QOLアゲアゲ星人

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QOLアゲアゲ星人

全人類(主に自分)のQOL向上を願っています。文章を書いたりおうたを歌ったりお散歩をしたりします。好きな食べ物は果物と臓物!おうたのYouTubeはこちらhttps://m.youtube.com/watch?v=e0qOf0sO0XQ

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  • アゲ歌謡

    ウクレレ弾き語りシンガーソングライターごっこ。ヘタクソだけど私は楽しいから‥仕方ないね!

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プロ奢みたいなことしたい

だいぶ前にツイッターのスペースで人に「プロ奢」について教えてもらってて、「プロ奢は若い頃、世界を放浪してパスタを川の水に浸して食べていたらしい」と聞いて 「いいな!私男だったらプロ奢みたいなことしたかった!」 って言ったら 「プロ奢は女でもできるって言ってました」 と言われ、まぁ、女でもバックパッカーとかいるから私に勇気がないだけなのはわかってるけど、自分の生き死にだけ気にすればいい男と違って女には妊娠のリスクとかあるのに気軽なこと言うなぁ。仮に「ピルのめば妊娠しない

    • 母のオーブンでお菓子を焼く日曜日

       毎週じゃないけど日曜日の午後になると息子を連れて実家に帰る。マイ・ダディが息子に数学を教えてくれている間に、私はマミィご自慢のガスコンベクションオーブンでお菓子を焼くのだ。  今日はシフォンケーキを作ろうと思って、自分の家から冷凍した卵白とホイップクリームのスプレーを持ってきた。それ以外の材料、卵、薄力粉、砂糖、サラダ油は母のをわけてもらう。まず卵白を泡立てておいて、もう一つのボウルでそれ以外の材料を混ぜ合わせて卵白のボウルに流し込んでオーブンで30分。  オーブンが動

      • ジハイドロゲンモノオキサイド

         ぴちょん  耳元で、水がこぼれる音がして私は目を覚ましました。暗闇の中あたりを見回してみます。枕元にコップが転がって紅茶が床にこぼれて広がっているところを想像しましたが、そんなことはありませんでした。ということは、あのリアルな音は夢だったのかな。  そこまで考えて再び布団に潜り込むと、ひどく喉が渇いていることに気づきました。しぶしぶおきあがると台所に向かいます。コップになみなみと注いだ水道水はとてもおいしそう。私は喉を鳴らして飲み干しました。そして二杯目を半分まで飲んだ

        • エビチリのついでにかきたまスープを作るのだ

           エビチリのエビは油で炒めるより、片栗粉をまぶして茹でたほうがぷりぷりに仕上がるんやで。知ってた?  でもそうすると片栗粉でドロドロになったうっすらエビのにおいがするお湯が鍋に残るやん?それでスープを作る。  ウェイパーと醤油で味付けして、溶き卵をつーっと流し込んで、乾燥わかめか、そのへんの河原とかで取ってきたニラか根っこから再生させた豆苗でもいいから、なんか青いもんを入れる  ほら、海老風味のかきたまスープができた。普通のお湯にウェイパーと醤油入れただけより複雑な味が

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          5本

        記事

          幸せになるふしぎな言葉 〜なむみょうほうれんげきょう〜

          彼女との初めてのデートには古民家を改装したカジュアルフレンチを選んだ。 下駄屋だったというタイル張りの小さな店舗は、中に入ると一階と二階が吹き抜けになっている。もとの建材のシャビーさと陰影を活かして仕上げた内装。ドライフラワー、観葉植物、ビンテージ雑貨。スタッフは美男美女。寂れた商店街の中にあるから平日なら予約しなくても入れて、2000円でコーヒーとデザートつきのランチセットが食べられる。 窓辺の席に座って、淡い色のジャケットを脱いだ彼女は歳より幼く見える。栗色のセミロン

          幸せになるふしぎな言葉 〜なむみょうほうれんげきょう〜

          日雇い派遣の現実。そうか〜!なるほどね~!

           派遣バイト先はお菓子の箱詰め工場だった。お菓子工場ではなく菓子の箱詰め工場である。流れ作業だけどベルトコンベアはない。長机を並べてその上に白い布をひいてラインをつくってその上で、箱を組み立てたり、中敷きを入れたり、お菓子を詰めたり、お菓子の由来を書いた紙を入れたり、重さを測ったり、封印したりして製品を仕上げていく。私の使命はウサギ型のモナカをひたすら箱に並べること。  グ◯コや森◯のような大手だったらとっくに全工程機械化されてるんだろうけど、観光地の土産物屋で売ってるよう

          日雇い派遣の現実。そうか〜!なるほどね~!

          陰謀論を捨てよ、ピクニックに行こう

          「自由と民主主義」という言葉が空虚な鳴き声のように響いて、米国議会は拍手につつまれる。ネギをしょってきた鴨はスタンディグオベーションの「トモダチ」にむかって誇らしげに手を振る。 あの戦争が西側の有利で終わるのか東側の有利で終わるのかわからないけど、それによって各々の陣営の構成メンバーがありつける資源や市場の分け前が変わってくるだろう。 彼は決して馬鹿じゃない。立派な政治家だ。掛け金を突っ込み続けることに疲れはじめたジャイアンは微笑んで財布を差し出すスネ夫に「おーこころの友

          陰謀論を捨てよ、ピクニックに行こう

          アイデンティティとかないけど生きてる

           「これだからアカの子は」    小学生のころ、夏休みのたびに妹弟といっしょに祖父母の家に預けられていた。躾に厳しい祖父に「返事はハイ」っていわれて「子供だけのときはウンって言おう」って相談していたのがみつかってこっぴどく叱られた。そのあとで祖父が「これだからアカの子は」と吐き捨てるようにいって、祖母が「困ったもんやね」と頷いた。 アカが何を意味するのかは知らなかったけどお父さんとお母さんの悪口を言われたことはわかった。何でかわからないけど、とても悔しかったし、悲しかっ

          アイデンティティとかないけど生きてる

          みかんの皮をむくバイト

          わたしな、おとといみかんの皮をむくバイトにいってきてん。ともだちの撫子さんが 「年明けにみかんの皮をむくバイトがあるんだけど、アゲちゃんも一緒にいく?」 っていうから。お歳暮需要の宅配便バイトも落ち着いて年明けからなにしよかなと思てたから、渡りに舟っちゅうやつやなて 「ちょっと遠いから、私の車で一緒に行こう!8時にアゲちゃんの家に迎えにいくね」 ゆうてくれたし。 撫子さんええ人やろ。わたし撫子さん好きやねん。優しいし、きれいし、上品やし。表情がかわいらしいねんな。笑う

          みかんの皮をむくバイト

          連れションに行くな!

          いいですか息子よ。一緒にトイレに行くために友達を作ろうとしてはいけません。友達は君のアクセサリーではなく、ひとりひとり人格を持った人間です。自分はぼっちじゃないというアピールをするために人のたいせつな時間を奪ってはいけません。 ぼっちは恥ずべきことではありません。ぼっちであることは君の人間としての尊厳を1ミリも損なうことはありません。 もし君が孤独を感じていて、そして誰かに話しかける勇気がないのなら、本を開きなさい。インクの中から古今東西の人々が語りかけてくる声が聞こえる

          連れションに行くな!

          連れションに行け!

          いいですか息子よ。連れションには行っておきなさい。母も若いころは「幼稚園児じゃああるまいし、トイレぐらい一人で行けよ」と思っていましたし、実際そのようなことを言って嫌われたりもしました。 しかし息子よ。お前も母と同じで教室移動がよくわからなくて迷子になるクチですよね?「テスト範囲どこまで?課題あるの?やっべ写させてって気楽に聞ける友達は大切にしなさい。一匹狼ごっこはやめてトイレに付き合ってあげなさい」 同性であれ異性であれ誰かと行動を共にするときはもよおしてなくても同じタ

          連れションに行け!

          ハッピーライフ

          わがままに生きてみようと思った。「誰かのために」っていう欺瞞を捨てて、自分中心で生きてみようって。「人を助けようとするのは自分の苦しみから目を背けてるだけ」で「自己犠牲に酔ってる」だけだから、そんな気持ちで人に接するのは相手を馬鹿にしてる。自分を幸せにできない人間に他人を幸せにすることなんかできない。自分の気持ちに正直にならないと。じぶんをだいじにしないとって。 たとえば家族の好きなトンカツやオムライスばかりじゃなくて、自分が好きな物、でも家族が嫌いなマトンのカレー煮込みと

          ハッピーライフ

          すべての過ちの分岐たち

          青空に立ち上がっていく巨大なきのこ雲の下で、オレンジ色の光を見てすぐに爆風に吹き飛ばされたと祖父は言っていた。20歳になった祖父が徴兵を免れていたのは、造船所で働いていたからだった 祖父が作っていたのは軍艦ではなく商船だ。戦争には莫大な人的資源だけではなく大量の石油も必要だった。資源の乏しい日本は日中戦争継続のための石油を必要としていた。 当時最大の石油輸出国だったアメリカは、1941年8月1日、日本軍が南部仏領インドシナに進駐したことを受けた対日経済制裁の一環として日本

          すべての過ちの分岐たち

          メランコリリッククソ野郎

          世界ってのはあまりにも精密に作り込まれたグロいクソゲーだよな。焼畑農業みたいに遠くの国を燃やして経済をまわす人たち。「ひどい噂は聞いてたけど、自分のことに精一杯で」って見て見ぬふりして踊り続ける人たち。だけどじぶんだってインターネットで吠えるしかできなくて今日もなにかの死体を咀嚼して代謝してトイレに流して生き延びる。ログインボーナスなんてなくて殺し合って奪い合って騙しあって憎みあって会って逢って遭って有って。産んでほしいなんて言ってないとか着床しといて甘えたことぬかしてんじゃ

          メランコリリッククソ野郎

          文章ってどうやって書くんだっけ?

           文章の書き方を忘れてしまって、思い出すために久々にnoteを書いてる。構成とかオチとか考えてないから自分でもこの言葉の連なりがどこに向かって行くのかわからない。ので、別に読んでくれなくてもいいよ。それでも書くのはなぜかというと書くことを思い出したいから。  いつから書けなくなったかというと、北海道旅行でウポポイに行って感じたことを書こうとして、なんかうまくいかなくて投げ出しちゃってそれから書けなくなってしまった。あれは、なんかかっこよく書きたいっていう気持ちがあって、それ

          文章ってどうやって書くんだっけ?