フォローしませんか?
シェア
悠冴紀/小説家・詩人
2021年3月21日 18:58
作:悠冴紀雪化粧を解いた あらわな大地氷を割りしだいた碧い大河深い眠りから今目が覚めた己の鼓動に耳を傾け内なる泉の脈を聞く銀盤の空を仰ぎ見て濃緑の翼を背中に開くほとばしる飛沫は何のためだったかようやく記憶が戻ってきた私はずいぶん長い間眠っていたらしい数多の偽装に覆われた大地からあるべき道が立ち現れる雪にうずもれ消えかけていた輪郭が突如として今 目の前