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物乞いたちを見て思うこと

先日、こんな記事を書きました。

幼子と一緒に家を出て、仕事がない、
という状況なのに
「タトゥーを入れたい」と言った
女性の話です。

一応ことわっておきますが、
「タトゥーを入れたい」と思うことを否定しているのではありません。
住むところ、食べることにも困っているのに、
タトゥーを入れることがそんなに優先度が高いのか、
ということが疑問なのです。

実はこういうふうに思うことって、
コロンビアでは結構あります。

お金のある人ほど子どもが少なく、
貧しい人ほど子だくさん
というのは、世界的にも一般的なことかと思います。
もちろん例外はあって、
私が日本で勤めていたとき、7人きょうだいの家族がいて
家はすごい豪邸だったらしいですが。

ここコロンビアも、
教育水準の高い人達、生活に余裕がある家庭ほど
きょうだいは少ないです。
コロンビアはカトリック教の国なので、
基本的に中絶はNG。
日本の感覚をそのままにしてこの話題について話すことは
良くないのですが、

お金がないなら、なぜ子どもをつくったの?

という疑問を持つことはとても多いです。
もちろん、子どもができたあとや生まれたあとに
急に貧しくなってしまったということもあり得ますが。


また、バスなどに乗っていると、
いわゆる物乞いのような人たちが乗ってきます。
子どもにやるミルクが買えない、おむつが買えないなど
と言って、施しを乞うのですが、
時々その人達、特に母親が
おっしゃれなネイルをしていたり、
きれいに髪を染めていたりするのです。

ん????

と思いませんか?
髪を染めるお金はあるのに、
赤ちゃんのミルクは買えない?

おかしいですよね。

実はこの問題、結構深いのです。

また続きます。

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