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本業ポーカー/副業ライター、という外道 【#26】

ガツっと負けたら、「とりあえず寝る」以外に選択肢はない 9/26(mon.)

アメリカのローカルに行くと、女性のウェイトレスに”honey”とか”sweetie”とか”baby”とか呼ばれるよね。で、隣にいたお爺ちゃんが「もう俺は一生呼ばれんぞ」と笑いかけてきた。

三時間だけ仮眠をとり、ホテルの部屋からバトルフィールドへ繰り出す。ポーカールームまで歩いて1分ほどなので、本当に便利。まだ午前中だというのに、おじいちゃん達を中心に盛り上がりを見せている。早速着席して順調にスタックを増やしていたのに、マストムーブで移動させられる。ここからが地獄の始まりだった。

まずは、フロップで刺さったQ,Qが、リバーでK,Kに刺さり返される。直後に、同じ相手に痛いバッドビートを食らう。K,Jでフロップナッツフラッシュ。相手は色なしのQ,Q。ターンで7がペアる。ポットパンパンに打ってコールされて、リバーで落ちたのはまさかのQ。ランナーランナーにも程がある。フロップ時点での勝率考えたら激萎えもいいところ。立て続けに鬼の2アウツを同じ相手に食うと、さすがにティルト突入。まあ、この時点でサクッとプレー自体をやめてしまうべきだった。

このバッドビートから潮目が変わり、集中力も切れたミスプレーが続く。こうしたフィールドでブラフは禁物なのに、ことごとく全てキャッチされる。昨日築き上げた利益$1,000を溶かした時点で、引き際と考えて、ホテルの部屋で寝込む。規模は違えど、下記の記事で多聞さんがバカラで溶かして、「とりあえず寝た」といっていた感覚に死ぬほど共感した(笑)。

むしゃくしゃしながら、部屋でひたすら寿司の動画を観ていたら、腹が減ったので近くのスーパーに繰り出す。

ビールとつまみを大量に買い込んで、部屋に戻ると、一緒に遠征中のじぇいそるさんも静かにベッドに戻られていた。今後の動き方(身の振り方w)を二人で作戦会議する。まあポーカーに限らず、ダウンスイングはどうしたって人生にはつきものなわけで、俯瞰的に自分の置かれた状況を考えながら、とりあえずポジティブに前を向いていくしかない。

当初はカリフォルニアでサクッと軍資金を貯めて、そのままメキシコ旅行に旅立つ予定だったけれども、明らかに呪いから逃れられないので、「今じゃない」と判断して、明日からまだベガスに戻ることに。そこで改めて、今後の動き方を熟考したい。まあ一旦ベガスでゆるゆる過ごしつつ、ケニアに戻るのが有力な選択肢ではあると思う。

カリフォルニアの太陽と風が五臓六腑に染み渡る 9/27(tue.)

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