せきせつお

心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌…

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心からの言葉「ココトバ」と、魂を込めて紡いだ31拍の短歌をお届けするココロニスト&短歌アーティストの 関 節夫ワールドへようこそ。短歌を武器にして、音楽、写真、イラストなどのコラボレーションによる癒しから元気の素を発信しています。

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  • こころの処方箋 ココトバブレンド

    【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ココトバブレンドのマガジンです。 心からの言葉、ココトバを紡いで、 皆様の心の機微に触れたら幸いです。

最近の記事

【こころの処方箋ココトバブレンド】■生きるのに貪欲なりて苦しけりすべてを無くして嬉しくなりぬ

【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■生きるのに貪欲なりて苦しけり すべてを無くして嬉しくなりぬ いまの時代、 モノが溢れすぎて 欲望が渦巻き それ故に息苦しくなってくる。 いっそ、 すべてを無くしてみれば 案外、身軽でこころが軽くなるので  はなかろうか・・・・・・・・・。 そんな生き方こそ、 嬉しくなってくるのでは・・・・・・・。 せき せつお

    • 【こころの処方箋ココトバブレンド】■身を削り働き終えて帰宅すれど妻子はそっぽオヤジの孤立

      【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■身を削り働き終えて帰宅すれど 妻子はそっぽオヤジの孤立 会社で身を粉にして働く サラリーマンのお父さん 唯一の安楽の場所は家庭で あったはずであった。 しかし、現代の家庭には お父さんたちの居場所が失われつつある。 子供たちが大きくなり、 それまで書斎していた部屋が、 子供部屋になり追い出され、 リビングに居れば妻や娘たちと 話題があわず会話から退けものにされ、 リビングにさえ居られないのが実情である。 いま、

      • 【こころの処方箋 ココトバブレンド】■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ

        【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ 自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ ★ あのときの  くるしみも あのときの かなしみも みんな  肥料になったんだな ★ そしてさ  土のなかの肥料はさ うつくしい花を   咲かせても けして    自慢はしないんだな ★  花を育てることと  子供を育てることは  似ているかも知れない 土のなかの  肥料のようにすれば 子供たちは  きれいな花を咲かすよ ★ お

        • 【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■寂しさに耐えられなくて母想ふ 紫陽花の露 赤き涙よ もうすぐ、梅雨の季節である。 梅雨の蒸し暑きなかで、 紫陽花の花を見ると一服の 清涼感を感じるものである。 この花は日本古来の花で、 中国に渡ってヨーロッパにも 流れていったもの。 紫陽花の花言葉は、  よく移り気などと云われるが、 本来の花言葉は、家族の結束や 強い女性の意があるのである。 紫陽花の花を見るとき、 わたしは亡き母を想い出し、偲ぶ。 幼いわた

        【こころの処方箋ココトバブレンド】■生きるのに貪欲なりて苦しけりすべてを無くして嬉しくなりぬ

        • 【こころの処方箋ココトバブレンド】■身を削り働き終えて帰宅すれど妻子はそっぽオヤジの孤立

        • 【こころの処方箋 ココトバブレンド】■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ

        • 【こころの処方箋ココトバブレンド】■寂しさに耐えられなくて母想ふ紫陽花の露 赤き涙よ

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        • こころの処方箋 ココトバブレンド
          46本

        記事

          【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち

          【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】 生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す  距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち ★ 動物も 植物も 生き物すべて 縄張りがあるもの   ★ その縄張りで 共存しあっている ★ にんげんも おなじなんだな にんげんも 生き物なんだから ★ 都会の 住宅の密集さ 朝の ぎゅう詰めの電車 ★  これでは 縄張りどころか  人と人の 距離が保てないよな ★ にんげんに 距離を保つ 縄張りがなくなったから ★ に

          【こころの処方箋・ココトバ・ブレンド】生き物には縄張りが必要です~♪ ■生き物は縄張り持ちて安定す 距離を保てぬ人間(ひと)の苛立ち

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■転ばない人生よりも転んでも起き上がりたる道は有り難き

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■転ばない人生よりも転んでも 起き上がりたる道は有り難き ★ じんせい 平坦な道より つまずいて転んでも また起き上がる じんせいの方がいいじゃない ★ 転んでも 転んでも 砂を噛んでも起き上がる そんなじんせいこそ 生きる甲斐があるものさ ★ 失敗を 線路から外れることを つまずくことを 恐れないで生きていこう ★ そんな道に ありがとうを云おうよ せき せつお

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■転ばない人生よりも転んでも起き上がりたる道は有り難き

          こころの処方箋【ココトバブレンド】~悲しみのランプ点す人~■心して悲しみのランプ点す人にただ寄り添いて立ち入るべからず

          こころの処方箋【ココトバブレンド】 ~悲しみのランプ点す人~ ■心して悲しみのランプ点す人に ただ寄り添いて立ち入るべからず 親を亡くした人がいる 子供を亡くした人がいる 恋人を亡くした人がいる 家を流された人がいる 家財を流された人がいる 金庫を流さされた人がいる 心まで流された人がいる 心だけは流されないで欲しい 悲しみに打ちひしがれた人の 心のなかに入ってはいけない そっと寄り添うだけでいい そっと頬をなでてあげるだけでいい そっと手を握って

          こころの処方箋【ココトバブレンド】~悲しみのランプ点す人~■心して悲しみのランプ点す人にただ寄り添いて立ち入るべからず

          こころの処方箋ココトバブレンド】■花よ降れ花よ降れと祈りをばさぶし心に美しき夢

          こころの処方箋ココトバブレンド】 ■花よ降れ花よ降れと祈りをば さぶし心に美しき夢 きのう 花よ降れ降れと 祈ったら 3月の朝 寂しいこころに 花がひらいた これは美しい夢だ せき せつお

          こころの処方箋ココトバブレンド】■花よ降れ花よ降れと祈りをばさぶし心に美しき夢

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■人生の恥が解かりし歳になりなおも生きるか黄昏の岸

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■人生の恥が解かりし歳になり なおも生きるか黄昏の岸 歳を重ねるほどに 人生の恥が解かってきました・・・。 しかし、 恥を晒しても生きてゆこう。 いや、 恥を晒しながら生きることこそ、 人生なんだと想ふ・・・。 あの哲学者が云ったように、 この時代を見るためにこそ、 生きてゆくのです。 せき せつお

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■人生の恥が解かりし歳になりなおも生きるか黄昏の岸

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■木々たちの萌え立つころに呼応してこころの傷も疼き始めむ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■木々たちの萌え立つころに呼応して こころの傷も疼き始めむ    ★ 爽やかな風が吹き 木々たちが 新緑をたなびかせる  ★ 自然界が 蠢き始めるころ  ★ それに合わせて にんげんの 身体も蠢き始める  ★ それは こころの傷さえ 疼き始めたりするもの  ★ この季節に 精神が不安定になるのも そんなことがあるから  ★ 季節が蠢めくとき 身体も蠢めくとき  ★ そんな時は 自然の流れに しばし

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■木々たちの萌え立つころに呼応してこころの傷も疼き始めむ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■突然の雨が降ろうが折り畳み傘を持たぬが俺の生き様よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■突然の雨が降ろうが折り畳み 傘を持たぬが俺の生き様よ ★ 傘がない と唄ったのは陽水 ★ わたくしは 折り畳み傘を持たないを 心情としている ★ あまりにも 用意周到された 人生ほど 味気なく詰まらないものはない   ★ 親が敷いたレールを走る そして愛のない 見合い結婚をする ★ デートの前に 最初の喫茶店はここ 食事はこのレストラン あげくの果てに ホテルまで予約しておいて 彼女に ノ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■突然の雨が降ろうが折り畳み傘を持たぬが俺の生き様よ

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■求め合い絡みあいても溶け合わぬ熟れた果実の酸味がはじける

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■求め合い絡みあいても溶け合わぬ 熟れた果実の酸味がはじける 男と女 おとことおんな どんなに激しく逢瀬を重ねても こころの底から契りを結べど お互いが溶け合うことがない だから 男と女 おとことおんな また 逢いたいと想うのであろうか・・・・・・・・・・・・・・・。 恋はかように辛くもあり 恋はことのほかやるせない されど、恋をやめる訳にいかない 人間の性(さが)・・・・・・・。 せき せつお

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■求め合い絡みあいても溶け合わぬ熟れた果実の酸味がはじける

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■華麗なるワルツのリズム寂しげに 流れる夜は夢路たどれず 春の宵にはワルツがよく似合う。 3拍子のリズムは人間の心の リズムにも調和して心地よい。 また、シュトラウスのワルツは春の典雅がある。 あの仮面舞踏会はドラマチックでもある。 ショパンのワルツは繊細そのもの。 さて、桜の宵も過ぎ去って、 今宵聴くワルツは、 こころもと寂しげで、 夢路がたどれない。 パティ・ペイジの テネシーワルツを聴きながら、 バーボンの

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■華麗なるワルツのリズム寂しげに流れる夜は夢路たどれず

          こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

          こころの処方箋【ココトバブレンド】 ~人生の途中下車~ ■時として旅程を逸(そ)れて途中下車 してみることも生きる潤い ★ ひとが敷いたレールを ひた走ることは しんどいもの ★ 旅のたのしみも 見知らぬ駅に途中下車して みると新しい発見があるもの ★ 人生もおなじ 時にはレールからそれて 道草してみることも だいじだとおもう ★ 人生の途中下車は あしたへの活力であり 人生の潤いなんだとおもう せき せつお

          こころの処方箋【ココトバブレンド】~人生の途中下車~■時として旅程を逸(そ)れて途中下車してみることも生きる潤い

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■我が寂野なぐさめたるは朱に染まる野いちごもぎてくちびる寄すとき

          【こころの処方箋ココトバブレンド】 ■我が寂野なぐさめたるは朱に染まる 野いちごもぎてくちびる寄すとき 春の夜に、 心に寂しさが侵食するとき どうしょうもなく落ち込むときがある。 みみずの鳴き声がジーンと耳に響きわたる寂寥。 嗚呼、あの人は、 野いちごのごとく熟して、 そっと、くちびるを寄せれば、 甘美な汁液がしたたり落ちる。 春の夜の夢。 若き日に聴いた サラボーンの「ラバーズ・ コンチェルト」に針を落とす・・・・。 せき せつお

          【こころの処方箋ココトバブレンド】■我が寂野なぐさめたるは朱に染まる野いちごもぎてくちびる寄すとき

          【こころの処方箋 ココトバブレンド】■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ

          【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ 自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ ★ あのときの  くるしみも あのときの かなしみも みんな  肥料になったんだな ★ そしてさ  土のなかの肥料はさ うつくしい花を   咲かせても けして    自慢はしないんだな ★  花を育てることと  子供を育てることは  似ているかも知れない 土のなかの  肥料のようにすれば 子供たちは  きれいな花を咲かすよ ★ お

          【こころの処方箋 ココトバブレンド】■この花を「俺が咲かせた」と語らぬ自己顕示せぬ肥料(こやし)にならふ