読書コラム「カエルの楽園」
こんにちは。今回は自分が読んだ本を皆さんにも紹介しようと思います。
そして記念すべき第一回目は百田尚樹氏の「カエルの楽園」について私自身の所感を述べたいと思います。
まずはじめに結論から言うと、「カエルの楽園」本当におすすめの本です!
ぜひ皆さんに読んでほしいです。
なんと百田さん自身が「これほどの手応えは【永遠のゼロ】【海賊と呼ばれた男】以来。これは私の最高傑作だ」という程です。
「カエルの楽園」は2016年に発行され20万部を突破した本です。
この本はカエルの物語でフィクションです・・・
しかし、この本は日本で起きている問題を顕著に表されています。
まず「カエルの楽園」のストーリーを簡単に紹介します。
凶悪なダルマガエルから逃げるために、生まれ育った国を後にしたアマガエルのソクラテス一行。
安住の地を求めて旅に出たソクラテス一行は平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着きます。
そしてそこには心優しいツチガエルたちが奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。
ある事件が起きるまでは・・・というような感じです笑
「カエルの楽園」についての所感
・憲法9条について
・大衆扇動の恐ろしさ
・外交(国防)の大切さ
偶然立ち寄った古本屋さんで買った小説がこんなに問題提起してくれるとは思いもしませんでした。
憲法9条
三戒の力があれば、敵は攻めてこない信じるカエルと三戒だけでは国を守ることができないと考えるソクラテス。ソクラテスの心情の変化が面白い。
日本国憲法には戦争放棄、戦力不保持、交戦権の否認など規定がされている。近年では集団的自衛権について議論の対象になることもあった。
上記について我々はしっかりと考え直すことが必要不可欠である。
また集団的自衛権について
日露戦争後の日米間の中国問題や満州の権益、第1次世界大戦中の日英の関係、現在の米軍基地などについて考えることができる。
大衆扇動の恐ろしさ
ナパージュ国での議会のシーンが特に印象に残った。議会で決議されたことを国民が武力でひっくり返るシーンである。
加えてデイブレイクという人気者の発言がすべて善となる周りの環境。
これらのシーンで私はフランス革命の共産革命での国民をイメージした。
また大衆扇動といえば、アドルフ・ヒトラーが有名である。現在でもメディアの偏った報道(テレビの権力)など我々は正しい情報を得ることの大切さを考えさせられる。
外交の大切さ
ナパージュの領地に侵入するウシガエルとの交渉、ナパージュ国を守っていたスチームボートとの協定など他の人種との共存をどうやって行くのか。その過程が非常に面白い。
日本の近隣諸国にはロシア、北朝鮮、韓国、中国などの国がある。その中でアメリカとの関係も(日本が実質の保護国化されている状況も加味し)再考しなければいけない
まとめ
今回は私が「カエルの楽園」を読んで感じたことを綴った。
最後に一つだけ
日本の問題を解決できるのは政治家だけではない。
我々国民一人一人が政治に参加し、国民の意思を示すことが、日本を豊かにする方法であると「カエルの楽園」を読んで思った。
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