長谷川リョー

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長谷川リョー

言語化や文章構成を支援する、モメンタム・ホースという会社を経営しています。本を書きながら世界中のポーカールームを巡っています。東大情報学環→リクルートHD→モメンタム・ホース創業→アフリカでポーカー生活→そして現在。

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本を書いたり、読んだり、思考を言語化します。たまに旅やポーカーの話をします(すべての過去記事が閲覧可能です)。

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  • 世界を相対化する技術

    世界中のポーカールームを巡る旅行記。週一回更新。日常が旅に、旅が日常の生活。見える景色、考えたこと、読んだ本、はたまた各国のポーカールームの様子や戦略について書いています。読者の皆さんと一緒に「世界を相対化する技術」を磨いていきたいです。 【イマココ】🇰🇭←🇰🇷←🇳🇮←🇨🇷←🇲🇽←🇺🇸←🇰🇪

  • 長谷川リョーのマンスリー読書

    月に一度、オススメ本をコメントつきで記録します。 読書の参考にぜひ。

  • 言葉を編んでいく感覚

    以前まで『言葉を手にしていく感覚』というブログを書いていました。 http://ryohsblogtakk.blogspot.jp/ それを引き継ぐ形で、今後はこちらに私的な文章を載せていこうと思います。

  • ライティング・ミレニアルズ

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    長谷川リョー、オバラミツフミ、梶川なつこ、小池真幸、井下田梓の5名からなるチームによる共同マガジンです。 特定のテーマについてリレー形式でnoteを更新していきます。(たまにゲスト寄稿者を呼ぶかも?) 今月のテーマは【チーム長谷川で働くということ】です! (毎週水曜日更新)

  • インド瞑想記(2013)

    2013年、就活もせずにインドへ瞑想の旅に出ました。 そのときにまとめた思索の記録です。

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世界を相対化する技術

世界は、人生は、「物語」に包み込まれている世界はひとつではない。 そもそも数えることさえできない。世界は「自意識」のなか、刻々と更新され続ける。自意識に揺さぶりをかけ、新しい「世界の見方」を教えてくれるのは「人・本・旅」だけだ。 恩師との出会い、初めて手にとった本(音楽でも映画でもいい)、初めて異国の地を踏んだときのことを思い出してほしい。「感動」の起点には必ず「人・本・旅」がある。 心が動くと、身体が動く。動くと世界が変わる。また新たな「感動」に出会うことができる。そ

    • 失敗からの起爆 【#85】

      ここ数日、じぇいそるさんとと過ごしていた。そんな折、だいぶ前にはなるけれど、一月に行われたASPT Koreaの様子がYouTubeでアップされた。自分はこのままの流れでカンボジア編にも出ていると思うので、ぜひじぇいそるchの登録を。 昨日、Macを買い替えた。Airのミッドナイトブラック。色がかっこいい。以前まで使っていたProは全く問題なく動くので、じぇいそるさんに寄贈。 Netflixで劇場で観ていなかった『すずめの戸締り』を鑑賞。歴史と文化こそが物語を下支えする強

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      • 瞬間の真実 【#84】

        周囲では会社を辞めて新しくポーカー専業になる人が増えているのと同時に、ポーカー専業を引退している人も多い。歴の長い人にそのことを指摘すると、「ちょうど入れ替わりの時期なのかもね」と達観した一言が返ってきた。 ポーカーに限らず、人はその時点でなんからの「専業」であることがほとんどだ。最近読んでいた本の中に「瞬間の真実」という素敵な言葉を見つけた。人生は短いし、長い。永遠の真実はない。その瞬間、他者が何を言おうが、自分にとっての真実を追い求めればいい。そんな気持ちにさせてくれ

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        • WPT Korea 済州島 一週間滞在録 【#83】

          原作は一巻目の半分ほどを読んだあたりで離脱していたのだが、Netflixで配信されたドラマ『三体』は一気見。オーディンエンスの反応待たずして、当初から複数シーズン制作が確定している気合いの入りよう。いわゆるエイリアン侵略ものとはストーリー設定の作り込みの質(そして映像表現)が段違いすぎて見応えすごい。こうなってくると『ゲーム・オブ・スローンズ』もまたイチから観返したくなる。 年末から今月にかけて、取り組んでいたナレッジワークのコンテンツ作成がひと段落。打ち合わせのため、銀

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        • 急遽、ASPT台湾に!

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        記事

          湯らっくす to らかんの湯 【#82】

          参戦するか迷っていたWPT Korea。3/29-4/3のスケジュールで参加することにした。おそらく済州島に行くのは初めてなので、ポーカー以外も楽しみたい。リクルート時代の同期が先乗りしているので、自分は後から合流する。WPTのプロモでリゾートホテルに安く泊まれるのもありがたい。 今週は週末、九州旅行に出かけるので、平日の間は新刊のブックライティングを重点的に。同姓同名・同い年・同じ土地出身の、さながらドッペルゲンガーみたいな編集者の方と不思議な本づくり。来週には自分の初

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          マネタイズできない初期衝動 【#81】

          週末は10時間づつ睡眠を貯める。元々予定があったけど先方がコロナに罹患したそうなので、読書と執筆をたっぷりと。エプソムソルトをぶちまけた浴槽で、身体を回復させる。 そういえばまだ観ていなかった『BLUE GIANT』の劇場版を観る。努力の宛先は狂気の先にしかないことを教えてくれる映画。音楽はもちろんのこと、アニメーションだから表現できる動的な描写に心が動く。 週明け。アラームをかけない生活をしているので、AM9:40に起きて焦る。急いで電車に乗り込み、AM10からのジムに

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          IN CONTROL 【#80】

          旅から逆算される記憶と贖罪『葬送のフリーレン』が良すぎる。なんで自分は旅に出ていないのか、出ていないでいられているのか、とドキッとする。百年、一千年という単位で寿命が違ったら?人との出会い、時間、記憶は確実に考え方、生き方に変化を及ぼす。後悔と贖罪は、信念や正義そのものを規定する。漫然と生きるよりも、自分で意味を見出すことで人生がドライブしていく。儚さと美しさはいつだってセットなのだ。 土曜日。差し迫ったタスクの類に解放されているので、読書から。『芸術起業論』に続けて『芸

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          IN CONTROL 【#80】

          自分が辿りつきたい宛先の設定 【#79】

          快楽と苦痛のホメオスタシス京都旅行から帰宅し、11時間くらい不乱に眠った。ときに睡眠から覚醒状態へ移行する束の間の半覚醒に、物語の種になるような、感覚的インスピレーションを持ってして起きることがある。 この感覚はすぐにノートに書きつけておかないと、数秒で蒸発してしまうので、慌てて携帯のメモアプリbearに殴る。かれこれ3年くらい書き溜めているので、それなりにネタ帳として膨らんできた。いつかその点と点がつながる瞬間を捕まえられれば、ある程度の形のていを成す日がやってくるかも

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          自分が辿りつきたい宛先の設定 【#79】

          三兄弟の包丁、京都の山奥へ 【#78】

          ジムでトレーニング。胸を中心に背中も。着実に持ち上げられる重量が上がってきた。当初は体重をKPIにしていたけど、そろそろ体脂肪率に切り替えても良いかも。あとは重量。体重・体脂肪率を減らしながら、重量を上げるのはなかなかにハード。筋肉量を上げつつ、脂肪を落とす。 ワークアウト後、プロテインスムージーをがぶ飲みして、TOHOシネマズ日比谷に直行。『夜明けのすべて』を観る。パニック障害とPMS。それぞれの病に立ち向かう若者二人が、小さな中小企業で出会う。弱さを曝け出す術がないま

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          三兄弟の包丁、京都の山奥へ 【#78】

          理性の解除と幼児性の解放 【#77】

          世界はオマージュの集合体ときに自分が遅筆なのか速筆なのか、自分でもよくわからなくなる。終日かけて、なんとか『designing』の初稿をまとめ切る。難産。ひとつの原稿と向き合いすぎると、その日のうちは論理の細かい瑕疵の探索が不能になる。少なくとも一日寝かせて、朝以降のフレッシュな眼と頭で対峙し直さなくては。 倒れ込んだベッドでアップされたばかりの宇多田ヒカルの新譜をかけて、野垂れる。 「三岳のソーダ割りで」みたいな自分の寝言で起きる。これが深層心理の欲なのだろうか。酒を

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          理性の解除と幼児性の解放 【#77】

          袋小路は次なる宇宙へつながるドア 【#76】

          天才の詩を口ずさみながら、エブリデイが取材目覚めてから読書。『鉄鼠の檻』を読み終えたので、そのまま誘われるように『魍魎の匣』を読む。舞台設定こそまるきり違えど、京極節は相変わらずであり、眼に力を入れて読み込んでいく。少女が主人公なのが意外であり、これもまた作家の懐の深さなのかと嘆息しつつ、そもそも京極夏彦を勧めてくれたGOの三浦さん、マガジンハウスの編集者の方が「今からゼロイチで京極夏彦を読めるなんて、羨ましい」と投げかけられた言葉の意味の一端が理解できた。 正午になり、

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          袋小路は次なる宇宙へつながるドア 【#76】

          雪降る東京で肌に感じる、相対性・平均性の引力 【#75】

          雪と剥がれる記憶AM7起床。ナレッジワークのコンテンツ作成を進めて、読書。2年に1回くらい伊坂幸太郎の文体を飲み込みたくなる。表現が難しいけど、自分にとってはポカリスエットのイオンウォーターみたいな味。特になにも考えずに『陽気なギャングが地球を回す』を手に取る。 自分が特に好きなのは伊坂幸太郎作品の登場人物たちによる会話文だ。ポップなウィットに富んでいる。以前「食べたくなる“言葉”」というnoteを書いたことがあるが、伊坂作品は飲みたくなる。 NP Publishing

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          雪降る東京で肌に感じる、相対性・平均性の引力 【#75】

          一回性と有限性の檻の外に身を置くこと 【#74】

          Back to Hectic&Ordinal仕事にこだわりはあるものの、いつだって明日辞めてもいいと思ってる。人生の一回性と有限性に対し、自分が対抗できる手段は身も心も常にフッ軽でいること。木と森。虫と鳥。そもそも、あらゆる全ての制約をいつでも外せること。意思は無限の可能性につながり、開かれていることを忘れたくない。 読み終えた鈴木おさむさんの新刊『仕事の辞め方』の中にあった言葉。人は前提、弱い。自分の意思だけですべてを決定して、突き進める人なんてほとんどいない。周囲の人

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          一回性と有限性の檻の外に身を置くこと 【#74】

          修羅・カンボジア アゲイン 【#73】

          クアラルンプール国際空港でトランジット。やっと見つけ出した喫煙所にはガラナの匂いが充満している。 カンボジアへ渡るのはちょうど去年の今頃ぶりだ。ウィルス性胃腸炎にかかり、サイドギャンブルのスポーツベットでもやられ、正直なところ散々な記憶しかない。 もうしばらくこの地を踏むことはないだろうとたかを括っていたものの、そのわずか一年後に訪れることになるとは。明日の未来はだれにもわからない。 DAY1: WPT Cambodia Championshipプノンペンに向かうフライ

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          修羅・カンボジア アゲイン 【#73】

          才能 VS 努力ではなく、「努力」そのものが「才能」 【#72】

          コテンラジオを聴きながら寝落ちする。AMには起きて、読書を小一時間。夏目漱石『明暗』をゆるゆる読み進める。文章の筋肉質と流麗さのバランスに息を飲む。 銀座のパーソナルへ。カンボジア渡航が迫るものの、行けるときに行っておく。前日の筋肉痛が取れていない下半身は避け、腕・肩周りを攻める。業界で飛ぶ鳥を落とす勢いの「全力ストレッチ」の話題で、懇意にしているトレーナーとひとしきり盛り上がる。今度、体験行ってみよう。 夕方の取材まで時間が空くので、整体に行くかサウナに行くか迷う。結局

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          才能 VS 努力ではなく、「努力」そのものが「才能」 【#72…

          熱を帯びた言葉は、精神の保温効果がある 【#71】

          見知らぬ誰かに、右半身を甘噛み、右掌をガチ噛みされる。いやーな、金縛りで目が覚める。 とにかく予定が詰まり過ぎてて、タスクを進める時間が取れないので、AM6に起きて、2-3時間の作業時間を捻出。集中力の質度を上げることくらいしか自力でできることがない。24時間だけは不動だから。取り掛かっていたジェネシア・ベンチャーズのコンテンツ発信ロードマップのたたきを完成させる。 午前中から終日行われる算命学の勉強会でGOオフィスへ。到着したのにオフィスには人の気配がない。まさかの月間

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          熱を帯びた言葉は、精神の保温効果がある 【#71】