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物乞いたちを見ていて思うこと その2

地味に続いています。

髪を染めたり、ネイルをするお金はあっても、
子どものミルクやおむつを買うお金はないのか?

と思うことがある、と書いたのですが。
実はそう簡単に考えられないということがあります。

例えば聞いた話ですが。
先住民たちは、差別があったりもともと生活が貧しかったりで
仕事を得ることが難しいことが多く、
政府から補助金をもらっていることがあります。

ですが、この補助金が子どもたちのおむつやミルクに回らず、
親のタバコやお酒、時にはドラッグを買うお金に
消えてしまうことがあるんだそう。

要は、自分たちの楽しみに使い、
子どもに必要なものは物乞いをして賄う
というケースが、珍しくはないのだとか。

髪を染めたりネイルしているお母さんが
物乞いをしている、ということも
そう考えると納得(したくはないけど)
いくかもしれません。

また、
物乞いの中には、小さな子供や赤ちゃんを連れている人が
多くいます。
ですが、この子どもや赤ちゃんは、実は
「レンタル」
であることがあるのだそう。

つまり、子どもがいたほうがお金をもらいやすいので
子どもを「借りて」
物乞いをするのだそう。
子どもの親も、それによる収入があるので
(いくらくらいかは、多分施しがどれくらいだったか
によるのだと思いますが)
子どもを物乞いたちに「貸す」のだそうです。

さすがにこれについて聞いたときは
耳を疑いました。
ですが、そういうことは本当にあるようです。

日本には、生活保護制度がありますが、
それも本来使われるべきではない人や用途に
使われているという問題がありますよね。
コロンビアも似ています。

日本で物乞いに会うことはほとんどありませんが、
コロンビアでは日常茶飯事。
考えさせられる機会が多くあります。


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