見出し画像

ここではないどこかはタブレットの画面の先にある時代

noteを定期購読するということ

編集者であり文筆家の野本響子さんの「東南アジアここだけの話」と言うnoteを月額で購読しています。
マレーシア在住でお子さんが居られ、在宅仕事の効率化や世界の子育て事情、大人になってからの語学学習のお話が多く、いつも興味をそそられていたのですが。月額500円にしばらく悩み(せこい!!笑)、数ヶ月前に定期購読を申し込み毎日愛読しております。

そう!これ購読してから気がついたのですが、野本さんはほぼ必ず毎朝6時半くらいに一つの記事を更新して下さるのです。私も大体毎朝その時間くらいに起きるので、朝の子供の支度ができたら、夫が入れてくれたコーヒーを飲みながら今日のnoteを読みます。 
数分で読めるちょうどいい量なのですが、毎回「ほー、なるほど」と思わせて下さるものが何かしらあり、三文の徳感がすごいのです。
しかもやはりプロの編集さんなので文章が上手く読んでいてもやもやするところが全くなく、1日のスタートにぴったり。
マレーシアの今の状況のお話も多く、例えば今日はマレーシアにも第3波が来て行動制限令が敷かれ…と言うお話だったのですが、その話を家族にしていると自然に「インドもだよね。今の感染者、何万?ヨーロッパは何か対策してるんだっけ?」という話題に。 

目の前の締め切りや今日のご飯のあれこれを考えている生活がふっと世界に飛んで、少し浮遊するような感覚(話題は深刻ですが)。

世界はここだけじゃない

昨日読んだ光浦さんのインタビューを思い出しました。
隅から隅までしみじみ共感する真摯なお話なのですが、特にこの
“「世界はここだけじゃない」を知ったら、どれだけ強くなれるんだろう。“
49歳の光浦さんが言うからこそ重みがある言葉です。
私も若い頃日本の狭い世界しか知らなくて、息苦しい思いをしたことがあったので、子供にはいつも別の世界や価値観があると知ってほしいなと思って3歳くらいから海外の仕事にも連れて行くようにしていました。
このコロナ禍の中、なかなかそんなことは難しくなってしまったけれど、今は世界の扉はタブレットやスマホの小さな画面から広がっているのかも知れません。

そう言えば私も「学校しんどいなあ」と思いつつ、家に帰れば漫画や小説の中の世界に逃避していました。それが今は双方向的にコミュニケーションできるツールになっているんですもんね。(娘は今ゲームで世界各地の友達と対戦したり、オンラインで東京の先生からデッサンの授業を受けています。)

次のジャンプに向けて

とはいえ、くらもちふさこ先生の漫画で読んだロンドンのトラガルファー広場のざわめきそして空気感、そこで出会ったトラブルや友達はやはり現地に行かなければ得られなかったもの。
最近オンラインで会ってた友達と実際再会した時の感動と同じく、全く違うものなのですが。
今はまた気軽に海外に行ける時期が来るまで、毎日少しずつ“ここではないどこか“の情報や空気をタブレットの向こうから得ながら、次のジャンプへの力を貯めて行こうと思います。

(しかしこれだけ書くのも1時間近くかかってしまった!毎日更新するみなさんの胆力の素晴らしさよ…)

この記事が参加している募集

読書感想文

noteの書き方

ありがとうございます!お気持ちだけで❤︎