昨日は仕事で

取引先に足を運んだ

接待をしてくれた女性は

いつもとは違う方だった

まだお若く

一生懸命に語る姿

ややたどたどしいところはあるけれど

誠実な姿勢から

きっと新入社員なんだろうなと

そんな思いを胸に抱き

彼女の話に耳を傾けていた

私「お仕事お忙しいですか？」

女性「はい、すごく大変なんで...」

私「ストレスたまりますよね。」

女性「はい...しょっちゅう...」

私「まだお若いようですからあまり気を張らず、物事を真面目に捉えすぎずに、たまには適当に流しちゃいましょう」

そんなおせっかいなアドバイスを何気なくしたら、

女性「そんなこと言っていただいたら、涙が出そうになります...」

ほんのり涙ぐむ彼女であった....

ああ、余計なことを言ってしまったのか...

もしかして

彼女の心をえぐってしまったのか...

いずれにせよ、彼女の心が不安でいっぱいになっていることは容易に想像できた

その後は大きなプレゼンをこなし終わって

その場をあとにしようとしたとき

先ほどの女性が

私に話しかけてきた

女性「今日は足を運んでくださり、ありがとうございました」

私「あなたのおかげで、いいプレゼンができましたよ。こちらこそありがとうございました。お仕事、頑張りすぎないでね。」

女性「はい！あ、ありがとうございます！」

彼女の目から涙が....

びっくりしたが、そこにはあえて触れず、丁重に挨拶して取引先をあとにした

みんな大変なんだ…..

自分も含めて

みんな戦ってるんだ….

あの女性、頑張って欲しいなあ... 

そんな一日を過ごして帰宅した