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やられたら、やり返す。倍返しでなくても。楽天が首位ソフトバンク相手に0-21の大敗。交流戦間近。課題を見極めて、早急な立て直しを
かつて俳優の堺雅人さん主演のドラマ「半沢直樹」が大ヒットした。主人公の決め台詞は「やられたら、やり返す。倍返しだ」。プロ野球の世界では、楽天が首位のソフトバンク相手に0-21と記録的な大敗を喫した。やられたら、42点取って倍返しは無理でも、やり返す必要はある。交流戦間近。チームの課題を見極めて、早急な立て直しが必要だ。 21日に福岡で行われた試合。楽天は先発のポンセ投手が大乱調。二回に5本のタイムリーを集められて、7点の大量失点を喫してしまった。 楽天は三回にさらに1点を
やんちゃ→研究熱心→配慮の人。「投げる伝道師」ダルビッシュ投手。日米200勝達成までの成長物語。技術的にも、精神的にも成長した軌跡は、若者たちへのエールとなる
「投げる伝道師」と呼びたくなる人だ。パドレスのダルビッシュ有投手(37)が日米200勝を達成した。自分のマスターした変化球を惜しみなく後輩たちに伝えていく姿は、高校時代の印象からは真逆のように思える。それはダルビッシュ投手が孤高なピッチャーから伝道師へと成長した軌跡と思われる。 19日(日本時間20日)に行われたブレーブス戦で、ダルビッシュ投手が7回無失点に抑えて、今季4勝目を手にした。日本で93勝、米国で107勝。日米通算200勝の快挙を達成した。 日米200勝は200
絶望するにはまだ早すぎる。西武が39試合目で自力優勝消滅。若手選手は活躍。エース高橋光成投手が勝ち出せば、一縷の望みはある
アメリカの作家レイモンド・チャンドラーの名作「長いお別れ」には「ギムレットにはまだ早すぎるね」という有名なセリフがある。私は西武の選手たちに、こう伝えたい。「絶望にするにはまだ早すぎるね」。今季39試合目で自力優勝の可能性が消滅した、しかし若手は着実に成長しており、エースの高橋光成投手が勝ち出せば、一縷の望みはあるはずだ。 18日にアウェーの福岡でのソフトバンク戦。西武は2-3と逆転負けを喫して、今季13勝26敗となり、借金は今季ワーストの13に膨らんだ。最下位の西武は首位
常識を疑えば活路は開ける。「イチローさん型」の広島・小園選手が4番打者で大活躍。本塁打ゼロでも、4番起用後の5勝すべてで決勝打。パワーがなくても4番は務まる!
常識を疑えば活路は開ける。広島の小園海斗選手(23)が4番打者に起用され大活躍を続けている。プレースタイルで言えば、走攻守三拍子そろった「イチローさん型」。パワーヒッターではないが、今月に入り4番を任されてから、5勝2敗。勝ち試合のすべてで決勝打を放っている。「4番は大砲」という常識を打ち破った広島の戦術が奏功している。 広島は貧打にあえいでいる。今季のセリーグで得点数は84、本塁打数は14といずれもリーグワーストだ。試合数が少ないこともあるが、それでも打てているとは言えな
しっくりいかないなら、何かを変える。しかも大胆に。阪神が「不動の4番」大山選手をスタメン落ちさせる荒療治。代役の原口選手が1本塁打4打点と大活躍で首位返り咲き
しっくりいかないと思う時がある。そんな時は何かを変える必要がある。阪神がびっくりする荒療治に出た。「不動の4番」大山悠輔選手をスタメン落ちさせる荒療治に打って出た。代わりに入った原口文仁選手が1本塁打4打点と大活躍。投打がかみ合った阪神が快勝して、首位に返り咲いた。しっくりいかなければ何かを変える。阪神の判断は吉と出た。 16日に名古屋で行われた中日戦。阪神のスタメンが発表された時に、ファンはびっくりしたはずだ。「不動の4番」ともいえる大山選手の名がどこにもなかったからだ。
「最近の若者は…」という言葉には、年配の嫉妬が含まれている。ヤクルトの若者2人が偉業。24歳村上選手が最年少の200号。25歳松本投手は初登板で初完封
「最近の若者は…」。年配からこの言葉が発せられるときに、上から目線で言われているように思えるが、実は嫉妬が含まれているのだ。ヤクルトの村上宗隆選手(24)が史上最年少で200号本塁打を放った。またルーキーの松本健吾投手(25)は初登板で初完封という離れ業を披露した。「最近の若者は…」圧倒的にすごいのだ。 15日に愛媛県松山市で行われた広島戦。ホームゲームとして戦ったヤクルト。若者のツバメ2戦士が投打で記録にも記憶にも残るスーパープレーを見せた。 ヤクルトが1点リードの八回
大物だって人の子。プレッシャーを感じるのだ。パドレスのダルビッシュ投手が日米通算200勝まで「あと一つ」。母の日にリーチ。「なるべく早く達成して気が楽になりたい」
大物といえども、人の子。プレッシャーを感じているのが伝わった。パドレスのダルビッシュ有投手(37)が母の日に今季3勝目を挙げ、日米通算200勝まで「あと一つ」とした。「なるべく早く達成して気が楽になりたい」という言葉に、プレッシャーがひしひしと伝わってくる。大記録にリーチをかけた。ここから一気につかみ取ってほしい。 12日(日本時間13日)に、ホームのサンディエゴで行われたドジャース戦。この日は「母の日」。選手や審判はピンク色の用具を身に着けた。ダルビッシュ投手もピンク色の
人生は何が起こるか分からない。だから、あきらめない。プロ野球は伏兵がサヨナラ打。大相撲は上位陣が総崩れ。競馬は14番人気がGⅠ初制覇。大歓声、座布団、涙の一日
5月のスポーツは荒れ模様だ。プロ野球では不調の伏兵がサヨナラ打。大相撲では1横綱4大関の上位陣が総崩れ。競馬の14番人気がGⅠレース初優勝。ドーム球場には大歓声が沸いた。国技館では座布団が飛んだ。競馬場では騎手の目に涙が浮かんだ。弱者が強者を食う。人生は何が起こるか分からない。だから、あきらめない。 プロ野球では、昨季パリーグ最下位の日本ハムが好調だ。昨季リーグ2位のロッテ相手に3連勝。12日の試合では逆転サヨナラ勝ちを収めた。 殊勲打を放ったのは不調に陥っていた23歳だ
どの道を選んでも人生に間違いはない。メジャーに向かわず、巨人に残留した菅野投手。プロ12年目で1500奪三振達成。ヤクルトの主砲村上選手から奪い「思い出に残る」
どの道を選んでも人生に間違いはない。そう思わせてくれる試合だった。メジャー挑戦か国内残留かで悩んだ時期もある巨人の菅野智之投手(34)。選んだ選択肢は、米国に向かわず、巨人残留。そして12年目の今季、1500奪三振をマークした。対戦相手は「日本の主砲」ともいえるヤクルトの村上宗隆選手(24)。記録にも記憶にも残る名勝負となった。 11日に神宮球場で行われた「東京ダービー」。巨人の先発には菅野投手が上がった。そして六回裏にヤクルトの村上選手と相対した。 記録のかかった者同士
弱者は粘って天下を取りに行く。2年連続最下位の日本ハム。ロッテ「完全試合男」朗希投手を待球策で攻略。六回に一挙5得点のビッグイニングで逆転勝ち
弱者は粘って天下を取りに行く。その意気込みが伝わってくる試合だった。2年連続最下位に終わっている日本ハム。ロッテの「完全試合男」佐々木朗希投手に相対した。日本ハム打線は粘って粘っての待球策を貫く。徐々に相手の体力を奪っていき、六回にビッグイニングを作って逆転勝ち。弱くても勝てます。そのためには、あきらめず粘ることが重要なのだ。 日本ハムは5年連続Bクラスに終わっている。しかも、ここ2シーズンは最下位止まり。今季の日本人平均年俸も12球団で最下位の3483万円。パリーグ首位を
野球の勝負は金次第なのか。平均年俸トップのソフトバンクがパリーグ首位を独走。一方で、2021年には年俸最下位チームがパリーグを制したことも
金持ちがますます豊かになる格差社会。プロ野球の勝負も金次第なのか。今季の平均年俸トップのソフトバンクがパリーグ首位を独走している。セリーグでも平均年俸3位の阪神がリーグ首位、年俸2位の巨人がリーグ2位で追いかけている。一方で2021年には12球団で平均年俸最下位だったチームがパリーグを制したこともある。これでこそ野球は面白い。 労組日本プロ野球選手会が、今季の日本人選手の平均年俸調査を行い、結果を発表した。これによると、球団別で平均年俸のトップはソフトバンクの6806万円だ
若者は苦しみを乗り越えるたびに強くなる。巨人の堀田投手が先発で642日ぶりの勝利。2019年のドラ1右腕。ひじや肩のけがを克服
若者は苦しみを乗り越えるたびに強くなる。そう思わせてくれる22歳右腕の好投だった。巨人の堀田賢慎投手が中日打線相手に6回途中まで無失点ピッチング。先発では642日ぶりの勝利を挙げた。2019年にドラフト1位で指名されたプロ5年目。右ひじや肩のけがを克服して、大きな1勝を手にした。 8日に名古屋で行われた中日戦。堀田投手が4月13日以来今季2度目の先発マウンドに上がった。背番号91の右腕は、初回に三者凡退に抑えると勢いに乗った。 五回に二死満塁のピンチを迎えても慌てない。2
粘り強く戦っていけば勝負強さが身に着く。ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ち。日本ハムとの首位攻防戦。延長十二回に代打の周東選手が決めた
粘り強く戦う。そうすれば勝負強さが身に着く。ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ちを手にした。日本ハムとの首位攻防戦は延長十二回までもつれた。最後は代打の周東佑京選手が犠牲フライを放って勝負あり。4年ぶりのパリーグ優勝へ粘り強く戦うことが必要だ。サヨナラ勝利は勢いを生む。タカが大空をさらに高く舞い始めた。 7日にホームの福岡で行われた日本ハムとの首位攻防戦。ソフトバンクの先発、有原航平投手は初回に1点を失ったものの、その後は相手打線に追加点を与えない。8回1失点とl好投した