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2024/05/03 BGM: Young Disciples - Apparently Nothin'

今日は遅番だった。いままでいったい何冊の本を読んできたんだろう、とふと考える。読書メーターというサイトをチェックしてここ9年間で1600冊本を読んだことを知る。でも、それでも読書への欲求・渇望はおさまらない。。たぶんこれも依存症の心理のなせる技なのだろうと思う。なんでこんなにも大量の本に触れないと気がすまないんだろう。読書量が人の価値を決めるなんて話、聞いたことがない(あるとしてもそれは単なるたわごとだろうとも思う)。ぼくはただの本棚の本に縛られた、奴隷のような人間なんだろうか。自分の頭で考えられない、主体性のない奴隷……。

依存心ゆえなんだろうか。いつも、読むものを求めてうろうろしている。スリルを与えてくれるものを探し、刺激を求めて。ナイスで、エロくもあって、美味しいもの。日記でも書いてきたが、何度言ったって言い過ぎではないと信じる。ぼくはただの弱っちい人間なのでそうした心のクスリ(もっと言えばドラッグというか麻薬)を求め、自分を解放したいと思ってしまうのだった。この競争社会・消費社会を生きなければならないマゾヒストだ。

今朝、自由時間にまた本を読んで暇をつぶそうとしてダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』を持参したのだけれど、読めなかった。理由はわからなかったのだけど、書けるのはなんだか不快感を感じて本を見たら途端に吐き気すら感じてしまったのだった。あきらめてしまうことになって……弱い人間だ。理性的なんかじゃない。ロジカルじゃなく、でたらめで弱っちい。

いま、なんだか心の中にとても大きなどんよりした感情があってなにもやる気にならず、したがって本も読めず気散じさえおぼつかない。表現としては不自然かなとも思うけれど、身体の中に、ある種の貝のように砂を飲み込んでいてそれが害を及ぼしているようだ。まず、吐き出したら身体が軽くなり楽になるかなと思う。だからこうして書いている。

また日曜日、こうした砂を吐くために友だちにお会いしてお話しできたらとお寺に行くことを考えている。もうおわかりのとおり……こんなでたらめな人間にすぎない。でも、友だちはフォローしてくれる。ほんとうにありがたい。

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