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ポーカールームというメタバース空間 【#27】

じぇいそるさんの“漢気” 10/3(mon.)

最近、寝起きはレッドブルのブルーか、モンスターのゼロを注入している。

午前中に1時間だけポーカーのファーストセッションを打つ。首尾よくA,Aが入って、$200弱増やす。キャッシュアウトして、近辺に買い物へ出かける。

アメリカに居ると、そこかしこでJustin Bieberの“Stay”が流れている。無意識下でも聴きすぎて、脳内でずっとリフレインするようになってしまった。

スーパーで水とビール。スモークショップでタバコをワンカートン買う。カートンが楽々と$100を超えてきて、「俺はこの国ではやっていけないのかもしれない…」と切々と思ってしまった。

ホテルに戻り、YouTubeの撮影も兼ねて、ランチを摂る。ここのホテル、まずまずしっかりしたプールがあるのに一切人がいなくて良い。ちょっとした原稿作業も、ここで静かに行える。

寝不足を一切残さないため、ちょっとでも仮眠を取ると、ポーカーのプレーの質が段違いに良くなる。明らかに頭がパキッとクリアに働くから、微に入り細に入り、プリフロから危機察知を感じ取る嗅覚が働く。

午後のセカンドセッション開始後、テーブルには圧倒的なショートばかりだし、アクションも少なそうだし、「こりゃダメだ。すぐにテーブルチェンジだな」と思っていると、すぐにA,Aが入る。自分のオープンにカットオフから3-Bet。ザガンから4-Betを返すと、相手から至高のオールイン要求。J,Jに引かれることなく、いきなりダブルアップ。

おそらく、ここのカジノだけではないのだろうが、アメリカには上記のようにアメフトとポーカーが連動するプロモーションがある。リアルタイムのアメフトでフィールドゴールやタッチダウンが起きると、ぼくらがプレーしているテーブルにカジノ側からプロモーションとしてお金がぶち込まれるのだ。アクション誘発装置として発明すぎる。

それにしても、ハンド撮影していると、ストレスがかかって、いつも通りのプレーが阻害される。慣れの問題と分かりつつも、プレーがしにくいことこの上ない。

PM11前に切り上げて、部屋に帰還。10,10 << Q,3の謎のフリップで3のトリップスを作られて、減らしたものの、今日もプラスでフィニッシュ。バンクロールがギリギリなので、大きく勝てない代わりに分散を減らすプレーを心がけているため、この企画が始まってからまだ無敗。じぇいそるさんは自分よりも上のレートを打っているため、勝つも負けるも一撃が大きい。

うさぎと亀の寓話ではないが、最終的な結果がどうなるか、自分もプレイヤーでありながらワクワクしてきた。動画の一発目は、おそらく今週のどこか、あるいは来週の頭に出るのではないか。楽しみにしていただきたい。

ポーカー終了後は、ビールを飲みながら2時間ほどじぇいそるさん、コスさんと談笑。言語化するのは難しいのだけれど、一緒に過ごさせてもらって、じぇいそるさんから学ぶのは広義の漢気。大上段の生き様から、細かい所作や態度まで、ブレずに芯の通った漢気がみなぎっている。簡単に真似できるものではないが、見習っていきたい。

アメリカのローカルに巣食う、品性とモラルが全壊した白人のクソオヤジたち 10/4(tue.)

アメリカってほんと無駄にエナジードリンクの種類多いよなぁ…。しかし、このレッドブル・ストロベリーアプリコットもブルーベリーに負けず劣らず美味しかった。

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