものも感じはじめている時でした。「なんのために働くか」という問いが自分の中でどんどん大きくなっていて。気がついたのは、取材という立場ではなく、もっと経済の潮流の当事者として、ビジネスに携わりたいと考えるようになっていたことです。

ある時、色々な節目が重なって「今しかないな」とスタートアップへの転職を決めました。
小さい組織が大きくなっていく過程を一緒に体感しながら、より良い組織、事業を作りだすための必要なスキルを身につけたかったのです。できればシード、アーリー期のまだ小さな組織で働きたいと思って色々な企業を見ていました。

──PoliPoliを選んだ理由は何でしたか?
実はPoliPoliを知らなくて。選考を受けていた金融系のスタートアップからVC(ベンチャーキャピタル:投資会社)を紹介していただき、そのVCの方から話をいただいたのが出会いでした。

社名もでしたが(笑)、PoliPoliの事業内容は目からウロコでした。スタートアップに転職するためには、ある程度記者としてのキャリアはリセットしないといけないと思っていました。でもPoliPoliでなら、重ねてきた政策の取材経験や、人脈も活かせる可能性を感じました。しかもまだ30人ほどの組織で、オフィスが入っている建物もおしゃれだし「これだけ自分の希望が揃っていていいのかな」とワクワクして眠れませんでした。

PoliPoliが入るオフィスの共同スペース

──選考はいかがでしたか?
対面でのカジュアル面談と、オンラインでの面接がありました。働く上で大事にしている軸や、PoliPoliで実現したいことなど、自然体で色々な話ができました。「人生で最も大きな決断は何でしたか」と聞かれ、タジタジになったのを覚えています。

PoliPoliでの働き方

──大きな組織からの転職で、働く環境の違いはありましたか?
周りからもよく聞かれるのですが、意外と、心理的な衝撃は少なかったです。PoliPoli入社前はもっとカオスな場所を想像していたのですが、思っていた以上に社内制度、仕事の進め方やコミュニケーションが整っているなというのが正直な感想でした。

ただ、使うツールはがらりと変わりました。前職では電話とメールが主な連絡手段だったものがslackになり、ドキュメントの共有もnotionに変わり‥。特にこのnotionには苦戦したのですが、社内で「notion講座」をしてくれてサポートしていただきました。

──井出さんはお子さんもいらっしゃいますが、PoliPoliでの働き方はどうですか?
PRや渉外という仕事柄、対面で人とお会いする機会が多いので週に3、4回はオフィスに出社しています。でもリモートワークもできるので、子どもの体調不良などに柔軟に対応できます。平日はほぼ自分一人で家事や子どもの対応をしているので助かっています。ほかにも子育てしながら働いているメンバーが複数いて、理解のある職場だと実感していますし、そういう職場にしたいです。

ちなみにオフィスの出社頻度はメンバーや職種によってまちまちで、毎週金曜日は出社推奨日として顔を合わせる機会としています(※2024年4月時点。変更の可能性あり)。メンバー全員でその週の振り返りや、今後の方針を共有する時間があります。

社内の忘年会には子どもも一緒に参加して楽しそうでした。メンバーにもたくさん遊んでもらって「またポリポリ行きたい」と話していて、職場の話が一緒にできるのは貴重なことです。

忘年会(2023年12月)

──関連の社内制度もあるのでしょうか?
充実している方ではないかと思います。有給休暇や育休もありますし、珍しいなと思ったのは「BAE休暇」です。BAE(Before Anyone Else:誰よりも先に、愛しい人)を優先するために取得する休暇で、 有給休暇とは別で、年に5回取得することができます。

PoliPoliで実現したいこと

──井出さんがPoliPoliで実現したいことは何ですか?
2つあります。
1つは、組織・事業を大きく伸ばしていくこと。そのために必要な「1を100にする」スキルを身につけること。「良い組織とは」を考え、体現しながら仕事をしていきたいです。

与えられた働き方ではなく、この規模の会社だと自分たちでつくっていく楽しさと厳しさがあります。

もう1つは、「政策共創」の場所を広げること。
思いの根底にあるのが2020年に目の当たりにした新型コロナウイルス関連の政策です。当時、経済産業省の取材を担当していたのですが、大混乱の中で多くの政策が動きました。自分の取材力不足とともに「政府も頑張っているけれど、もっと国民の声を反映して別の形にできなかったのだろうか」というもどかしさも覚えました。

より多くの人で政策を話し、考え、政府や行政と連携できる機会が増えたら社会はより良い方向に動くのではないか。より幸せに暮らせるのではないか。色々と悩みながらも、こうした思いで今の仕事と向き合っています。

──渉外部署では今メンバーを募集中です。どんな方と一緒に働きたいですか?
社外、社内問わず、周りと真摯に向き合い、丁寧に対話ができる方。フットワークの軽さも必要かもしれません。「社会をよりよくするために何ができるか」を問い続け、様々な手段で検証しながら、多くの人を巻き込んで答えを導きだそうとする方とご一緒したいです。私もまだまだ道半ばなので、共に議論しながら良い結果を目指していきたいです。

政治家や省庁、有識者の方など、政策づくりの最前線にいらっしゃる方達と関わりながら仕事ができて、かつスタートアップの面白さと強みを兼ね備えているのはPoliPoliの渉外ならではだと思います!

PoliPoliでは一緒に挑戦する仲間を募集中です!

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