紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が…

紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が好きになり いろんな自分や心について書いています。 見かけたら読んで頂けると幸いです。

マガジン

  • 大好きな絵・写真・音楽

    楽しくなったり、癒されたり、感動したり 良いなぁ〜と思った作品を マガジンへ収納しています。

  • 心に響いた投稿作品

    思わず「うん」と頷いてしまう 心に留まる文章や 笑ったり、泣いたりと 感慨深く思う作品を収納しています。

  • 学びの投稿作品

    学びとなった記事を収納しています。

最近の記事

題名 「夏越の月」

初夏に深みが増し この月を越えていく。 厚い雲に覆われた空と 時折訪れる梅雨寒へ そこに光が差す晴れ間は 夏日へ変わる晴天となる。 気まぐれな空色が しばらく続く中 雨音が聴こえる季節は 静かにやってくる。 田園で育つ水草が 伸びやかに育ち 見渡す木々たちは しなやかに揺れ 夏至へ向かう 穏やかなあぜ道は 楽しげな思いを この心に届ける。 水無月の空の下 夢物語を踏み締めて 今日も変わらず進みゆく。          紗羅 朝の散歩へ出かける時 上着を羽織っていきますが

    • 題名 「自分日記」

      始まりは いつだろうと 後ろを振り返る。 もう戻らない過去が 足跡と共に 記憶の中で広がっていく。 さまざまな思いを感じ その心に翻弄されながら 笑って泣いたあの日。 それは今も続いて 道半ばに立っている。 若き姿を思い出し 今日と重なる自分の姿に 時の流れをしみじみ思い 歳を重ねた証が 刻々と残されていく。 見えぬ心を覗けば 数ある傷痕があるだろう。 都度乗り越えて 癒した心の痕となり 今も忘れない 留まる自分の過去。 消えぬなら 時折傷みを感じても それで良いと 今の自分

      • 題名 「ひと夏の前」

        眩い日差しの中を 雲が遮りながら 初夏に辺りが包まれる。 ゆく季節を止めるように 今を感じろと 乾いた風に 湿る風を混じらせ 雨の気配を送り込む。 不安定を呼び 独特な空を運んだら 雨雲が辺り一面を覆い 肌へと触れる 雨が落ちる中 向こう側の空に 陽の光を垣間見る。 それは夏の予感を 心へ残しながら 今の短い時を 先に繋げていく 夏へと向かう架け橋。         紗羅 職場に着き 見上げた空は対極でした。 向かう空は 今にも雨が降りそうな 黒い雲が広がり 振り返る

        • 青ブラ文学部募集要項 | お題 :『帰りたい場所』

          山根さんの企画へ 参加をさせて頂きます。 自分にとって「帰りたい場所」 ひとつだけあります。 「帰りたい場所」 この自分の存在が すべての舵を取る。 変わりゆき 変えられぬ場へ 身を置きながら それを受け入れ 受け止めきれぬ 思いを抱えるように 重さを知り 軽さを促がす。 歳を重ねていく度 問う日々を追い 溢れていく思いは 進みゆく道と 堰き止める壁を 繰り返しながら 抑制された心が蠢く。 時は過ぎ去り 記憶の中へ留めた 数ある出来事を 塗り替えて 越えていき 自分の心

        題名 「夏越の月」

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        • 心に響いた投稿作品
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        • 学びの投稿作品
          53本

        記事

          題名 「ある日の夕暮れ」

          夕暮れ時を 1人歩く道  尊い日々を踏み締め 毎日を繰り返す。 さまざまな 出来事にすれ違い たくさんの人と行き交う かけがえのない時間。 朝日と共に始まり 昼下がりの下で小休止 夕暮れの場所まで 地へ足を着かせ この時を運ばせる。 辿り着くまでの 流れる時は いつも足早に 通り過ぎていく。 夕風に吹かれる 少し淋しげな心は オレンジ色に染まり 暖かな空間に包まれ この広い空を見上げたら 微笑みを返す。 また明日も この空の下へ訪れようと 願いを込めた。         紗

          題名 「ある日の夕暮れ」

          題名 「帰らぬ時」

          やって来る 今日と言う日は 見えぬ儚さに包まれ 何気なさの 気づかぬ日々は 当たり前ではないのに 毎日があると思う感覚。 昨日を終えて 今日を歩き 明日へと渡る。 1人を過ごし 誰かと過ごし 今置かれる場で この日常は動いていき その日しかない 今日が始まり 終わりを告げる。 あっという間の出来事に 過ぎた自分の姿と そこに居た誰かの姿は 振り返っても もうここには居ない。 帰りを待つ心は 二度と帰らぬ思いを胸に 時の波へ揺れながら 記憶へ残した面影を 決して忘れない。  

          題名 「帰らぬ時」

          題名 「雨時間」

          静かな時間の 始まりを告げる。 思いに浸り ただ見つめる空間は 心穏やかに 自身を洗い流して 新たな自分へと リセットをかけていく。 雨雲の不安な予感も 暗く淋しさが漂うこの時も それは生きる中で 織り込まれる人の証。 雨に打たれたままで 笑顔を見つけ 流す涙を拾い集める。 人として 抱く思いを胸に この姿を雨へ滲ませ 次の晴れ間が覗くまで 心底まで養い 触れていくように 自身の存在を満たしていく。          紗羅 冷たい雨が ずっと降っていましたが 今は小雨に

          題名 「雨時間」

          題名 「季節の道」

          見渡した先に いつも次の季節が待つ。 今は初夏の候が 辺りに広がり 夏への準備が始まる。 暑き日差しの下で まだ爽やかな風が吹く 心地良いひと時。 明くる日は 曇りの空に囲まれて 太陽の小休止。 肌への感触は 少しひんやりと 余寒を感じさせ 季節が揺らめいている。 巡りゆく日々の中 あと幾度 この季節に出会えるだろうと 心を遠くへ飛ばし 和むしばしの時。           紗羅 5月3日〜5日の3日間 快晴が続き 気温は高めで 暑さを感じました。 でも、5月の湿度は

          題名 「季節の道」

          題名 「心語り」

          いつだって積み重ね 言葉を並べる日々があり そこには思いが込められる。 パズルをばら撒き 乱れたままで あちこち拾い集める日常。 発した言葉を跳ね返し 受け止めながら 身体に巡らせ 自身と向き合う 難解の道をゆく。 そこには知らぬ心が眠り 呼び覚ますまでの 要する時間に 精神の呼吸と 感覚のバランスを取り 揺れている橋を 無の心で渡っていく。 辿り着く先は 地へ足を付き 触れていくことで 心がぴったりと収まり やっと笑顔を見つける。 ここからが始まりだ。          

          題名 「心語り」

          題名 「時が経つ場所」

          歩いていても 走り続けても 止まることがあり 振り返ると 見えない時の流れが すり抜けるように 通り過ぎていく。 忙しい場へ身を置き 緩やかな地を求め 人は漂うように 彷徨いながら 待つことの無い 時と交わり 1日が終わりゆく。 黄昏に紛れて 夕刻の風に吹かれながら 空を眺める家路の前で 時の速さを切に思う。 今日へ向かった 晴れやかな空色は 今宵へと向かい 深みが増す夜空に変わる。 始まりを告げ 終わりを迎えた 同じこの場所で 抱く思いに ふたつの空が重なり 時の中で生き抜

          題名 「時が経つ場所」

          題名 「親愛なる者」

          短い時の中で出会う 心思う人達へ ありがとうの一言を伝え ゆっくりと手を振り 笑顔で皆に一礼する。 思い浮かんだ 懐かしき人や 今携わる人 いろんな出会いが 横切るように 通り過ぎていき 思い出は座り そこから溢れ出る 涙が滲んでいく。 忙しい日々があり 時折自分を忘れ 何処かへ 置き去りになった時。 優しい声が心へ届き 温もりを感じたあの日。 淋しい風が吹く中で 光を照らした囁く声が 全身へ響いたあの時。 今もこの胸を打ち 記憶の中で生きる。 伝えきれぬ思いは 手放すことな

          題名 「親愛なる者」

          題名 「近く遠き未来」

          今日から明日へ渡る 近い未来は 見えているようで まだ見ぬ先が待っている。 扉は少しだけ開き 隙間から覗けるように 明日への道が 目の前に控えている じっと見ようとすれば 風が流れ込み 扉は閉まっていく。 遠い未来は さらに向こう側へ 手は届かずに 足も進めない 明日や明後日も 自分の行くべき処は 広くはあれど 自身と言う1本のレール。 目指す彼方は この身体が存在する限り 果てなく延び 続きを繰り返す 近くへ引き寄せ時を感じ 遠くを見据えて時を思う。 この阿吽の呼吸が 道を

          題名 「近く遠き未来」

          題名 「一度きりの日」

          毎日の出来事が過ぎ 今日と明日を繰り返し 過ぎ去る日々は 季節を巡るように 足早に変わりゆく。 現実の足跡をつけ 時には夢のように浮き 自分の存在が この地を生きる。 笑顔を見つけ喜びを知り 涙と出会い悲しみを知る。 溢れ出す感情は いつも側へ寄り添い 隣り合わせの中を 毎日めまぐるしく 駆けていきながら 自身を映す。 そこで生まれた 強さと弱さ 優しさと厳しさ すべてを取り巻く心が 小さな自分を 少しずつ大きくさせる。 一つ歳を重ねた今日は 苦楽を最期まで共にする 最愛であ

          題名 「一度きりの日」

          題名 「人である定め」

          人として生まれた時 暗闇の下から 儚さを身につけ 輝きを探すように 始まりの風が吹く 逆らうことは許されず たった一度の今を 日々歩み続け 何かを抱いても どうあがいても 自身が存在する限り 歳を重ね先をゆく 映る姿は少しずつ変わり 生きた証が残され 自分と向き合った時 その現実を認識する 瞳を閉じる その瞬間まで 変えられぬ定めを生き その場を掻い潜り 変えていける 意志を持ち合わせ 交互に折り重ねたら 安堵の暖かい光に包まれ そのまま眠りにつきたい          紗

          題名 「人である定め」

          題名 「初夏の夢」

          夏へと渡る隙間に 季節が漂い この空を 彷徨うように揺れ動く 春の香りが静かに消え 四季は風に運ばれ ゆっくりと移ろう 見つめる空に 夏を彩る星たちが控え 涼を感じる 初夏の夜は ほのかに香りを乗せて 瞳の中に魅せながら 夢へと続く メモリーラインが ページを刻む 時が止まるように それを追い越す夏の夜が すぐそこまで訪れる 熱視線へと変わるまで もう少しだけ このままで 余韻に浸っていよう          紗羅 疲れやストレスを 抱えたりして 無になって身体を癒そうと

          題名 「初夏の夢」

          あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」

          cofumiさんの企画に 参加をさせて頂きたいと思います。 cofumiさんは「恋愛詩」 さまざまな恋愛模様を描き いろんな心情を 言葉で紡いでいます。 自分も過去に 恋愛詩へ挑戦して 投稿をしましたが しっくりこなくて 難しい現実… 恋愛が持つ感性の 微妙な心情変化や とんとん拍子に切り替わる フットワークを書くのが 苦手なんだと… 撃沈したことがあります(笑) cofumiさんの文章には 恋や愛がたくさん詰まっていて いつでも、どこへでも 飛んでいくような

          あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」