りえ

学習支援のボランティアに関するアレコレを書きます。あと、読んだ本のことなど。 最近泣い…

りえ

学習支援のボランティアに関するアレコレを書きます。あと、読んだ本のことなど。 最近泣いた歌詞は「水平線」

最近の記事

不調の素

 自分の至らなさに気づいて辛い出来事があり、生活に低調な波がずっと響いていて調子が悪い。  村上春樹が「人に傷つけられて辛い」という悩みに、「傷ついたことより自分が人を傷つけたことの方が長く尾を引くから、あなたが誰かを傷つけたのでなくてよかったね」というようなこと(十年以上前に読んだ私の記憶です、もっと繊細な言葉だったが思い出せない)を答えていて、まさにそれです。私の言動が人を傷つけてしまったことに気づき、あとから考えるとそれはあまりに無神経だったことが明白だが、やってみる

    • 【自分メモ】ボランティア後に振り返って、「ああ言えば良かった!」と思うことがあるが、数時間後に「ああ言えば良かった」と思うくらいのことは、その時も思いつけたはずで、何故その時思いつけなかったのかを思い出して分析することが大事。そこにあるのは失敗だけとは限らない。

      • 最近の出来事

        喫茶店で  喫茶店の4人掛けテーブルで一人で読書をしていた。二人連れのお客さんが入って来たので、そろそろ出ようと席を立ち、帰り支度をしかけたら、 「気を遣わなくて大丈夫ですよ、向こうのテーブルを片付けますので」 と店員さんが声を掛けてくれた。  お言葉に甘えてもうしばらく居ることにしたのだが、私はとても驚いていた。つい先ほど来店したというのなら分かるけれど、私はランチを食べ食後のコーヒーもすっかり飲み終えていたからである。それなのに、あんな風にわざわざ言葉を掛けてもらえると

        • 大人になる

           ヒットアンドブローというゲームを教えてもらった。  0~9の数字を一回ずつ使い、決めた桁数の数をオヤが作る。コはその数字を予想し、桁と数字が当たればヒット、数字が当たっても桁が違う場合はブローで、その数がそれぞれオヤから示される。コはヒットとブローの数から、オヤの作った数を当てるゲーム。    学習時間の合間に子どもと一緒に遊べるということで教えてもらったのだが、PCのプログラムで何度か遊んだところ、イヤな仕事の合間に脳を休めるのにちょうどよいことが分かった。このリラックス

        不調の素

        • 【自分メモ】ボランティア後に振り返って、「ああ言えば良かった!」と思うことがあるが、数時間後に「ああ言えば良かった」と思うくらいのことは、その時も思いつけたはずで、何故その時思いつけなかったのかを思い出して分析することが大事。そこにあるのは失敗だけとは限らない。

        • 最近の出来事

        • 大人になる

        マガジン

        • かんがえる・こうどうする・たのしむ カコタム
          234本
        • オンライン読書会の感想
          12本
        • カコメンオンライン読書会
          18本

        記事

          昨夜一緒にご飯を食べた方が「自分の時は仕方ないとあきらめられたが、年下の方が(同じように)困っているのを見ると黙っていられない」と憤っていた。この人好きだなと思った。なんとなく返答する幾つかの言葉が思い浮かんだが、言えなかった。なんとなく返答しなかったところが、自分の成長。

          昨夜一緒にご飯を食べた方が「自分の時は仕方ないとあきらめられたが、年下の方が(同じように)困っているのを見ると黙っていられない」と憤っていた。この人好きだなと思った。なんとなく返答する幾つかの言葉が思い浮かんだが、言えなかった。なんとなく返答しなかったところが、自分の成長。

          【読書会感想】本を紹介すること 女の子がいる場所は

           毎月楽しみにしている読書会があって、前回のテーマが「人に紹介されてよかった本」だったので、私は同じボランティアをしている方から紹介していただいた本を紹介した。私が読書会で紹介する本は、面白いことはもちろん、聞き手の興味関心にどんな引っ掛かりを提示出来るか考える。プレゼント選びと似ている。  ほかに参加されている方から、思春期に母が勧めてくれた本、読書会で出会った本、友人の読後の感想に興味を持って読んだ本、新聞の書評に目が留まって読んだ本など、いろいろな出会いのエピソードがあ

          【読書会感想】本を紹介すること 女の子がいる場所は

          悔しさ

           メンバーに質問している子どもを見ていると、自分が子どもの頃に、誰かに勉強を教えてもらいたかった気持ちを思い出すので、こういう場を大切にしたいと思うのと同時に、少し羨ましく思ったりもする。中高の頃は塾や予備校に通っていたり家庭教師がいる友達が羨ましくて、その頃の私のまだまだ狭い世界には、そういう子の方が多かった。  大学に行きたかったけど、周りに女性で大学に行っている人がいなくて、強く行きたいと主張することも出来なかった。結婚して息子と娘が生まれ、二人とも大学へ行かせてやる

          悔しさ

          この週末は、中学生の女の子に数学を教える機会が続いたのだけど、私が中学生に数学を教えることにとりわけ興味があるのは、その頃の自分が数学を教えて欲しいと思っていたからです。ここがわからないって言いたかったし、わからないところを教えて欲しかったから、今が楽しい。

          この週末は、中学生の女の子に数学を教える機会が続いたのだけど、私が中学生に数学を教えることにとりわけ興味があるのは、その頃の自分が数学を教えて欲しいと思っていたからです。ここがわからないって言いたかったし、わからないところを教えて欲しかったから、今が楽しい。

          一週間後には、もう会えない歳下の友達の誕生日が今年もやってくる。 この春も、Canvasが何度も頭の中で鳴っていた。 一緒の春に居たこと、私は忘れない。私を追い抜かしていった貴女の後ろ姿を今も追いかけている。

          一週間後には、もう会えない歳下の友達の誕生日が今年もやってくる。 この春も、Canvasが何度も頭の中で鳴っていた。 一緒の春に居たこと、私は忘れない。私を追い抜かしていった貴女の後ろ姿を今も追いかけている。

          【旅】東京 こんな旅をする日が来るとは思わなかった

           先月東京旅行をした。旅行に行く計画自体は半年以上前からあったのだが、あまり気がのらず、旅行先が東京となってからは増々気がのらず、チケットやホテルの手配も全てひと任せにしていた。  とはいえ旅行の日は来て、当日まで大まかなスポットしか決まってないし、細かな行程は何も決まっていなかった。空港の出発ロビーで決める予定でいたが、結局羽田空港に着いてもすべて案の段階で、何も決まっていなかった。羽田空港を出る電車に乗ってから、車内で私がその日のスケジュールを提案し、そうすることになっ

          【旅】東京 こんな旅をする日が来るとは思わなかった

          恵まれた状況

           私は、成人したら誰でも何かボランティア的活動を定期的にするのがよいと思っている。  ボランティア的活動というのは、生活の糧ではないけど消費ではない、世の中を良い方に動かす何かを想定している。自分の好きなことや住んでる場所で、単発でも継続でも何でもいいけど、できれば月イチくらいで出来るといいと思う。理由は、ボランティアは生活に程良い新風を吹き込んでくれるから。社会課題にも気づきやすくなり、市民の一員として生きていくこととも添いやすい。また、ボランティアの対象にも新風を吹き込む

          恵まれた状況

          子どもの勉強を見ているとき、同じような問題が解けるようになったら、次の、それより少し発展した問題に誘うのだけど、もっと慎重に考えたいなと思っている。一見解けるようになったように見える問題を、何遍も何遍も解くことが大切な場面がある気がしている。子どものペースを見誤らないように。

          子どもの勉強を見ているとき、同じような問題が解けるようになったら、次の、それより少し発展した問題に誘うのだけど、もっと慎重に考えたいなと思っている。一見解けるようになったように見える問題を、何遍も何遍も解くことが大切な場面がある気がしている。子どものペースを見誤らないように。

          ある日 森の中

           新年度を前に、年内にやりたいことを書く。  楽しいこと考えて気持ちを上げて、年度末&年度初めの雑務を耐え凌ぐぞー。  Kさんのライブが見たいので、ライブ情報を注視して1泊2日旅程を立てる。たぶん関東方面になるので、出来ればRちゃんにも会う。  もう3年くらいYさんのファンをしているので、著書にサインをいただくため(もちろんご講話も楽しみに)何らかのイベント等をねらって1泊2日ないし2泊3日旅程を立てる。たぶん関西方面になるので、出来ればKちゃんにも会う。  この二つの旅行

          ある日 森の中

          【本】イエスの学校時代

           『イエスの幼子時代』の続編。 J・M・クッツェー『イエスの学校時代』  エストレージャに着いたダビード、シモン、イネス、犬のボリバルは、農園に仕事を見つけ働きだす。物語は疾走していき、振り落とされないよう掴まっている気分になっていたけれど、面白くて手に力が入っていたので、それも楽しかった。前作と同じくらい可笑しく、そして哀しくて可哀そうで可愛い。  ダビードはダンスアカデミーに入学し7歳になる。イネスは天職を見つける。ボリバルは老成する。それぞれ変わっていくのだけれど、

          【本】イエスの学校時代

          会いたい人に会いに行く

           NHK「子ども科学電話相談」が好きで、家事をしながらよく聞いている。  どの先生も大好きなのだが、特に鳥の川上先生は著書も何冊か拝読している。最初に川上先生を知ったのは著書からなのだが、ラジオを聞いてからは、文章からも先生の声が聞こえてくるので、大変楽しく味わっている。  その川上先生が我がマチにいらっしゃるという情報を直前に入手し、予約不要に若干の心配(川上先生ファンで溢れかえってしまうのでは)をしつつドキドキしながら会場へ行ったら、人は大勢いたが、溢れかえるというほど

          会いたい人に会いに行く

          【本】イエスの幼子時代

           読書会で紹介してくださった方がいらっしゃったので読んだが、そうでなければ手に取ることはなかったと思う。ありがとう。面白くて一気読みでした。 J・M・クッツェー『イエスの幼子時代』 シモン:初老の男。ダビードと一緒にノビージャの町へ来る(そして出ていく) ダビード:5歳くらいの男の子。ノビージャに来る途中、大事な手紙を失くしてしまう イネス:アラサー女性。テニスをしていたら、ダビードの母になる アルバロ、エウヘニオ:シモンと同じく荷を担ぐ仕事仲間 フィデル:ダビートの親友

          【本】イエスの幼子時代