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悠冴紀/小説家・詩人
2021年8月4日 12:04
作:悠冴紀答えなどはじめからどこにも存在しない誰かの導き出した明確な答えは他の誰かにとっての問いとなる私にも誰にも答えようがないその時どきに見出す小刻みの持論ならすでに幾度となく言葉にしてきた年月を経てそれら全てが問いに帰するだから朽ちない循環により生を得る終局を迎え 落ちた木の葉は残像だけをおいて土にかえる土を踏みしめる誰かが樹を見上げるときそこに
2020年2月29日 08:38
作:悠冴紀雪を見るたび 私はいつも何故だか君を 思い出す君の喪失は受け入れない受け入れられるわけがないだがこの悲しみは引き受けるあえていつまでも悼み続ける忘れるつもりなど更々ない君との日々も その別離さえもたとえそれが楽な道でも私は決して忘れない君の記憶は心の宝悲しみの深さはその大きさの証失うに堪えない関係があること自体恵まれている証拠なのだと
2022年4月8日 19:24
作:悠冴紀その戦場を生き抜いて帰還した後君は友をなくすだろう命からがら逃げ帰ってきた後君は家族をなくすだろう何かを護ろうと戦って何より護りたかったものまで壊してしまう現状に気がつくとき君は自分の何かを置き忘れてきたことを知る鏡を覗くとそれまで相手にしたこともない最強の敵君のその混乱を見て逃げ出さない者はいないだろう生き抜くことだけを考えて生き抜くためだけに強
2021年6月3日 12:48
作:悠冴紀何人の人間が知っているだろう自由とは完全なる孤立誰にも何も求められなくなったあとの真の孤独を意味すると何人の人間が知っているだろう自由とは責任ある選択の連続誰の導きも 何の保障もない日々手探りの道なき道を意味すると自由を求めて闘うとき人は輝き 高められる自由を得て尚 生き続けるとき人は戸惑い 途方に暮れる得難いものを得た喜びに満たされ今後の期待に胸を