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責任の所在次第で手を差し伸べないのは、嫌 #1186

こんにちはー!
今日のnoteは「責任の所在次第で手を差し伸べないのは、嫌」というお話です。

自己責任だから救わなくていい

ジャーナリストが退避勧告の地域に行って拘束されるのは「自己責任」
成長しないのは努力しない部下の「自己責任」
頑張りもしないで生活が苦しいのは「自己責任」

僕はこの「自己責任」という言葉が嫌いです。
理由は2つあります。


情報量0だし、正当化しすぎ

僕が「自己責任」という言葉が嫌いな理由は、そこに何の情報もないからです。
誰の責任だろうと、そのジャーナリストは拘束されているし、生活が苦しい人は生活保護を受けているし、成長しない部下は成長しないままじゃないですか・・・?
助けなくていいんですか?手を取り合わなくていいんですか?

要は、その人たちと助け合うのか否かということへの答えが、「自己責任」だから助けないということであると言うことだと理解していますが、その方自身の責任だったら助けないけど、他の何かの責任だったら助けるのでしょうか?

僕にはこう聞こえます。
「その理由で困っているやつなんて嫌いだし、無能なうえに努力しないやつも嫌い。だから私は助けたくない。時間も労力も使いたくないし、税金も使ってほしくない。」
と。

・・・まぁ、そう言ってくれるならいっそ、気持ちいのですが、そんな話を「自己責任」というそれっぽい言葉で正当化しているように感じてしまい嫌いです。


おいおい、自責はどこいったんだよ?

1つ目の「自己責任」が嫌な理由も偏見が混じっていますが、2つ目の理由はもっと偏見ですw

「自己責任」論を展開する人ほど、普段は「自責で捉えることが大切!」とか他人に言ってくる(気がする)からです。(本当に偏見だ・・・w)

ほら、ジャーナリストが拘束されるような地域に行かなくて良いような世界のためにあなたは全力を尽くしましたか?
ほら!部下が成長したくなるような職場をあなたは作りましたか?
へい!生活保護を受ける人が減るような社会活動はしているのかい?

あなたの自責はどこへ行ってしまったの・・・?
身の回りで起こることは少なからず自分の責任もあるんじゃなかったです?

自責はどこに行った!?っていうのは嫌味すぎるかもしれませんが、急に本人の責任にするのやめましょうよ。「自己責任です」と言っているときのあなたが、100%他責です。その人の責任なんですもんね?

僕は、100%本人の責任と言い切れるようなこと、一つもないと思っています。
親ガチャはそれはそれで納得いかない表現ですが、この世に生まれて今までの人生はすべて「自己責任」だって言われたら、僕はめっちゃ凹みますけど・・・


特にマネージャーは言うな

この2つが「自己責任」という言葉が嫌いな理由なんですが、特にマネージャーは言ってはいけないと思います。
本当に。仕事サボりすぎだと思います。

もっと言えば、
「かくかくしかじか、自分ではこのメンバーは育成できないから他の部署で面倒見てください。」
っていうべきです。

こういうメンバーが出てくるのは仕方ないですが、こういうメンバーを大量に出すマネージャーは育成というものと向き合えていないと思いませんか?
そして、その言い訳として「自己責任」を持ち出して、自分の責任から逃れようとしているように見受けるからです。
もしマネージャー本人にそのつもりがなくても、やっていることはそういうことです。

自分の評価を下げないために、メンバーに「自己責任」を押し付けるのはやめましょう。
そもそも、そのチームで起こっていることの責任はあなたにあるのですから。

最後に

今日は「責任の所在次第で手を差し伸べないのは、嫌」というタイトルで、自己責任という言葉の嫌いな感情の正当化と漂う他責感が嫌というお話をしました。
雨が降っているのも自分のせいっていうほど自責になるのはおかしいですが、うっかり傘を忘れた人に傘を貸してあげるくらいの助け合いはあってもいいのではないでしょうか。
「うっかり傘を忘れるなんて、自己責任です!」って、なんか嫌じゃないですか?

では、また!




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