毎日note #07 バスタブに浮かべたコップの話 2024年5月7日付

Twitterで好きなことを書いてきて、それでは文字数が足りないからとブログを始め、さらにnoteに移って現在に至る川島ではあるけれど、SNSにどっぷり浸かりすぎるとどうしても視野が狭くなるなという、実に当たり前のことに改めて気づいた。

それは、上のツイートでも書いたとおり、齊藤京子卒コンにおける「語るなら未来を…」披露時のこと。
昔からカタミラ披露のたびによく言われていることではあるけれど、横浜スタジアムが本当に一瞬で緑のペンライトに染まったのを見たとき。

Twitterの中でだけ過ごしていると、Buddiesとおひさまは仲が悪い、なぜ欅坂の曲を今披露しなければならないんだ、等々の不満が流れてくることがある。

ネガティブな内容の投稿というのは、インパクトが強いので、目に留まる。次に現れるのは、そういった投稿を引用して反論するユーザー。それをすることで、さらに拡散が起きる。

ただそうなったとして、例えば1000RTだの、1万いいねだのがついたとして、ではなぜあのときカタミラで一瞬にして緑に染まったのか?
本当にそんな批判が多ければ、あの場所に集まった人の多くがそういう考え方なら。頑として緑を点灯などしなかったはずじゃないか、という話で。

それこそ、サイレントマジョリティーとは言い得て妙だ

確かに不満な部分も多少はあるだろう。全面的に支持している人がそんなに多いとは思っていない。でも趨勢で賛成の人というのは、わざわざそんな不満を口にしないのではないだろうか。だから結果としてサイレントになる。

逆に、不満タラタラの人は、どこかに捌け口を見出さなければ爆発してしまう。そういうことが話せる知人友人がいればそれでよし、もしそういう人がいなければ…結果SNSへ逃げ込むしかなくなってくる。

そしてその不満を垂れ流す。

そうすると結果としてSNS上には不満だけが次から次へと流れてくることになる。

さらにそれを見た人は、こんなに多くの人が批判しているのか、という「勘違い」を起こす。


だとしたら、
あの緑の景色はどう説明をつけるのか?

と聞きたくなる。


例え話として正しいかどうかはわからないけれど、それが「バスタブの中のコップ」ということなのだ。

1000RT10000いいねって大きな数字じゃないか、と思う人もいるかもしれないが、でもよく考えてほしい。

例えば坂道シリーズ各グループを推している人って、それぞれ10000人しかいないのか?

だったらどうやって櫻坂は東京ドームを埋めるんだ?
なぜ注釈付き指定席が発売されるほど、席が足りなくなってるんだ?

少なくとも、その数倍のBuddiesがドームへ集まることからして、SNSの影響力というのはそのレベルなのである。
問題は、それがとても大きな声だと勘違いしてしまう、こちら側にもあること。

Buddiesとおひさまでいがみ合っている連中は、いることはいる。でもそれも取るに足らない程度の数。
まして、コールの逆張りで、コール曲でもない曲でコールしよう!なんて言ってる意見なんて、ホント、細かい粒子の砂の一粒みたいな扱いでいいんだと思う。

それだったら、未だに影響力を誇示している週刊誌界隈の方が遥かに面倒だ。


そう思うと、かつて欅坂時代に、批判というか、考え方が凝り固まって攻撃的になっていた原理主義者のような連中、自分が何をしているかすらわからなくなっていたんじゃないかと思えるような連中ですら、その影響力は知れたものだった。騒ぎを大きくしたのは、反応した側だったかもしれない。

乃木坂も、櫻坂も、日向坂も、人気グループには間違いない。
メンバーもファンも、自信持っていい。
アイドルグループとしては、その先頭を走るグループであると。

客観的な視点を持つ、という意味で言うと、かつてのAKB48やモーニング娘。のような、いわゆる「国民的アイドルグループ」、つまり老若男女誰でも知っているという知名度があるかというと、そこまではいってない。乃木坂であってもそれは同じだ。

ただ、逆に言えばそこにまだ伸び代がある、ということでもある。



ヲタクは、とかく自分の思いどおりに、事を進ませたいきらいがある。
それがいかに独りよがりであろうとも、そのことに気づかない人もいる。
でも、そこまでいってしまうと、ヲタクどうのこうのと言うより、人としての器の話になってくる気もする。

その「対象」が好きなのではなく
その「対象」が好きな自分が好きなのではないかなと。

でも、それもこれも、やはり「コップの中」だけの話。
全体の方向性には影響はほぼない。


当然、逆張りの投稿を見ると気分も悪いだろう。
何か言いたくなるのもとてもよくわかる。

でも。

そのことにリプを送ったり、引用RTをしたりするだけで、拡散に手を貸すことになる、という現実問題は常に頭に置いておく必要がある。

まぁ、拡散されたとしても、コップから外に飛び出すことはほぼないけれど。


粛々と、ブロック。
もしくはミュート。



傷つかなくていいことで、傷つかなくていい

小林由依


noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。